みづきさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

4.0

蜷川さんの写真の作風が好みじゃないので、まあ観ることはないだろうなと思っていた映画。
な、の、に!
え⁉︎私、観れてる⁉︎観ていられる!って感じでした。いやー、意外に良かったです。
まずリリコ様とエリ
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消された女(2016年製作の映画)

2.8

現実と嘘が混じってる系は途中からいつも話が分からなくなる。
ラストのオチはいろんな映画でこういうのよく観るよなーって感じ。
韓国の作品っていつも役者さんの鼻筋や目元などが気になってしまい集中できないん
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.8

ユンケルの1番高いやつ飲んでスズメバチに刺されるような刺激がきます!男だとか女だとかウダウダ言ってんじゃねー‼︎って世の中に言いたくなります。でももう2度と観ないかな😂
本編よりもエンドロールに持って
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

2.5

スーパーキッズたちのガチンコファイトクラブを観ました。マンガっぽくて残念ながら私の好き系ではなかった!アクションの独特の動きもイマイチな加工だなあとしか思えなかった。
役名に英語を話す怪人ってあるけど
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.6

女優さんがあまり好みでなかった。演技が硬いし、雰囲気が年下みたいで役の設定に説得力が欠ける。
こういう作品って自分の世代で観た作品が1番になるからね、今の世代にはグッとくるんだろうな。私なんかの世代だ
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

3.0

アンソニー・ホプキンズがこんな映画で神父役?と思って観てたら、昔レクター博士で取った杵柄的なことかと納得。
部屋中にカエルばら撒いてみたり、お前ら好きあってんだろ〜?みたいな悪魔の嫌がらせが子供かよと
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昼顔(2017年製作の映画)

3.7

ドラマ観てない私は上戸彩の前科者みたいな暮らしぶりに一体ドラマではどんなことが起きていたのだろうと心配になった。
その後、さて、私は一体なにを観ているのだ?と思いはじめた所にドッカーン!となって結構切
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Guava Island(2019年製作の映画)

3.0

アメリカは概念だっていう言葉を聞いただけでも観た甲斐がありました。そうか、アメリカは概念だったのか、なるほど。
終始お店のカルディみたいな雰囲気なんだけども、邦画によくある静けさや隙間を随所に感じるん
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

-

エル・ファニングだから耐えられた…といっても気分が悪くなってしまいラスト寸前でリタイア。パンクスとサイバーのミスマッチ感がハンパなくて気持ちが悪い。
ニコール・キッドマンはこんな作品にも出るんですねっ
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5

女3世代で立ち向かうのがカッコよくて好きだなあ。あんなに母親のスパルタ教育を恨んでいた娘がしっかり銃をぶっ放しているのは最高の親孝行でしょう。しかし床が薄すぎ問題。
こういう映画に出てくる医者は対象に
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MAMA(2013年製作の映画)

3.4

MAMAの造形にティム・バートン味があって、それがこの作品に更にダークファンタジーぽさを醸し出させているような。
オープニングの子供達の絵が完全にネタバレです。
生きているアナベルには体温があって、そ
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

久々に怖いって感覚がしっかり味わえた映画でした。良い意味での期待はずれ。
恐怖の対象のあやふやさ、空間の閉鎖感や暗さ。その中で響き渡る音!怖いしかない!
演出がJホラー感満載で、話も過去の念を引きずる
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

マフィア映画の顔したグルメ映画ではないですか!ワタクシは今イタリア風ミートボールが食べたくてたまりません!

それはさておき、ヘンリーは薬やる前からずっーと顔色悪いのなんで。
バーカウンターでスーツ姿
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

よかった〜。
三島が学生達に偉そうに教鞭たれるのかと思いきや、なんなんですかあの素直さは。
「うんうん、そうだよ」なんて。
内田樹先生のおっしゃることに完全に同意なんですが、三島には学生を論破してやろ
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パターソン(2016年製作の映画)

2.0

主人公の表情が常に不穏で、いつホラー的展開になるのだろうかとハラハラ(なるわけない)。
私にはどうもパターソンが日常に満足しているようには見えなくて…あのぶっ飛んだ奥さんを本当に愛せているのだろうかな
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.3

神話が元になってる時点で、深いところまで理解できる気がもう全くしない。
あの少年はデスノートでも手に入れたのか?もうなんなんコイツって感じでした。
肝心なところが謎のまま、登場人物もみんな不気味なまま
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

A24らしい新感覚の映画という感じ。
波のような色彩、映像、音響。画面サイズも変わったり。携帯でいろんな映像加工ができる時代ならではの感覚だよなと思った。
大事な事はメッセージでやりとりするため台詞の
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.7

全体的に淡いトーンがステキな映画でした。黄色がすごく効いてて、カラーコーデが本当に素晴らしい。みんなの着てる服も何色かよく分からない色ばかりで、これは計算されつくしてるなあと感心。
そしてエル・ファニ
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世界を変えたテレビゲーム戦争(2019年製作の映画)

