千さんの映画レビュー・感想・評価

千

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ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

3.7

言うほどロードムービーでもないし空の色調を大幅にいじっている日本版ポスターは明るすぎる。前向きなロードムービー期待して見るとガッカリする人が多いんじゃないかと思った。
トーマシン・マッケンジーはどの映
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

ロシア語混じりの「ナッドサット」が独特で面白かった。これ翻訳骨折れただろうな〜…
アレックスを演じるマルコム・マクダウェルが本当にすごい。本当に純粋な悪というか、「そういうふうにできている」人間にしか
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

シックス・センスのネタバレを回避しながら生きていくことはかなり難しいので、最初から全部分かった上で見ていたけど面白かった。シャマラン監督の作品は他にも見たことがあったのでホラー要素を特に気にしてはいな>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.7

バチェラーパーティものって本当に信じられないくらいバカな話ばっかりだけど、実際こうなんだろうか。ホモソ感すご〜と思ったけど内容はめちゃくちゃ面白かった。エンドロールから目が離せない系のやつ大好き!

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

素直さって才能だ〜
1940〜50年代にアメリカに生まれるってこういうことなんだ、と衝撃を受けた。度重なる大統領への襲撃と冷戦、ベトナム戦争… 普通に生きていても激動の人生にならざるを得ないんじゃない
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.5

今まで一度も、一部分すらも見たことなかったのでようやく見た。音楽ジョン・ウィリアムズなの知らなかった!監督と合わせて賢者の石コンビですね。
ケビンが上の兄弟から馬鹿にされて両親にも(忙しいのもあるけど
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.7

イーサン・ホーク自身が不倫で離婚した経験があるだけになんとなく説得感があるというか… 私だったら一回不倫してまた戻ってくる人間なんて一生信用できないと思う。人生通して優柔不断なんだなと思ってしまいそう>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.7

音楽がめちゃくちゃ良い。特にCat Stevensの「The Wind」を使ってくれる映画はもれなく私の好み。それに加えて1970年代という世界に最初から引き込むためのユニバーサルピクチャーズ、ミラマ>>続きを読む

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.5

かなり昔に見たきり、設定以外のほとんどを忘れていたのでまた見直したけど後半になるにつれてどんどん息苦しくなった。
19世紀イギリスの持つ薄暗く苦しく、街全体が陰鬱としているようなイメージはなんなのか。
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.8

しんちゃんの映画、オトナ帝国とロボとーちゃんくらいしか見てなかったんだけどこれは公開当時評判よかった記憶があるし主題歌が好きなので見たけど本当に良かった。映画を観てからだと主題歌「はしりがき」の「ただ>>続きを読む

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.7

人間との関わりが嫌いな人が結局人との関わりを増やしていく系の話、あんまり納得できなくて好きじゃないんだよな〜!と思いながらも楽しんでしまった。
これ系で「コミュ障」といわれるキャラクターって全然コミュ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.5

開始5秒で音楽が良すぎて「これ絶対好きな映画だ!」とわかった。
記憶の中を逃げる二人の描写がすごくよかった。「忘却はより良き前進を生む」というのは正しいかもしれないが、それは自然の力で忘却した場合にの
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.8

キルスティン・ダンストは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のときからずっと「なにか」を抱える視線を持つ少女の役がうますぎる。個人的にはスパイダーマンシリーズみたいな正統派ヒロインよりこっちの方が断>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

行き過ぎた具体性は胸焼けを起こすと分かったが、その具体性がないと成り立たない映画でもあるなと思った。しかし具体的すぎる。これでもかってくらい固有名詞(しかも「あるある」チョイスのやつ)を浴びせかけて、>>続きを読む

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.9

ジム・キャリー、やはりコメディやらせたらピカイチ。ユアンもめちゃくちゃかわいい!
実話を元にしてるとは思えないくらいドタバタ展開で、テロップで語られるラストの補足情報ですら「ほんとに!?」となる面白さ
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.8

面白かった〜!ずっと笑顔でいることだけが大事なんじゃなくて、自分の感情に向き合って前に進むことが大切。自分の感情をメタ的に認知することで感情の波に押し流されそうなときもちょっとやり過ごせそうかもと思っ>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.3

めちゃくちゃ評判良いから期待しすぎちゃったのかも。良い映画だったけど私にはそこまで刺さらなかった。ミセス・ハリスがすごくチャーミングで、彼女の人柄に惹かれた人たちが彼女の夢に元気をもらって、力を尽くし>>続きを読む

アイズ・オン・ユー(2023年製作の映画)

3.0

実際には少年の被害者もたくさんいたみたいだけど、フェミニズム的視点が主なテーマになってるなと思った。原題の「Woman of the hour」は「ときの人(女性)」というニュアンス。日本タイトルの「>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.5

