さすがの是枝演出と思わせる巧みな人間描写は飽きさせることなく引き込まれる。出演者の演技も素晴らしい。
幸か不幸か、偶然にも今作鑑賞の数日前に「でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相(コミック版)」と>>続きを読む
改めて思う。自分はインディ・ジョーンズが大好きなのだ。ふとインディが好きなのかハリソン・フォードが好きなのかたまにわからなくなるが、たぶんハリソンが演じる役で一番好きなのがインディアナ・ジョーンズ博士>>続きを読む
最高峰の映像表現。センスの塊。
前作は衝撃的かつ革命的映像作品だったが、まさか自ら前作を超えて来るとは。その制作過程を想像するだけで頭がクラクラしてくる。何をどうやったらこんなものが作れるのか。どう>>続きを読む
元の2Dアニメーション版のファンである自分は、最初は実写化を観ることに抵抗があった。どうしても比較をしてしまうだろうからと。それでもやはり気になって劇場に足を運んだのだが、冒頭数分間を体験してすぐにそ>>続きを読む
女優ケイト・ブランシェットの凄まじさ。栄光から挫折へ、というありがちなストーリーにも関わらず、彼女が演じるだけで異彩を放つ衝撃作へと変わる。
序盤の説明セリフの多さにやや辟易しつつも、調和が乱れてゆ>>続きを読む
ここ数年、MCUが少し食傷気味になっていたので、大好きなこのシリーズの続編にもさほど自分の熱は高まっていないことは薄々感じていた。それでも劇場で観なくては、と思い足を運んだのだが…さすがジェームズ・ガ>>続きを読む
奇を衒わず、マリオの魅力をそのまま存分に伝えてくれたエンタメ作品。幼少期にマリオブラザーズ、スーパーマリオブラザーズを毎日飽きもせずプレイしまくった世代だ。今作が嫌いなワケがない。キャラクター全てに愛>>続きを読む
ベン&マットお馴染みコンビの新作はNIKE“エア・ジョーダン”誕生秘話。ベン・アフレック作品の良さは飽きさせない工夫とテンポ感だと思うのだが今作もまたそれらを存分に感じられる安心のクオリティ。
時代>>続きを読む
パリの街を巡回するタクシー運転手とワケありの92歳のマダムとの奇妙なバディムービー。ゆっくりと進むタクシーの中で語られる、老婆の壮絶な人生。そのギャップに戸惑いつつも次第に惹き込まれていく。
ひとつ>>続きを読む
人は歳と共に「自分のテリトリー」が狭まってゆく。新しいものや新しい友人を必要としなくなる。自分の味方が減ってゆく。そうして残った数少ない味方さえもいなくなったとしたら。孤独という恐怖に抗える者などそう>>続きを読む
最も好きな映画監督は?と聞かれたら、即答で「スティーブン・スピルバーグだ」と答える。偉大なる巨匠は幼少期に多くの映画に感銘を受け映画に人生を捧げた。自分も幼少期に『E.T.』を初めて映画館で観て映画の>>続きを読む
ブっ飛んだ発想、目まぐるしく変わる展開に衝撃を受ける。特に能力を発動させるための“トリガー”のアイデアには舌を巻いた。というか大いに笑った。作品そのものが振り切っているから役者たちも一際異彩を放ち輝い>>続きを読む
これはLIVEだ。ジャズのトップミュージシャンによるグレイトな演奏。それに映像が加わり、声優たちの声が乗り、最高のステージに仕上がった。
立川監督が舞台挨拶でインタビュアーからの「何故いまの主流であ>>続きを読む
これは評価が分かれるのは仕方がない。嫌いな人も多いだろう。だがこの溢れ出る狂気と熱量に対して何も感じない者はいないはず。ハリウッド業界が生み出す底知れぬパワー。そこに憧れを抱く者もいれば嫌悪感を抱く者>>続きを読む
「欲しいのは、胸の高鳴り」
日常の暮らしで熱くなれることなど数少ない。それでも何か夢中になることの大切さ、素晴らしさを教えてくれる。シンプルなストーリーではあるが逆にそれが共感出来たのかもしれない。>>続きを読む
初めてモリコーネの音楽を認識したのはやはり『ニュー・シネマ・パラダイス』だろうか。古い時代のウエスタンはほぼ観たことがなかったが、それでも巨匠の魅力は十分に伝わった。「映画が愛した」ではなく「映画が恋>>続きを読む
圧倒的映像美。長く映画を観てきたが、まだ驚くことがあるのか。それほどに美しい映像に舌を巻いた。キャメロン監督はやはり神。
【Dolby Cinemaにて鑑賞】
これまでの人生の中で最も好きな漫画は何かと聞かれたら即答で「SLAM DUNK」と答えるほどに原作を愛してやまない。そして今作。監督・脚本井上雄彦。これを観ないという選択肢はなかった。例え原作の中の1>>続きを読む
