やまきさんの映画レビュー・感想・評価

やまき

やまき

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

原作では、文字しか表現されていなかった近未来社会の情景に素直に感動した。
当時の技術でホバーカーを表現してたのはすごい。

原作同様に、ここで終わり?というラストにある意味衝撃を感じた。
ただこの理解
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.2

目黒シネマで鑑賞。
冒頭からエンディングにかけて順を追って盛り上がっていくストーリーでやっぱり面白い。

近未来SFやとAIとかロボットの話が多いけど、遺伝子操作、そしてそれが社会に根付いているのをこ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

夫婦の、特に子供がいる家庭にはよくあることなのかもしれない、曖昧で、時には放置されてしまいそうな問題。それを、映画という形で第三者の視点で見させられることで、問題の輪郭をはっきりと捉えることができた感>>続きを読む

戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.9

午前10時の映画祭。
戦場のメリークリスマスのような捕虜収容所でのほぼ戦闘のない戦争映画。

エゴを貫き通したニコルソン大佐とエゴを貫き通せなかった斉藤大佐。一見負けたように見える斉藤大佐やけどシンプ
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.3

面白い映画の条件として、これはもう面白くならないわけがないだろうっていう逃げようのないばちっとはまった設定があると思うけど、それをひしひし感じた。

見ていて自然に感情移入できる背景と宿敵との対立構造
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スターリングラード(2000年製作の映画)

3.7

午前10時の映画祭。

戦争映画の中でも、戦局がどう移り変わるかというよりは、主人公とその周辺の人間ドラマにスポットが当たっている感じ。
ソ連軍、ドイツ軍の戦局がわからないままストーリーが進んでいった
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.9

賛否両論という鑑賞前のレビューで少し不安だった。
確かに前作の悪のカリスマたるジョーカーがさらにどんな物語を展開していくのか、ハーレーとの絡みはどうなるのか…という姿勢で見に行くと「否」になってしまう
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.3

午前10時の映画祭

戦争映画の傑作の一つ。

どんなに不条理な命令でも命令である限りこなそうとするミラー大尉とその部下たちの姿は一種のプロフェッショナルとしてかっこよかった。

当たり前だが、徹底し
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

アウシュビッツをテーマにした映画で、最近見た「関心領域」でも同じテーマを扱っていたがそれとはまた違う切り口。

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.0

あんまり邦画のサスペンスもの見ることなかったけど、犯人は誰なのかというハラハラ+日本の社会問題や社会構造にも触れていて途中だれることなく最後まで見入れた。

注文した荷物はちゃんと一回で受け取ろうと思
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.8

感情っていう目に見えんくて曖昧なものの表現のうまさに一番感心した。

ルックバック(2024年製作の映画)

4.5

漫画として100点のものを映画でも100点で作ってくれてほんとに感謝。
タツキ先生の絵が好きやけんそのままの絵柄で見れたのはうれしかった。

関心領域(2023年製作の映画)

4.0

「関心領域」というタイトル、原題は”The zone of interests”だけど、これを日本語版にするとここまで無味無臭で、かつ、どこか不穏な空気を醸し出せるタイトルにできるものなのか。
原題以
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

世界とか人類とか地球とか、どれだけそれが大切で、守るべきものでも、人ひとりが変えられるもんなんて目の前の人たちくらいやし、それはそれで正しいのかなと思った。

前章のデーモンと後章のデーモンは違ってた
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.3

モロクロから急にカラーに変わると、あっ、いつもの日常ってこんな色とりどりなんかと思わされた。

こんなにも詩的なセリフが並ぶのが、並べさせられるのがすごいと思った。
でも致命的にねむかった、まだ早過ぎ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

え、こんな自由な生き方もあるんかと感じた。一気に視野が広がったような感覚。
人生にいろいろ行き詰まったら息抜きに見たくなるような映画。

Moon riverも最高やし、オードリーヘプバーンを劇場で見
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.8

11に比べてメインの盗みへのトリックがシンプルやったのがちょっと物足りんかったかも
でもぜんぜん面白さのレベルは高い!

8 Mile(2002年製作の映画)

3.4

名前は聞いたことあるラップ界の重鎮エミネムの半自伝。

ラップ、喧嘩、fワード、そしてまたラップ。だいたいこれでざっくりストーリー説明できそう。

半自伝ってどこまでがほんとなんやろ?

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

グランドシネマIMAXで鑑賞。
1人の男の生涯を追った、伝記ものというどちらかというと地味なテーマかもしれないのに、途中ダレる場面とかもなく気づけばずっと見入ってしまってた。シンプルにこれが一番すごい
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

今の現実はこれよりも酷いのかどうなのかはわからないけれど、多かれ少なかれ同じような差別意識が残ってると思うとアメリカの根深い闇を感じる。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

思ってたより法廷ドラマやった。
法廷でもヤジに対してジョークで返してるのが海外だなって思った。
母親も息子も弁護士も父親も、みんなほんとは何をどこまで考えとったんやろうか。

あと、映画史に残る作業ソ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

淡々と今日を繰り返す。
変わらない今日の中で、やっぱり変化はあって、それは嬉しい変化もあるし意に沿わない変化もある。
平山は結局変化を好意的に捉えていたのか、避けようとしていたのか。
うーん、最後まで
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

アニメでこれだけは見とけ!ってのを言ってたのを思い出してアマプラ様でありがたく鑑賞。ざっくりストーリーやキャラしか知らんかったけど話はぜんぜんついていけた。
不穏な空気や展開になっても、キャラがまあい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

衣装、小道具、街並み全てが現実のようで現実にはない不思議な世界観。
ストーリー最後までどうなるんやろう?という読めん展開で最後まで見れた。

個人的にはグロ系は大丈夫やと思っとったけど白黒シーンはちょ
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身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.3

ムロさん歴史エンターテイメント。
頭をからっぽにして楽しめた。

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.2

テンポも展開も音楽もキャストも全てが最高。
11人それぞれがプロとして役割を果たす姿かっこいい。

ブラピはもはやハンバーガー食べよるだけでかっこいい。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

初のフィンランド映画。
すごい地味な日常風景って感じやったけど、フィンランドってこんなところなんだって思いながら見てたら案外あっという間だった。
ジュークボックスのパブのような昔ぽさとたまに出る近代的
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戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版(2002年製作の映画)

4.0

今まで戦争もの見てきたが、基本戦場でのお話。今回は、一市民の目線からナチスのユダヤ人迫害について、その経緯やどんな状況だったのかを知ることができただけでも見た価値あった。
現実はもっと過酷だったに違い
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.8

1と同じ流れやったけど安定におもしろい。
アラン、ほんとこいつ!って思うけど最後はやっぱおらんといかんよなと思わせるところが憎めない。

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.7

聞いたことある映画がリバイバルしてたので鑑賞。
ほんとに全部必要なのか?とも思うけどそれがこの映画の雰囲気を出しとるんかなーとも思う。
オープニングタイトルへの入りがかっこいい!

(2023年製作の映画)

3.6

こんなにも人が死ぬのに悲惨さを全く感じさせんし、展開も突然であっさり、、
自分は戦国時代生き抜けんと思った

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

マリオへの愛を感じた。
ゲームで知っとるキャラや音楽、ギミックがいろいろでてきてプレイするのとはまた違ったおもしろさ。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.3

時代背景とかタランティーノ監督のこともっと知っとったら楽しめたんかなー