ちゃたろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ちゃたろう

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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.5

タイトル通りの恋に落ちたシェイクスピアのお話。
報われないと分かっていても、叶わぬと分かっていても人は愛には抗えない。世間を気にすることなく純粋に愛を求めることは素晴らしい。改めてそんな気持ちを思い出
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.1

人生を豊かに生きていくには、意外性が大切だ。例えば、今日は西部劇でも観ようかと思って観たら全く違う映画すぎて笑う。そんな感じだ。無知は時に素晴らしい出会いを生んでくれる。

アメリカンニューシネマの代
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.0

いい奴は馬鹿を見る…なんてことはないってことを、優しいだけじゃダメなの…なんてことはないってことを証明してくれるとても素敵な映画だった。俺も人に部屋を貸してみようかな…いや、暖かくなってからにしよう。

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

3.0

アップルファンとしては、最高の映画だ。彼の孤独と才能を見事に描き、今まさにアップルと共に生きている自分が誇らしく思えてくる。

映画ファンとしては、、、正直この映画がいいのか悪いのか判断がつかない。い
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

女の人が言う、男ってやっぱスーツだよねー!と言う意味が非常によく分かる映画だった。普段の自分を反省したくなる戒めのようなセクシーさ。あれは卑怯だぜ。

巴里のアメリカ人で観たような、昔懐かしい伝統的で
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

2.5

後ろ姿がとてつもなく良い女性を凄い距離追いかけて、ここまで追いかけたらどっちかに振り切ってくれ!と半ば面白半分で顔を覗き込んだらホントに普通だった。という感じ。
映画の結末をどう迎えるかってのは本当に
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6

終電まで飲んで、駅ついて鍵とパスモ無くしたことに気づいてタクシーで会社に戻ったけど、やはりない。そんな絶望の夜を満喫で過ごしていた時に観た映画。ディカプリオに、分かるよその気持ち。俺も同じくらい絶望し>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

ジェラートを食べながらローマを歩きたくなると世界中が今だに思っている伝説の映画。

王女が変装して庶民の暮らしを楽しむっていう本質的に王道なお話。素晴らしい。

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.7

知ってるようで知らなかった映画。ミュージカルだったのね。

とてつもなく下品なオードリーをとてつもなく上品なオードリーに仕立て上げるとてつもなくあざといシンデレラ映画。そりゃ恋してしまうわ。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.0

なーんにも感想のない映画。いい意味でこの言葉を使ったのは初めてだ。

春の風のように、風景画のように静かに時間が流れる。その空間は心地よく、少し眠くなる昼下がりのような映画だ。

何でこの映画を借りた
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ゾラの生涯(1937年製作の映画)

4.5

この時代にこんな超大作があったことに驚き、そしてこの映画に出会えたことに感謝したい。

ドラマ性、法廷シーンの迫力、登場人物の人間性、そして愛情が見事に描かれ、映画の面白い要素が全てが詰まっている。素
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恋の手ほどき(1958年製作の映画)

3.0

レスリーキャロンが素敵なミュージカル映画。

上流階級意識や、愛について、多少悶々とするものが残るがエンタメなんてそんなもんかなーとあまり気にしない方がいいのかね。

昔のスターの名前と顔を一致させる
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M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

4.0

映画にルールなんてない。そんな事を改めて教えてくれる巨匠ロバートアルトマンの名作。

前情報無しで見ることをオススメする。いつ戦争の悲惨さがわかるシーンが来るだろうと覚悟しながら待つといい。そのまま映
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.0

君がもしこの映画を、山上で子供達と楽しそうに歌うのんきな映画だと思っていて、さらに平日の寝る前に気軽に見ようと思うなら考えた方がいい。何故なら3時間あるからだ。ご丁寧にinterlude付きだ。おかげ>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.3

地味で静かで恐ろしいパンデミック映画。

前情報無く観ていて、やたら地味だけど凄い役者が揃った映画だなー。と観終わって監督の名前を見て納得。監督の求心力たるや。

紳士協定(1947年製作の映画)

4.0

その時代、ユダヤ人は差別されていた。ある記者が記事のためにユダヤ人になる。

重たい内容をラブロマンスを両立させ、説教くささを見事に消しつつ、皆に観てもらえる形に仕上げている。おかげで心から楽しめた。
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