新海作品ならでは情景描写はさすがのクオリティ。そしてストーリー面での演出も主人公のエゴ丸出しの前作と比較すると流れに無理がなく主人公の心情に寄り添えた。
いまなおセンシティブな話題であり辛い記憶の多>>続きを読む
これまでいくつものタイムリープものや時間ループものを観てきたが「まだそのパターンあったか!」と思わせてくれるところもありとても楽しめた。最初からループに気づいている者や鳩のトリガーなどのギミックは個人>>続きを読む
個人的に評価がとても難しい作品。MCU新作としてだけ見ると物足りないところも多い。が、チャドウィック・ボーズマンを偲ぶための作品と考えると、こういう作りになったことに納得できた。
チャドウィック、そ>>続きを読む
やられた。とにかく熱い。そのすさまじい熱量を浴びて自分の血液まで上昇し沸騰しているかのような気分になる。インパクトだけで言えば2022年ナンバーワンかもしれない。
ワンシーンごとの決めカットが少年漫>>続きを読む
最後まで愛を貫いた男子高校生と最後まで愛を信じられなかった10歳以上も年の離れた彼女の青春映画。心情的に思わず「あるある!」と言いたくなる場面と「いやそれはないだろ」という滅茶苦茶な場面が次々と繰り返>>続きを読む
最近のMCUに観られる「多数の関連作品鑑賞必須」という流れの中、今作はほとんどその必要がないシンプルな作りだったことに好感を持った。ソーはいつもの様に変わらない姿で(ダイエットには成功したようだが)大>>続きを読む
エルヴィスのことは代表曲を数曲知っている程度であまり良く知らなかった。今作でこの偉大なロックスターのことを知るにつれて、何故あれほどまでに熱狂的ファンが多くいたのかという事が少しわかった気がした。>>続きを読む
今作を観終えてまず一番最初に頭に浮かんだのは「トムありがとう」という言葉だった。36年という年月で自分はいろいろな経験をしてきたし時には映画から離れることもあった。けれどトムはずっとその場所にいた。>>続きを読む
リドリー・スコット×アダム・ドライバーが描く「醜いお家騒動」と聞いて食指が動かないわけがない。人間味溢れる登場人物たちが織り成す華麗なる一族たちの物語は見応え充分だった。思ったほどドロドロというわけで>>続きを読む
どちらかと言えば仮面ライダーよりもウルトラマン派だった幼少時代。再放送世代ではあったけれど、とにかく自分は六兄弟が大好きだった(推しはタロウ)。
ウルトラマン好きにはたまらない描写がたくさんあった反>>続きを読む
サム・ライミ感満載。ホラーの巨匠が描く壮大なスケールのMCUフェーズ4は賛否両論はありそうだがビジュアル面では個人的には非常に楽しめた。飽きさせず適度に裏切ってくる演出はさすが。
“アメリカ”の存在>>続きを読む
シリーズ3作目。いよいよダンブルドアとグリンデルバルドが激突。
壮絶な魔法合戦を想像していたが思ったよりも多くはなくやや拍子抜けした感もある。全体的にダークな作りで緊張感もあり見所は多かったが、個人>>続きを読む
ケネス・ブラナーが自身の幼少期の体験を投影して描いた自伝的作品。ほぼ全編に渡ってモノクロ映像で描かれた、北アイルランドのベルファストで起こる宗教紛争。
子供の目に写るそれは恐ろしい光景だっただろう。>>続きを読む
前作は吹替え版が好きだったので今回もまずは吹替え版から鑑賞。ストーリーに目新しさはないものの、その圧巻のパフォーマンスに終始心踊らされた。全ステージが素晴らしかった。
今作もキャストが豪華な日本語吹>>続きを読む
スピルバーグはやはり凄い人だ。言わずと知れたミュージカル映画の金字塔が60年の時を経て巨匠の手により現代に蘇る。映画というものを知り尽くした巨匠は愛を以てこの作品に挑んだであろう。そのリメイクの完成度>>続きを読む
笑い、そして大いに泣いた。そこには愛が溢れていた。シンプルで飾り気のない作りなのに、こんなにも心震わされるとは。
自分以外が全員聾唖(ろうあ)者の家族を持つ少女。幼い頃から家族と周囲との、手話での通>>続きを読む
2017年の座間市事件をモチーフにしたと思われる今作。極めて重く暗いテーマだが見応えはあった。緩やかな序盤から一気にスピードアップし真相に近づいてゆく構成は飽きることなく、ラストまで緊張感を維持し続け>>続きを読む
わかっていたけど、薄々自覚はしていたけど・・・やっぱり自分はスパイディが超絶大好きなんだと再認識した。過去作全て劇場で鑑賞し毎度興奮してはいたが、今作はそれら全てを上回った。とにかく力の入れ方が尋常で>>続きを読む