conpannaさんの映画レビュー・感想・評価

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怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)

1.5

一切ストーリー的に関係のない8話、クソを7話分固めた前半と素晴らしく怖い1話のオムニバスホラーストーリー集。
最初から笑ってしまうほどの話が続くのだが、最終話「ヒサオ」だけは傑作だった。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

もう見たくない。
見たくはないが、人生で一度は見るべき映画であろう。
噂に違わぬどん底具合とタイトル通りの闇(境遇的/身体的/環境的トリプルミーニング)が詰まり過ぎていて、何度か視聴を中断した。
闇に
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

4.6

劇場には3回ほど見に行ったことを思い出す。
独裁者サトラーによる全体主義となった近未来のイギリスを舞台として、世直し役の主人公"V"が跋扈する物語。
メッセージ性が強く、見ていると共感やら悲哀やらと悲
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.4

賛否が分かれる映画であることは一目でわかる。
心情の機微の積み重ねに惹かれる身としては、壊れ続けていく主人公に同情しつつも食い入るように見てしまう。
ラストに向けて暴走する主人公は、前半までの情けない
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セブン(1995年製作の映画)

3.1

七つの大罪をモチーフにした連続殺人の映画。
先が読めてしまうのが難点であり、こういう映画にありがちな説教臭さとモチーフ頼りのストーリーであるところは否めない。
浅さを覚えないわけでなく、またオチが読め
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ロシアのキツツキ(2015年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリー。チェルノブイリの原発事故はソ連が作った超水平レーダー"DUGA-3"の軍事的失敗から目を逸らすため、意図的に仕組まれた物であったのだとする仮説を調査すべく、アーティスト兼主人公(?)>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

序盤ありがちなホラー映画だと思わせておいてからの衝撃の後半。クトゥルフ神話的な題材を用いて、「ブロンドの馬鹿女は最初に死ぬ」「館に閉じ込められた人たちはバラバラで行動する」「清楚な女は生き残りがち」と>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.2

1に比べて少しダレたのでは?無数のスミスとの戦闘はやや冗長だったように思えたが、高速道路を貸し切っての双子戦は圧巻。監督のウォシャウスキー兄弟がいつの間にか姉妹になっていたのが一番面白い点だと思います>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.7

中学生の考えたストーリーを実写にしたらカッコ良くなってしまった、みたいな作品。設定は練られていて、一度や二度見ただけでは理解できないところも良い。キアヌ・リーブスは撮影中何回髭を剃ったんでしょうか。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

命を懸けて救った祖国のひどい有り様を見て違和感や落胆、閉塞感を覚えるというテーマはありふれたもの(ランボー/攻殻機動隊など)だが、これに耐えかね徐々に壊れていく若きロバートデ・ニーロに揺さぶられ、こち>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.1

映画史に残るノルマンディー上陸作戦、「こいつでユダヤパンを切ろう」と泣き笑いを浮かべるメリッシュ、矜持と祈りを込めて狙撃するジャクソン、終わらない極限状態の中で壊れ、救われる人間の心の緊張と弛緩がリア>>続きを読む