「(男性でも)描かれたらわかる」加害性と「描かれてもなお…」なものが同居していて、前者すらなくならない男性支配の世の中に希望なんてない。笑い声と不可視化。わたしが普段見ている作品のほとんどは「ユートピ>>続きを読む
めっっちゃ良かった〜〜
『あのこは貴族』より前にこんな映画があったのね
「女の敵は女」を真っ向から否定する現代日本映画における女性表象の描き方。
わたしは結婚とか恋愛至上主義とか全然好きじゃないし劇中>>続きを読む
すごい。最高。点数をつけてしまうとこうなるけどわたしが点数で表すのとは別の指標で最高ということ。ヴィジットのラップ的な場面があれば完璧だった。
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面白かった〜!この感じで100分なのめちゃ良い。
殺し屋2人もわたしたちと同じ地面を歩いてる感じが魅力的で、上の不手際やハンナたちの抵抗にぶつくさ言いながら「お仕事」してるのがキュート。ところどころ「>>続きを読む
自分にとっての「重要な他者」が「語って」くれないときの無力感、そして他者の「語り」によってしか私たちは動くことができないのだというメッセージは想像力の限界性を示すのだけど、一方それは「伝えることで引き>>続きを読む
超泣いた〜〜。むごすぎる命のリレーが辿り着くジャーナリズムと明瞭なエンターテイメント性とのバランス(同居)が新鮮で、語り自体は多いけど託してる部分はかなり観客次第だなぁと。「車」であることをうまく使い>>続きを読む
凄まじい。他者の中へ介入しようとする悍ましいほど確固たる意思は、映画的文法を飛び出し、さらにはその他者とモラトリアムすら突き破る、
そこに一貫して在る 踊り語る「身体」を、山戸結希は宇宙まで届かせよう>>続きを読む
真っ当なフェミニズム映画で驚いた。女性の叫び、解放を描きながらマチズモに囲まれ弱った男性像も切り取ってる。後者の解放のきっかけが「女性」であること自体は若干のステレオタイプなのだけど、ナツコの解放と並>>続きを読む
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こういう、既に悲恋であることを予感させる語りになっているタイプの同性愛映画が清々しさを持って終わるのがわたしにはかなり珍しかった。
アレックスにピントを絞ったひと夏、分岐、成長譚としての良さ。折々に>>続きを読む
大傑作。ベールが剥がれるにつれ、映画そのものが突拍子もなさを帯びていくのが堪らなく心地良い。あのトラック、濱口竜介の捕らえた「奇跡」のなかでも群を抜いてすごいね………
愛に対する考え方は烏滸がましい>>続きを読む
今のところわたしの見た濱口作品では一番古いのだけど、面白いどうこう以前に撮り方でここまで印象違うんだ……という驚きが先に来た。ドライブ・マイ・カー見た直後ってのもあってか重なる部分は多い一方で、だから>>続きを読む
想像以上に好きでした。質実な様相と緊迫感の同居が見事。気づいたら物語のほぼすべてを女性が回していて、男性陣は顔がずっと良い
まったくもってそんなことはないのだけど、「こんな映画ばっかりだったらいいのにねーー!」って鑑賞中は思っちゃった
性愛に囚われた人間たちのベタベタした時間が続くだけでなんか萎えてしまった。
性のグロさとか暴力性を安易に芸術性と結びつけるのもどうなの、という。
無声映画なんだけど、活弁で見ることで一気に「音」を楽しむ映画に変わるな……と思った。Yunomi🍵さんの言う「すべての音は遅れている」を考えると、クソでかい劇場で見たらまた体験として全然違うのだろうね>>続きを読む
今のところ評価つけれず。
おそらく年ベスのどこかには入れる気がするだろうけど、それはわたしがこの映画の抱える問題を肯定したということではなくて。どうしてもそうなってしまう映画でした。
ある種の正しさの形として、ここまで誠実に描けるのかと。削ぎ落とされた情報量の中で「知る」ことの暴力性を描き、日常の男、痛み、不安のすべてが生々しさを伴って映される。と同時に、これこそ私たちが不可視化し>>続きを読む
夏には夏の果実 秋には秋の果実
冬には冬の果実 春には春の果実が実るなら、
そうやって時間が過ぎるのなら、わざわざ死ぬんじゃないということ。
その先に「わたしの生きる世界」が動いていて、映画館を出たわ>>続きを読む
編集がパキッとしてるぶん水中の濁った浮遊感が最高。呪いガンガン解き放っていきたい
「作り」を楽しめないとそこで終わっちゃう気がして、もう少し「映画」としての強さがあれば(似た状況の祖父がいる)私でももっと好きになれたかもと思う。
青を中心とした個人的な物語ではあるのだけど、好きな漫画の聖地巡礼にきた女性に時間を割くあたり紛れもなく「街」の映画だな、とも。
超面白い!ヘンテコさを認め合いながら家族になっていく人たちを思いっきりヘンテコに楽しく描く温かさよ。
彼自身の聞く音に耳を傾けようとするほどに、真に彼のいる世界からは距離が生まれているような気がする