cさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

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長編デビュー作でも王家衛の美しさは健在。もちろんこの後の作品の方が洗練されているが、計算されたショットと光、色、この時代の香港がとにかく綺麗に映し出される。やっぱりこのカメラ回しはとても良い。
内容は
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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違和感を残すほどのカメラ目線が強烈。メッセージが直接的で、現代の映画に慣れてると逆に新鮮。
カメラ回しとショットが洗練されてるし、見やすくて時代を感じさせない。

カモン カモン(2021年製作の映画)

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子供というのは未熟な存在では無く、単に純粋で不安定な存在であるということ。つまるところ原初状態に近く、無知のヴェールに包まれている訳で、その感性には価値があるし、大人の感性で抑圧することは当然許容され>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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空気感が好き。
同じ日を一年ずつ遡っていく構成は単純に面白かったし、公園のお父さんはその逆行の中で待っていた人に会えるという、あのキャラクターが深みをもたらしてくれる。

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

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『愛の神、エロス』は観てないけど、王家衛にしてはすごい直接的なエロだと思った。他の作品はピュアでどこか恐ろしい恋だったり、直接的な描写は無いけど官能的だったりするイメージだったから新鮮だった。
綺麗な
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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鏡、赤、白、カーテン、雨、2046号室。音楽と連動するカメラ回し、コマ送りのような映像。とても美しい映画だった。
曖昧な二人の関係と距離感がさまざまモノ越しの映像によって、ぼんやりと、まさに幻のように
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EO イーオー(2022年製作の映画)

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好きでも嫌いでもない。とてもパンチの強い映画だった。
最初は人種差別がテーマかと思ったが、そうでもなさそう。暴力は多々出てくるが、ここでEOを含めた動物に対する暴力と、人間に対する暴力になんら違いが無
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あん(2015年製作の映画)

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画が綺麗でとても好きだった。暖かいし、生活音や喧騒が常に聞こえているのが良かった。

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

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呼吸するようなカメラワークやドキュメンタリー風なアングルが印象的だった。良いショットも何回かあって良かった。
人間は不完全だし、他人の不完全なところを受け入れて、尊重することこそ愛であり、それを見失っ
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用心棒(1961年製作の映画)

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エンタメ作品として未だ色褪せない。亥之吉がかわいい。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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清々しくて気持ち良いしアクション迫力あるし二人とも可愛いし。普通に面白かった。

晩春(1949年製作の映画)

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とにかくショットが強くて印象的だった。父娘の依存関係と、結婚を正とする昔の価値観が衝突しており、その気持ち悪さを原節子が見事に演じていた。今ではセクハラになる発言の数々も、当時はただの冗談として互いに>>続きを読む

ナイルの娘(1987年製作の映画)

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小津好きなんだなあってカットがいくつか。
青春真っ只中の女の子が亡くなった母代わりに家の事やってて、少しずつ溜まったものがサンという危ない男への恋になっちゃったのかも。
シャオヤンかわいい。

東京物語(1953年製作の映画)

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固定カメラと主観カメラが印象的だった。他人の日常を覗きながら、時々その場に立たされてハッとする感じ。
とにかく画が綺麗で、白黒なのにそれを忘れるぐらい鮮やかに見える。
人生観というと安直だが、家族の美
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

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有刺鉄線の柵が沢山映る。背景や、柵越しのアングル、柵の向こうでも人が動くなど。とにかく、資本主義と共産主義の隔てを感じる。ただ、ダンスをする建物の中ではその隔ては無く、人種もイデオロギーも関係ないと思>>続きを読む