面白かった。
魔法や美術が丁寧でうれしかったし、戦略とユーモアがかみ合ってて見応えがあった。
セクションが細かくて場面の切り替わりが多かったのが少し疲れた。
寅さん見ると落ち着く。
さくらみたいに相槌打ってくれる妹がいたらどこにいたって帰ってきちゃうよな。
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前半の30分でものすごく嫌な気持ちになる。
コルムの本心は出ているものですべて。
率直に話すことが誠実さのはずなのに、みな過去や建前の話しかしない。
残りの時間を無駄にしたくない。
それを理解してもら>>続きを読む
不条理で笑える。
楽しむために外に出ても、外は常に自分には理解できないルールで動いている。
やっとできることがあったと、3歳くらいの女の子に「3匹のこぶたの絵本」を読んであげようとしても、少女の関心は>>続きを読む
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人生を映し出そうとする映画。
闇は光の一部。
静かなのに退屈しない映画。
誰かと一緒にいるということは、その人の傷と一緒にいるということだ。
言語と職場くらいしか共通点のないヒラリーとスティーブン。>>続きを読む
オールドスタイルだった。
面白かったのはふてぶてしく迫力のあるラッセル・クロウ。
思わせぶりな時間が長くて疲れた。
見知らぬ土地の知らない男って全員これくらい怖いし気持ち悪いよな。
あと女が1人でいるとこれくらいカジュアルに性被害に遭うし、理解もされない。
ハーパーにとって男たちは>>続きを読む
母親の励ましもオルゴールのバレリーナも呪いみたい。
華やかな世界のクソセクハラプロデューサー。
支配されることがニナの日常なんだと思うととても苦しい。
誰かがニナとリリーは親友になれたかも知れな>>続きを読む
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面白くなかった。残虐描写を見せるために理屈こねてる感じがして嫌だった。
「大勢の中に紛れている狂人」にしては目立ちすぎている阿部サダヲ、「被害者と信頼関係を築く」描写が常人の感覚とはズレすぎていて入り>>続きを読む
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序盤の「信じる/信じない」やり取りから、明らかになっていく真相、クソへの制裁、怪物の悲しみ、緊張感が続く良い作品だった。
「犠牲者」はどのタイミングから犠牲者になるのか理詰めで考えてるところが気持ちい>>続きを読む
世界が終わりそうな日に図書館で過ごす会話良かった。
ものすごく寒いわりに意外と薄着。
規模が大きいだけ。すごくつまらない。
こんなにセクシーじゃないブラット・ピットを見たのは初めて。
AVっぽいスプラッタだった。
話のつながりとかキャラクターとかはどうでもよくて、ゆえにホラーシーンに緊張感はなくて、でも暴力だけは生々しくて疲れた。
パワハラ映画だと聞いて見て、本当にそうだった。
最初は暴力に怯えるんだけど、慣れた後には他人に振るわれる暴力がエンタメになる感じすごい怖かった。
どんどん加害者の視点を内面化していくのも、演奏は凄まじ>>続きを読む
ガーナとカンフーだけならすきになったかもしれない。
「わかってバカにしてますよ」っていう体を装ったただのバカだと思った。
「結婚できない男」だ!
人物描写やファッション、小道具が丁寧で引き込まれる。
話自体はもったりもったりしてるので集中してみるのは体力がいる。
ムダだらけで贅沢な映画だと思う。
すべてのカット、すべ>>続きを読む
NHK「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」で、2000年代アメリカの社会不安を表す映画として取り上げられていたので鑑賞。
序盤、マックスが自分の夢を語り、ヴィンセントをタクシーに乗せるまでは面白かった>>続きを読む
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勉強中のホラー映画流し見として鑑賞。
でも面白くて引き込まれた。
石橋凌は結局ひどい目に遭うんだけど、「ひどい目にあってもしかたない」に至るまでの道筋がしっかりしていて見やすかった。
國村隼もそうだ>>続きを読む
サム・ライミ版でだいすきになったスパイダーマン、期待が大きかっただけにすこしがっかり。
アメコミ演出がバッチリハマってたサム・ライミ版で唯一物足りなかった恋愛描写が、マーク・ウェブ版では良くなってるは>>続きを読む
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「自分の中の欲望」「MJとの恋愛」「過去からの復讐」「ハリーとの友情」と軸も敵もてんこ盛りすぎて散漫な印象。
グウェンが賢い女性だったところがとても良かった。
ブラックスパイダーマンになるところまでは>>続きを読む
面白い!
さすがホラーの名手サム・ライミ、決めゴマの撮り方が最高で、とにかくカットかがっこいい。
被り物をしてる滑稽さと圧倒的な暴力に対する恐怖が絶妙で、最高だった。
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ながら見でも面白いし、何度見ても面白い。
スパイダーマンは自意識がしっかりしてていい。
オタクで子どもで、献身的だけどちょっとズレてて。
大きな力とその責任に誠実だし。
「強さ」とは敵を打ち負かすこと>>続きを読む
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ながら見も甚だしく、あまり期待もせず鑑賞。
てかてかムチムチしたおじさんがたくさん出てくるのでおじさん満足度は高い。
アクションは迫力がある。
何しろ酒向芳はいつもいい仕事をなさる。
ぎょろっとした目>>続きを読む
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不条理ではあるけど散文詩的に消費社会を風刺するコメディ映画。
この時代にアフロ・アメリカンでメインキャストを固めて、政治や広告業界をコケにするのはさぞ痛快だったろうと思う。
筋の通った言葉のやり取りは>>続きを読む
運命を信じるためにはどれくらいの出来事が必要なんだろうと思う。
年齢も、お金も、経験も、宗教も、ジェンダーも、知識も、家族も、破滅的なケンカも乗り越えて、
会いに行くために走るとき、世界がバカみたいに>>続きを読む
「リバーズ・エッジ」くらい残念な実写化だった。
永野芽郁の悲壮感のなさ、「マリコ」の浅い人物造形、何らかの大人の事情があったのでなければ説明がつかないちぐはぐさだった。
2023年映画初め。
フォレスト・ガンプの知能指数が人よりも低いことは、彼や周りの人の幸せにまったく関係がなかった。
1970年ごろのアメリカで、政治的思想を持たない魅力的な主人公が必要だったんだろう>>続きを読む
映像がきれいだった。
音楽と映像も合っていたと思う。
御神楽のシーン、東京の夜景、緑深い山道、アニメならではの表現がたくさんあってよかった。
でもキャラクターの印象がまったくない。
瀧くんも三葉もど>>続きを読む
「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」で引用されていたので視聴。
「金儲けとセックスとドラッグ、資本主義の象徴のような映画」と聞いて見たら、まさにその通りだった。
こんなに人の心がなくてたいていの時間ク>>続きを読む
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リメイクの方を先に見て、後追いで見たけど本当に物足りなかった。
リメイク後のロッキーは短絡的ではあったけどバカではなかったのに、
リメイク前のロッキーは「男は戦うもんだ」みたいなマッチョなバカ要素が>>続きを読む