エイコさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ブリング・ミンヨー・バック!(2022年製作の映画)

3.8

PB'sミュージックフィルムフェスティバルにて。
ピーターさんの幕前解説付きのお得回。

映画館で見て良かったと思える映画。

民謡のルーツを掘っていくっていう固いテーマだが、民謡クルセイダースの音楽
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.7

どこまでがフィクションなのかわからないけど、これがほぼ実話だとしたら、ミー坊(さかなクン)はなんて幸せな人なんだろうと思った。

生涯かけて好きなことを見つけられたこと、寛容なお母さんがいたこと、友達
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

ポールトマスアンダソン、頭のネジ何本か飛んでるよな〜話の筋がなるほどよくわからんな〜って思いながらも不思議と飽きずに見てたんだけど、映像の力なのか音楽の力なのか?

アラナとゲイリー、このふたりはお互
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

是枝さんとても好きなんですが、今回の作品は私にはあまり響かなかった。

話の筋に分かりづらいところがちょくちょくあって、そこがひっかかって入り込めなかったのかも。
あと、演者さんたちは素晴らしいんだけ
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シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

3.6

なんという人生!

切り貼りされた映像(この映画のために作ったのか過去から引っ張ってきたのか境目がわからなかった)、さまざまな時代のシェインのインタビュー画像、独特なアニメーションが次々と出てきて、一
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犬王(2021年製作の映画)

3.6

歴史には全く疎いのだけど、「鎌倉殿の13人」とアニメ「平家物語」でにわかにその時代に興味を持ったので、この映画は見たほうがいいかもと思い立って鑑賞。

独特なアニメーション(好き)、アヴちゃんの圧倒的
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと美談にしすぎかな…と思ってしまったのだけど、全体的に「わかりやすくていい話」で、かなり泣いた。

主人公ルビーの歌声は素晴らしく、いちいち感情に突き刺さってくるので、感動のシーンじゃない時でも
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

待望のアマプラ配信。

思春期のティモシー・シャラメくんのフルコース、目の保養でした。
長尺のアップもいつまでも見ていられる。

安直に言えばBLものだけど、舞台の1980年代は今よりもさらに同性同士
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

4.0

すごかった!!
大好き!!

技術なんてクソくらえって感じ(悪く言えば陳腐)なアニメーションだけど、色遣いの豊かさ、想像のはるか上を行く表現がこれでもかと次々と画面に現れ、目が釘付けで夢中になって見た
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

3.7

独特の色遣いが絵画のようで目を奪われる。
光と影がとても綺麗。

王道の成長と冒険の物語っていう予想できる展開なのに、はらはらして前のめりで見た。

エンディングを全て描き切らず、余韻の残る終わり方も
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

正直、話の筋があまりよくわからなかったが、「ウェス・アンダーソン監督作品をを映画館で見た」という満足感があるのでOK!
見ることに価値がある。
彼の新作は今までなるべく映画館で見てきたし、これからもそ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

アニメしか見てないけど、面白かった。

呪術廻戦、よくわからないけどなんだか面白い、続きがめっちゃ気になる、アニメーションがすごい、という馬鹿みたいな感想しか言えない。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.6

2分後の未来が見えるテレビに翻弄させられる、という奇抜な設定。

途中わけが分からなくなって置いていかれそうになったけれど、テンポのいい展開と、現実ではあり得ない設定なのに綿密に計算された脚本に妙な説
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SAYONARA AMERICA(2021年製作の映画)

3.8

ライヴの開場を待つ人たちのインタビューから、細野さんのカリスマ性を改めて認識させられた。

超天才の細野さんが、超一流のいつものメンバーと一緒にアメリカを楽しむ様子(随分と年が離れているのに、飄々とし
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.8

ドラマを毎週楽しみに見ていたので、映画化は楽しみにしていて、その期待を裏切らない作品だった。

映画ならではの京都旅行という非日常で特別なシーンもありつつ、でもドラマと地続きの日常もたくさん入っていて
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

正直難解だった。
チェーホフも読んだことがないし、「ゴドーを待ちながら」もタイトルしか知らない。

難解ではあるが、後半はコロナ禍の今だからこそ余計に胸に迫るセリフもあり、3時間は長く感じなかった。
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.6

おじさんたちの青春物語。

王道の都合の良いストーリー展開な気がして疑問点はたくさんあったけど、紆余曲折あった上での集大成の演技は見てて気分があがった。

あと、車椅子のひとが登場して、歩けないことを
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.6

先に「ひみつのさくせん」を見てしまって戻ってきた。

まだ幼児っぽさのある子供たちのしぐさがかわいい。
着ている服たちが似合いすぎてる。

女の子の憧れがつまった映画。
かわいいしか出てこない。

オンネリとアンネリとひみつのさくせん(2017年製作の映画)

3.6

かわいい!
平和!

