夢里村さんの映画レビュー・感想・評価

夢里村

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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

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トム・ハンクスきもすぎる!!! 『街角 桃色の店』がこんなことになるとは!!

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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いま観たばかりなのに会話を記憶していないことが情けないが、「私と結婚したいの? 殺したいの?」とベラが詰問し、ダンカンが涙ぐみ「カジノへ行ってくる」と去る長回しのショットに拍手を送りたい。そういえば切>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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スクリーンとそれを観る者を切り返しで捉えることができるのか? それらの交感がロマンティックにもあり得るとして、画面に映るのは人物の後頭部とスクリーンを収めたショットか、俳優たちの顔がスクリーンの光に照>>続きを読む

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

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苦なく観られるが、そこまで傑作とは思えず。
ジョン・ウェインとアンジー・ディキンソンのロマンスがノイズ。最後のドンパチはなぜあんなに緊張感の欠けるものになってしまったのか……。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

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リナがかわいそすぎる。この役によってジーン・ヘイゲンが脚光を浴びたのが救いか……。
ヒロインとの出会い方が素晴らしい! 偶然とはこのように描かれるべき。

ランボー(1982年製作の映画)

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アクションも重火器もたっぷりなのに、非常に静謐な映画だと感じた。傑作。
警察犬は役割が陳腐でどんな映画に出ていようと凡庸にしか映らない。

ロッキー(1976年製作の映画)

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『Gonna Fly Now』『The Final Bell』もいいけど、ビル・コンティのほかのサントラが予想外にセンチメンタルでとても良かった。

カトマンズの男(1965年製作の映画)

3.9

『リオの男』にも増して破壊の限りを尽くすベルモンドが気持ち良い。おもしろい!

リオの男(1964年製作の映画)

4.0

全ての乗り物に乗る。ありがとう。全てのスピードが速い。

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

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あの状況を作って飯を食いましょう、これは美味いですよとか言う佐分利信コワすぎる(それが弔いだろうから仕方ないし、演出として正当性を持つからおもしろい)。ロングの画がとっても格好良い。それ以前も家族間の>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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木漏れ日のうつしかた、木や光を愛でる役所広司の表情、どれもあざとくて好きじゃない。三浦友和のシークエンスはこの映画の主題を繰り返しているだけで冗長、喋り過ぎだし。
しかし……、ルーティンにひとりの他者
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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深い。
映画リテラシーがなさすぎてどんな話かわからなかった(泣)

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

女に対して男が何かしたかって別に何もしていない、ただ「きみのために酒をやめた」と告げただけ、それでもその男の元へ行く、というのは個人的にはすこしむなしい。しかしあのラストの切り返しがあればなにもかも吹>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

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あの刑務所内の特殊なショット、画角に引っ張られているだけかもしれないが、探索とそれによるオブジェクトの発見が象徴化されているようで、ゲームとの相関を意識する。動線が先か人物(とアクション、イヌ、モノ)>>続きを読む

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

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議長役のハリー・ケリー、あなたのそれがこれまでみたものの中で最上の笑顔です。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

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ヒロインとの夜の散歩、ボロ屋敷でのディナー、どれもサイコーにキュート。電話を挟んで二人の気持ちが通じ合うショットがめちゃくちゃ緊張感あってどきどきする。

オペラハット(1936年製作の映画)

3.0

くどいうえに破綻してる法廷シーンさえなければ……。
平凡な詩が、主人公の純朴さによってその平凡さでもってこそ光ってみえるようになることに驚いた。詩的言語が映画の文脈で変奏される。階段の手摺を尻滑りする
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

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入り組んだ筋立てが今みても非常におもしろい。面を意識した画作りかと思いきやとても奥行きのあるセットも良い。

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

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ようやく意識した気がするが、技術の進歩とともに「(人間の)湿度」や「体温」が映画にあらわれてきた時期があると思う。

Saltburn(2023年製作の映画)

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バリー・コーガンはもちろん最高だが、フィリックス役のジェイコブ・エロルディの強者っぷりがすさまじい。口を開かずとも画面の中にいるだけで強い。ぜひこういう監督と今後も仕事をしてほしい。

(2023年製作の映画)

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長い。しかし長いからこそ、こんなに壮大に制作したうえですべてはまったく意味のない茶番なんだと切り捨てるラストに感嘆すらした。冗長なのも悪くないと思える。『首』、素晴らしいタイトル。海や川がとても美しく>>続きを読む

愛が微笑む時(1993年製作の映画)

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しょうもない話だと思いながらもずっと泣きっぱなし。幽霊らしさはなくても人間の関係が気持ちよければいいのか? いいよな

トータル・リコール(1990年製作の映画)

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アネモイア、その時代を経験していなくても郷愁を感じる現象、という造語とのこと。Vaporwaveを感得する際に通底するものがそう指されるとして、「昔の映画の未来的なコマーシャル映像」に感ぜられるものは>>続きを読む

キートンの案山子/キートンのスケアクロウ(1920年製作の映画)

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すばらしい犬映画。早回しでも質量を感じさせつつメチャクチャに速いいぬに脱帽。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

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すばらしい犬映画。何も知らないいぬがダンスする群衆の隙間を縫っていく。

抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)

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馬が速ければ展開もめちゃくちゃはやい。愛もはやい。それでいい。

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

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むせかえるような匂い立つシーンがあるとして、夜とその空気とがそれらを洗い流して乾かせるような、そう思わせる撮影、だろうか。レナート・ベルタ、

ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

4.8

夢のような映画。二つの渋滞。淡くて儚いガソリンスタンド。人生ベスト。

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.0

無駄の一切ない、美しい映画。そう書いてしまうと可愛げがないが、ヴィゴ・モーテンセンの全裸バトルや最悪なんだけど憎めないアナクロおやじスコリモフスキなど軽妙な要素も散りばめられており抜かりない。

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