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キャビンのconpannaのネタバレレビュー・内容・結末

キャビン(2011年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

序盤ありがちなホラー映画だと思わせておいてからの衝撃の後半。クトゥルフ神話的な題材を用いて、「ブロンドの馬鹿女は最初に死ぬ」「館に閉じ込められた人たちはバラバラで行動する」「清楚な女は生き残りがち」といった世のホラー/サスペンス映画の使い古されたシナリオをメタ的な視点で解説をする、メタホラーとも言うべき作品。与えられた条件をクリアすることで進めて行くという「ゲームにおける自己決定権」を、実は「ゲームにクリア"させられている"のだ」と本編中で解いたゲーム「Bioshock」に似た気分を覚えた。ホラーやスプラッタが苦手であまり見てこなかった人にはお勧めできないが、たくさんの映画を見てきた人ならニヤっとできるシーンが満載です。
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