孤児院の統一された家具や小道具、服も好き。

ストーリー気にせず世界観を楽しむ映画。
さらっと見れる。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.6

モードルイスという画家、知らなかったけど、素朴で可愛らしい画を描く人だった。好き。

正直なんでモードが乱暴者で不器用なエベレットにそんなに惹かれたのかわからないが(一目惚れ?)、そんな彼を変えていく
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.6

アリーサの歌唱力がすごすぎて、呆然としてしまう(呆然をいい意味で使っていいのかわからないけど)。
彼女の全身が楽器みたい。
自由自在に声を操ってて、とても気持ちよさそうだった。

私は宗教を何も信仰し
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

冒頭に脳みそ持って出てくるおじさんを見て、このひとがデイヴィッド・バーンか?と思ったくらい彼のこともトーキングヘッズのことも有名曲くらいしか知らない私ですが、とっっってもよかった!

デイヴィッド・バ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

映画を見終えた瞬間「すばらしき世界」っていうタイトルは強烈な皮肉なんだろうなと思ったけど、帰り道に思いを巡らせているうちに、皮肉だけじゃないかもしれないって思えてきた。

絶望も希望も描かれているから
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

4.0

落ち目の名俳優が色々あってまた成功した
っていうストーリーなんかどうでもいい!

とにかくフレッド・アステアのダンスが素晴らしい。

まずは序盤のゲームセンターでの靴磨きのおじさんとの陽気なダンスから
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

頭からっぽで見ることができて、気分も上がる作品。

親子の絆を描くロードムービー的な展開で、決して斬新なストーリーではないけれど、劇中のそそられる料理やそれを作る手際の気持ちよさ、また、音楽がテンポを
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.2

ぽっかり空いた貴重な時間にさぁ見るぞ!と気合を入れて見る映画ではなかった…ゴダールもその時代背景もよく知らない私には小難しかった。

ゴダール2番目の奥さん、アンヌの自伝から起こした話らしいけど、フィ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

マスクがぐしゃぐしゃになりました。

アニメーションが綺麗、アクションシーンも手に汗握るかっこよさだった。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.3

公開時からずっと見てみたい!と思っていた作品。アマプラばんざい!
…と思ったけど、期待しすぎたのか、私には合わなかった。

若者たちの、どこに持って行ったらいいのかわからない感情の大きさは痛いくらいに
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

4.0

2016年に製作されたドキュメンタリだけど、人種差別問題にはきっと終わりがないので、今だけじゃなくていつ見てもタイムリーなのだろう。

知らないことだらけだった。
何も出来なくても、知るだけでも価値が
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.4

この時代の衣装とか調度品とか街並みとかいちいちツボすぎて、久々に見る映画館の大きなスクリーンを充分堪能した。

四姉妹とも腰より長い癖毛の髪を素敵に結って、長くてふわふわのスカートを纏い、きゃっきゃし
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.7

大人向けストップモーションアニメ。
とある事情で児童保護施設に入ることになってしまった主人公ズッキーニの成長物語。

目新しいストーリーではないけれど、施設にいる子たちのキャラクター設定がよかった。
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.4

キツかった…。

少数民族のサーミ人であることで好奇の目にさらされ、時には蔑まれることに耐えられずに逃げ出す主人公の境遇にぐっと感情移入し、その後の絶望的な展開に心がえぐられそうになる。

重い重いテ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.7

目のおっきな小学生女子のアニメだからといって敬遠するのはもったいなすぎる!

冒頭で主人公おっこの両親が亡くなるが、じめじめせず、お涙頂戴的になっていない。
SNSで評判のよさはなんとなく知っていたけ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

不思議な映画だった。

バスの運転手の1週間を綴った話。

不思議な感じを煽るのは音楽のせいなのかもしれない。
淡々とした日常にふわふわとした音楽で何か起こるのか…?起こらないのか…?と心がざわざわす
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.3

事前にSNSで「ただのほのぼの映画だと思ったらやられる」みたいな評を結構見たので、身構えながら5歳息子と鑑賞。

結果、涙腺ちょっとやられた。
息子はあまり映画を好まないが、途中で部屋中をふらふらしな
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不滅の女(1963年製作の映画)

3.1

うつらうつらしている時に見る夢みたいな映画だった。

時々絵画的になる構図が印象的。

終始ミステリアスでよくわかんなかったな。

この作品を「いい!」って思える知識と感性が欲しい。