「フェイブルマンズ」を先に見ていたので、スピルバーグの映画作りの原体験の片鱗を感じた。これが実話を元にしているというのだから驚き。冒頭の戦闘シーンすごく長いなと思ったけど、実際の戦闘は1秒が何分何時間>>続きを読む

A Different Man(原題)(2024年製作の映画)

4.0

ODEON Luxe Hollowayにて
お前の生きづらさはお前の境遇のせいじゃなくて他でもないお前自身のせいだよ、ということをただ突きつけて、しかも人は簡単には変われないということを容赦なくぶつけ
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355(2022年製作の映画)

3.5

セバスタはこういう役が本当に似合うし上手いな〜… 終始目が離せなかった。
ストーリーがちょっと雑だしエージェントとしても爪が甘すぎるでしょ、とツッコミどころは万歳だけどそれなりに面白かった。個人的には
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.9

ベースソロは!!???? めちゃくちゃ良かったのにエンディングでベースソロないことが気になりすぎて最終的にベースは!??の感想が頭を占めてしまった。細かいことは色々すっ飛ばして、なんとなく大団円系で終>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

面白かった〜! 公開20周年ということでイギリスで再上映がかかるらしく、映画館で観る前にちゃんとストーリーを把握しておきたい!と思ったので見たけど、かなり好みど真ん中だった。同じくサイモン・ペッグとニ>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.3

台詞一つ一つが名言すぎたし、ギャグのテンポもあんまり今のジブリっぽくなくて新鮮で面白かった。冒頭の「女に金を使った〜」のくだりでご時世的な女の扱い方あるのかな、古い作品だし仕方ないか…と少々身構えたも>>続きを読む

ファミリー・アフェア(2024年製作の映画)

3.0

「Idea of you」と設定がややかぶるし、「Idea of you」のほうが好きだった。なんか最後いい感じになって終わったけど、クリスがザラにパワハラまがいのことしてたのは変わらなくない…?と思>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.7

ジョシュ・オコナー、役柄によって印象違いすぎてびっくりしたし、イアン・ハートも全然知らない人になっていてクレジット見て初めて気がついた。
ジョンは常に諦めの中にいて、幼少期に母親に選ばれなかったという
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パーキングエリア(2022年製作の映画)

3.0

ハバナ・ローズ・リウとダニー・ラミレスが出てる!大好き!と思ってウキウキで見始めたらすごいことになっていて終始心臓バクバクだった。展開も設定もありきたりなんだけどダニーのキャラはまあまあよかったかなと>>続きを読む

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

Odeon Camdenにて

上映直前のアウディのCMにクリエヴァ出てきてクリエヴァをスクリーンで見るの久々な気がする〜とか思ってたら本編にも出てくるんかい!!!!しかもヒューマントーチかい!!!!
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.8

ニコラス・ガリツィンのことは前から好きだったけど顔がタイプかと言われるとそうでもなく、でもこの作品のニコラスはめちゃくちゃかっこよかった。すごくよかった。女性が上の歳の差ラブコメが最近増えてきてて嬉し>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.7

どんな仕事でもまずしがみつくことも大事だし、でもやっぱり自分の居場所はここじゃないなと思ったらすっぱり切ることも大事。やり切った上で去るのが1番かっこいい。
「みんなこれを望んでいるのよ」の凄みが流石
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.5

キャストめっちゃ豪華〜!やたら顔の濃い子どもがいるなと思ったらジョーイ・キングだった。
好きなタイプの群像劇だった。全部が繋がっていく瞬間が最高!
エマ・ストーンが演じる女の子っていつも自然体でかっこ
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.7

強く美しいファム・ファタールを巡る二人の男の戦い…かと思いきや全然そうじゃないです。最初からお互いしか見えていないんだなと思った。すごい関係性だ。
一つのゲーム展開がそのまま人生の比喩になっているのが
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.8

劇伴があまりにも素晴らしく、映画館の音響で見られてよかった。
ワンスアポンアタイムインハリウッドの明らかなオマージュが、映像になると一気に分かりやすくなっていた。
「ルックバック」は過去の回想という意
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.7

打ち明けられない女たちの話。みんなそれぞれ悩みや不安を抱えているのに、誰もそれを素直に打ち明けられない。弟が生まれて寂しい思いをしているフランシスもその一人。
親になる準備なんてずっとできないと思うけ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.7

ローマの休日のエンディング分岐版、という感じで楽しかった。王道のラブコメってやっぱり良い。ヒュー・グラント顔綺麗すぎてびっくりする。ノッティングヒルからポートベローまでの蚤の市、絶対に行きたい!
20
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.0

自然は恵みでもあり脅威でもあり、愛は保護でもあり呪いでもあると思った。愛さえなければ、トムは父親から離れることができるのに、とずっと思って見ていた。
トムと福祉員が対峙するシーン、二人の間に大木がドン
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