3.3

マリオはアメリカ人が名付け親だなんて知らなかった!
確かに長男ニンテンドー、ちょいヤンチャな次男SEGA。で、末っ子感溢れるプレステ。その3人にアタリというお父さんがいたとは。色々と勉強になりました。
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

4.6

めっちゃ面白かった!
みんな少しずつ間抜けで、でも憎めない。年代的にホームアローン辺りの映画ならではのあったかさが心地よい。
オチを突き詰めない緩さとかもよい。
ショーン・ペンのスピーチはなんかラッパ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

2.6

ずっと長めのコント観てるみたいで辛かった。みんな芸人みたいな台詞+言い方で「俺らおもろい芝居してまっせ」感が過ぎる。まあ舞台系だろうなと思っていたらやはり。
でも主人公と床屋のお姉さん2人だけの時の演
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.5

原作は現実と混乱する書き方をしていて「この本こそ残穢じゃないか!」と本気で陰鬱でしたが、それが映像になることで二次創作物となりその恐怖は完全に失われてます。ホラーにCGはほんとやめた方がいい。サロンパ>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

前作は役所さんが全部持っていってしまいましたが、今回は彼がいない分色んなキャラが立つわ立つわで面白かった。
その代わり今作には、私達も日岡と共に役所さんの孤狼っぷりを呆然と見守るしかないという絶望感が
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(1985年製作の映画)

3.0

赤色の旗がヌッと現れた時の恐怖と美しさ。のぼり旗がこんなにも美しいものとは。あと、野村萬斎の立ち姿が神がかっておりまして、あれがラストシーンなら最高だったのに。
作品を通して色が印象的に使われてますが
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めかくれ(2019年製作の映画)

3.1

絵本作家の田島征三さんを思わせるタッチの絵で、それがまさに日本の土着的な粘度で画面全体を埋め尽くしていて、そういや昔の絵本って子供向けにしてはかなり暗い絵風のものが多かったし、この作品にはそういった絵>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.6

最近タランティーノ監督のwikiを読み、無性に観たくなったこの作品。ご親切にもDVDにあった相関図をスマホで撮り、その写真片手に何とか話についていけました😅意外と広島弁が聞き取れたのは私が土佐弁育ちだ>>続きを読む

小さいおうち(2013年製作の映画)

4.0

あの屋根窓はきっと時子さんの心の窓ですよね。嵐の来訪と共にバタバタと騒ぎ始め、やっと閉じたと思いきや今度は正面玄関がバタバタと。そしてそれを閉じて回る板倉さん。でもやっぱり最後、時子さんがバーン!と全>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.1

当たり前だけど暴力シーンが漫画よりもキツくて辛かった…。漫画で読めてた事が実写になるとマイキー達も酷いことしてるなと現実的に受け止めてしまう自分が邪魔でした。
ぶっ飛んでるキャラが出てこないまま終わっ
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トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

4.0

寺田さんという方の目線で描かれているため寺田さん風味のトキワ荘なのかな。その寺田さんが、私も含め誰もが知る漫画家ではないっていうのがミソですよね。
昭和の丁寧な暮らしというかまるでモノクロ映画のような
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.1

なんとまあパプリカの軽やかでたくましく楽しげなこと!ほんと観てよかった!
今敏作品のパーフェクト・ブルーを観た直後で、この作品はちょっとキツい描写が多かったのでパプリカもそんなんだったら嫌だなぁと思っ
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

タイトルからしてB級な印象でしかなかったけど、皆さんのレビューが高評価だったので鑑賞。
アメリカのホラーにしてはちゃんと怖い。やたら家が広いっていうのも怖さを煽る。でも意外にあっさり終わる。2組の夫婦
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.8

虚構と現実の混乱を描いた映画は数あれど、この映画に描かれる虚構は「アイドル、女優、ネット」の3点セットで、更に映画の中で虚構の話が演じられるという複雑さ。虚構in虚構×鏡=混乱しかない。

インターネ
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タンポポ(1985年製作の映画)

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全てに伊丹十三のドヤさ感が透けて見えて辛かった。
これを面白いと思えない自分が間違えてるんだ。きっとそうだ。と皆さんのレビューを読み自分の感性の無さに落ち込む。

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.9

三谷作品には苦手意識があるので恐る恐る観初め、ああ〜やっぱ肌に合わないかも〜と思いつつも観ていると、これが面白かったんですよ!特に背景に映り込むターンの役者達がかなりいい演技するんですよね。またドタバ>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.0

サイコパスを探し出して逮捕するという「フィクションのエンタメ作品」だと期待して観ると、ひたすら警察のグダグダや悪態に付き合わされて嫌になります。
が、この監督がこれで終わるわけがない。この映画の元にな
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

ラスト、いきなり青春しだすのでもう大爆笑でした。壮大なコントですね。
ジャケットに騙される映画を狙って騙しにきてる系。鬱っぽい展開になるんだろうと覚悟していた私は何だったんだ。
いや、途中からだいぶ「
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