ケニチローさんの映画レビュー・感想・評価

ケニチロー

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ファンシー・ダンス(2023年製作の映画)

4.2

◼︎ニューシネマ的な小品、という感じでとても良かった

◼︎『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』から100年ぐらい経ってるのに相変わらずリザベイション住民に対する警察の軽視〜扱いが酷くてビックリする
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ジョーンズタウン集団自殺 -偽りの死の楽園-(2018年製作の映画)

4.5

▪︎「サクラメント」があまりにもポヤンとしていてモヤモヤしたのでアマプラにあったこのドキュメントを観たけど、コレは……ちょっとあんな風に矮小化してはいけない事件だなと思った

▪︎原題に「the wo
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

2.8

◼︎タイ・ウェストという人は70年代ジャンル映画的ユルさがある人の様に思う(「インキーパーズ」にはそうしたセンスの良さを感じた)けど、今回採用しているPOV〜ファウンドフッテージ物というある種の〝リア>>続きを読む

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.3

◼︎ホロコースト物、という認識で観始めれば、1947年ブルックリン郊外の一つの屋敷に巡り合わせた、所謂〝男二人x女一人〟という感じで話が進み、実際に本題に切り込むのは1時間20分を過ぎた頃である

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その時の人達~有故、大統領~/ユゴ 大統領有故(2005年製作の映画)

4.2

◼︎ザ・湿度!という感じのビョンホンとイ・ソンミンのヤツと比べると、適度にドライな感じ、笑いを誘うオフビートな感じで良かったと思う

蛇の道(1998年製作の映画)

2.5

◼︎代表作はだいたい観てるけどやはり苦手であると再認識

◼︎例えば〝鎖に繋がれてウンコ漏らした男を陵辱する〟というシーンがあったとして、ウンコのウンの字も映らないどころかパンツも脱がない、そういうの
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マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

4.8

◼︎面白かった!手垢がついた様なラブコメでも「女が主体的に描かれて」いるだけでこんなに面白くなるのか…と改めて思うし、これはその内にハリウッドでリメイクされるんじゃないかと思う

◼︎カメオがめちゃく
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.8

◼︎エピローグの対峙、ノヴァは〝ある物〟を隠し持って挑んだのに対して、ノアは何を差し出したか?という話ですよね……

◼︎当然〝嵐の予感〟を提示して今回は幕を閉じる訳ですが、今度は何部作にするつもりな
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

◼︎信頼筋のレビューを読んで納得したのが以下のオチ

◼︎巧は冒頭から花を迎えに行くことを忘れ、クライマックス前にもう一度忘れる、ちょっと〝うっかりお父さん〟では済まされない酷さである

◼︎つまり、
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ピンク・フロイド/ライブ・アット・ボンベイ(1972年製作の映画)

3.0

◼︎「なんだこの気持ち悪い画角は……」と思ってIMDbなどで調べてみれば、2003年にディレクターズカットと称して、ヘボいイメージCGと様々なオフテイクを付け足し、元々のスタンダードサイズをヴィスタに>>続きを読む

隻眼の虎(2015年製作の映画)

4.8

◼︎男と男のshippingを題材にしたら向かう所敵無しの韓国映画だけどこれはまさかの〝虎とチェ・ミンシク〟という力技を中盤以降にブッ込んで来て驚いた

◼︎果たしてそんなことが可能なの?!と見守って
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

4.0

◼︎パク・ソジュンってコメディも全然イケるやん!という発見、IU様との相性も良かった

◼︎だってそのメインの二人がお互いに手を振りながら親指をぐるぐる回す仕草をすると中指だけ上がって来る🖕という、英
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.7

◼︎もっとコメディ方向に寄せてるのかと思ったけど老老介護の問題とか、割りとシリアスなアフリカ系の家族あるあるを描いた真摯なドラマで、センセーショナルかつステレオタイプな黒人作家、というのは複軸として描>>続きを読む

愛は霧のかなたに(1988年製作の映画)

4.2

◼︎終盤にほとんど『地獄の黙示録』のカーツ大佐と化すダイアン・フォッシー、こっちをメインで観たかった気もするが十分面白かった

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

4.7

◼︎二つの宗教の狭間で身も裂かれんばかりの一生を送ったであろう表題の人物の物語

◼︎ベロッキオ待望の新作だけど、何というか……いよいよヴィスコンティの領域なのか?という凄い映画だった

◼︎基本的に
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バーバリアン(2022年製作の映画)

2.8

◼︎こういうサバービア系ホラーとしての新鮮味だと「(良くわからんけど流行ってるっぽいので入れてみた)フェミニズム要素」があると思うんだけど、恐らく作り手が真摯にその辺を理解しようとせず用いてるのでただ>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.8

◼︎ポスターのメインビジュアルと「……そんなリンダが巻き起こす大騒動!」みたいな予告からは100倍ぐらい自由であり、かつ全編に渡り突拍子の無いケオティックなグルーヴが渦巻いている映画で、間違いなく本年>>続きを読む

ブラック・ウィークエンド(2013年製作の映画)

3.5

◼︎箸にも棒にも引っかからないような所謂〝B MOVIE〟なんだけど、ほぼテレビドラマか低予算映画が主戦場であろう名も知れぬ俳優陣をそれなりに魅力的に見せる演出だとか、序盤の手際の良さだとか、端々に光>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

◼︎日本でこういう世界の暗黒面を描くなら絶対に歌舞伎でやるべきだと思う

◼︎その際は自戒の意味を込めて松竹主導でお願い致します🙄😱😭🫣

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.5

◼︎めちゃくちゃ面白かった!まさかこの前日譚で「My Body, My Choice.」的なことをブッ込んでくるなんて夢にも思わなかったが、でも後に続く話を考えればどういう結果になるかは明白ではあるん>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.7

◼︎わかりやすい売り方としては「初恋の相手である幼馴染と良き理解者である夫との間で揺れ動く女心…」的な感じになるんだろうけど、監督のセリーヌ・ソンは

「ええまぁ、入り口はそんなんでも良いですけど実際
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異人たち(2023年製作の映画)

4.3

◼︎ディズニーからのお招きにより一足お先に試写で鑑賞

◼︎「山田太一の原作未読で88年大林映画版も未見」という状態で本作を観ましたが、こんなにガッツリと「being GAY」についての話がオリジナル
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.5

◼︎ラッパー成り上り物語:色々ありました篇、かと思えば、その〝色々〟が本当に「色々あり過ぎる(なにせ話の発端はイラン革命)」ので序盤からかなり面喰らう&あまりの面白さに身を前に乗り出す感じ

◼︎「生
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

4.9

◼︎(暫定で本年度ベスト1)本作の脚本を書き、監督もしたレベッカ・ミラーの

「90年代〜00年代ぐらいに消費されまくった不思議ちゃん(ManicPixieDreamGirl)は20年後30年後に多分
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