村田さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

村田

村田

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無防備都市(1945年製作の映画)

4.0

🎞ナチス統治下の抵抗勢力に協力する神父
👍実景主義の緊迫と劇映画的明快性の混淆

屋根裏のポムネンカ(2009年製作の映画)

4.0

🎞拉致監禁された少女を救う屋根裏の住人
👍様々な技法を使いこなす多芸な冒険活劇

ゴーレム・パイロット版(1996年製作の映画)

4.0

🎞不穏な幻想世界の路地に迷い込んだ老人
👍クレイを用いたマジで未知過ぎる新表現

見捨てられたクラブ(1989年製作の映画)

3.5

🎞廃墟のマネキン達のルーティンが退廃化
👍コマ撮りと等速撮影の違和感のない融合
👎猫に物をぶつけるのは宜しくないですね

最後の盗み(1987年製作の映画)

3.5

🎞この世の者でない住人に歓待される泥棒
👍メリエス風の部分カラー化処理が面白い

笛吹き男(1985年製作の映画)

4.0

🎞資産を守った対価を反故する市民に復讐
👍他に類を見ないハードボイルド表現主義

緑の森のバラード(1983年製作の映画)

3.5

🎞人の居ぬ間に意思を持った薪たちが蠢く
👍大自然ロケのストップモーションが新鮮

手袋の失われた世界(1982年製作の映画)

4.0

🎞出土フィルムを再生すると手袋の映画が
👍前時代の映画の歴史に捧げるオマージュ

プロジェクト(1981年製作の映画)

3.5

🎞図面を引いて集合住宅の内装計画を検討
👍モダニズムを体現する几帳面性と客観性

ディスクジョッキー(1980年製作の映画)

3.5

🎞色褪せたサイクルに彩りをもたらす音楽
👍クラシカルなトーンがたまらなくシブい

謎かけと飴玉(1978年製作の映画)

3.5

🎞変幻自在の謎の生物が飴にありつきたい
👍レリーフ状の独創的な造形が動く未視感

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.5

🎞中年カップルに降り掛かる人生上の困難
👍二人の穏やかなイチャつきが健康に効く
👎時折鼻につかないでもない漫画的な芝居

危険な関係(1959年製作の映画)

3.5

🎞非倫理的な夫婦の火遊びが自身らに延焼
👍モダンジャズが通奏する瀟洒な大人映画
👎悪い意味での劇映画っぽさが出るラスト

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:(2024年製作の映画)

3.5

🎞バンドの結束を強め文化祭ライヴに出演
👍新規カットの追加とEDのタイトル回収
👎ダイジェストにしてまで尺を詰める意味

運び屋(2018年製作の映画)

3.5

🎞家族との時間をやり直す年老いた運び屋
👍じんわり静かに染み通る人物描写の滋味
👎雑な布石の敷き方や刑事の掘り下げ不足

ストーミー・ウェザー(1943年製作の映画)

4.0

🎞黒人ダンサーが近所の子供に過去を語る
👍優れたレヴューの畳み掛けに圧倒される

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.5

🎞跳ねっ返りの暴走族が限界まで暴走する
🎞カラフルにぎらつく反射光と軽快な編集

殉教血史 日本二十六聖人(1931年製作の映画)

3.5

🎞26名の切支丹が太閤の命によって殉教
👍異例な主題や大規模特撮が時代を先取り
👎桃山時代なのに衣装や建築が江戸っぽい

子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎(1974年製作の映画)

3.5

🎞裏柳生の最後の刺客が襲い掛かってくる
👍スノーモビル化した乳母車での雪上決戦

子連れ狼 冥府魔道(1973年製作の映画)

3.5

🎞黒田藩の密書を奪還するも更なる秘密が
👍大五郎に焦点を当てたエピソードの旨味

子連れ狼 親の心子の心(1972年製作の映画)

3.5

🎞刺青女や尾張徳川を唆す裏柳生との戦い
👍中盤の血みどろ仏堂バトルと終盤の乱戦
👎三隅版にあった構図の力や速度感の欠如

子連れ狼 死に風に向う乳母車(1972年製作の映画)

4.0

🎞女郎を助けたり天領代官や侍を倒したり
👍お腹いっぱいの和製マカロニウエスタン