2.0

ベネディクトカンバーバッチ、ティルダスウィントン、キウテルイジョフォー。素晴らしい役者が揃いも揃ったり。みんなマーベル映画に出たいのね。内容はともかく。
そのうちロバートデニーロやアルパチーノももヒー
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オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

4.0

映画のタイトルは、見ないうちはただの「記号」だ。しかし、作品を見ればその意味が初めて分かってくる。
オールザキングスメン。全ては王の民。その民の人生が王によって翻弄されていく。

映画は時代と共に変わ
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.0

巴里のアメリカ人が恋に落ちて踊って歌いまくる映画。ただ、それだけ。

映画博物館で映画の歴史の一幕を見た感じだ。ジーンケリーの偉大な功績を勉強させていただきました。

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

4.1

ミスデイジーとその運転手のホークの心温まるお話。

昔の名作を観る度に、何でもっと早く出会わなかったんだろう、何で早く観なかったんだろうと後悔する。もしこの映画を観ていたら人生が変わったかもだとか、そ
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.6

「彼らは私をミスター・ティップスと呼ぶ!!」

人種差別が色濃く残る南部の街で殺人事件が起きる。そこへ一人の黒人刑事が偶然街におり立つ。

イケメン過ぎるシドニーポワチエのための映画。人種差別と殺人事
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.0

殺人の演技。タイトルそのままにインドネシアにおける共産主義虐殺の過去を加害者に演じさせる。時間とともに自分の行為が何だったのかを考えさせる実験的な映画。

俺はあんなに真に迫った嗚咽を見たことがない。

あるいは裏切りという名の犬(2004年製作の映画)

3.8

淡々と静かに流れるように進む物語。しかしその実、愛と欲望、憎しみと復讐、そして正義が残酷に渦巻く。
現代のフィルムノワールを感じる秀作。

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.3

過去の罪を自ら振り返り、表にさらけ出す。これを懺悔と言うのではないだろうか。

この手の映画は作り手の立場や重きをおくポイントによって怒る人が変わってくる。作り手にとって非常に難しいテーマだと思う。誰
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.2

大昔に観た映画の結末なんて大抵忘れてしまう。
悔しいけれど人間は忘れていく生き物だ。歳を重ねるごとにそれは顕著になってくる。忘却と老い、映画から学べることの一つだ。

一ついい点を挙げるなら、同じ映画
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

やっぱり踊るのかな…あれ、珍しい踊らないな…
お、踊るかな?…あれ、踊らないか…。ん?おど…ら…ない…?…やっぱ踊ったー!!!

気持ちのいい、素晴らしい映画。
映画のメッセージはその時代の裏腹を描く
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

5.0

日常で使いたいセリフナンバーワン、
「ニューヨークは雨だってさ」
車から外を物憂げに眺めながら呟けば、何となく良い感じになれること間違い無し。

自慢したい知り合いナンバーワン、
「カイザーソゼ」
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

世界一クールな映画。それがパルプフィクション。映画に意味なんて求めてはいけない。ただただオシャレでかっこいい。それを楽しめばそれでいいのだ。

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.9

この兄弟映画に出てくるジョージクルーニーが好き。ビンタで目が醒めるシーンは素晴らしい。見事に観客がしたかったことをしてくれた。そして素直に目が醒める彼も笑える。

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

2.8

タイトルはオーガストラッシュでよくね?と思ってしまう作品。凡すぎるタイトルで見逃してしまう映画だ。
でもまあ確かに奇跡だよね、全てが。突っ込みどころが多すぎて追いつかないけど、心温まるストーリーにごま
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.0

笑えるようで笑えない、いないようでいる、なさそうで大いにありそうなSF映画。
人に近づくAIが愛を学ぼうとするのはごく自然であり、その調査対象が人である事は妥当である。
本物の愛か、それに似た形をした
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

3.3

ブラックユーモア溢れるコメディ映画。
警鐘を鳴らしてるんだか、反抗してるんだか、こんなもんだと諦めてるんだか分からないお話。

こういう皮肉な映画を作る人達がいるということ自体が大切だという映画。
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

5.0

この映画のレビューを書けることを誇りに思う。
何故なら映画を愛した俺の原点だからだ。

これほど完璧な映画はいまだに見つからない。完璧なストーリー、独特な世界観、親子愛、絶望的な敵、最高のヒーロー。ど
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

3.0

この若いのがフランクシナトラか!俺がいつもカラオケで歌うマイウェイの人か!と思った映画。