ケニチローさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ケニチロー

ケニチロー

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

◼︎一番印象が近いのは「イミテーション・ゲーム」で、チューリングはエニグマを撃破した後でも「暗号が解けていない振り」を強要された訳で、直接的ではないにせよ「殺した」そして「救えたけど見殺しにした」とい>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.5

◼︎不自由なく暮らしてきた者(エリザベス・バンクス)が〝望まぬ堕胎〟を迫られることになり、そこで〝望まぬ妊娠〟によって堕胎せざるを得ない持たざる者たち(&その支援者)と巡り会う

◼︎異なる世界の邂逅
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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

4.7

◼︎凄く良かった、というか、簡単に答えが出ない宿題を出された気分

◼︎誰の言葉か忘れたけど「彼はどんな属性の人間でもそこ(成功とかそんな意味だと思う)に辿り着ける可能性を示したが、彼が辿り着けた訳で
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.5

◼︎面白かった!一番苦手なワイティティ作品が「ジョジョ🐰」なんだけど、「魚もまさかマリネにされるとは思わなかったはずだ」とかどうでも良いくだらないギャグを畳みかける辺りが「シェアハウス・ウィズ・ヴァン>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.9

★一度目(109湘南先行、3/8)
◼︎原作を読み、リンチ版と2000年のTVM版を観ているけど、やっとフランク・ハーバートが思い描いていた理想のヴィジョンに一番近い形で実写映像化作品として結実したっ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.3

◼︎〝一夜取り調べもの〟STYLEだった

◼︎悪くないと思うけど終盤ややタルいのが勿体無い

◼︎そういえばエリック・セラがビルボードに来るんだよね……(ちょっと見たい……)

12日の殺人(2022年製作の映画)

4.7

◼︎〝落下〟ならぬ〝男の解剖学〟という感じで、生きたまま女が焼かれるというミソジニックな殺人事件を通して「普段の生活で男が女をどう捉えているか?」を炙り出す秀作

◼︎主人公である班長ヨハンと〝女〟が
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.2

◼︎終盤にちょっと笑ってしまうぐらい「そうなったら嫌だな」ということが立て続き、それがちょっとしたカタルシスになっているのが『ファーゴ』っぽい

FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.3

◼︎安心で安全なゲイテッドコミュニティを抜け出すきっかけとなるのが、怠惰な叔父さんの「現状維持で何か問題ある?」という様子に、家長マック(クメイル・ナンジアニ)は「……このままではいかん」と思ったから>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.5

▪︎流れてくる散々な評判に「どうせ女がチームアップする映画に文句言いたいだけだろ?」と擁護する気満々で挑むも、コレは……久々にメジャー級のディザスターというか、何かが間違ったまま最後まで突っ走って完成>>続きを読む

ローリング・ガール/巻く(2021年製作の映画)

4.5

▪️これはなんというかカウリスマキ的なオフビートともジャームッシュのそれなどともちょっと違う、独自のオフビートfrom韓国という感じで、起伏がある様な話では無いけど全く退屈しなかった

▪️単にそれは
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私たち(2021年製作の映画)

4.0

▪️パリ南北に走るRER(イル=ド=フランス地域急行)、その沿線沿いを、閑静な田園風景からいわゆる郊外:バンリュー(今となっては貧困地域をレペゼンするような名称に)まで、そこに暮らす人々を活写したドキ>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.9

▪️最高のコンサートフィルムを五本挙げろと言われたら確実にランクインすると思う

▪️終始頭を振りっぱなし、座って観ているのがバカバカしくなりました

▪️ジョナサン・デミは特に「これ」っていう見せ方
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弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)

4.2

▪️コメディで良くある「家族に変人がいる(ので嘘を付いた)」系の話であり、しかしその嘘は倫理的にとても許されなけどパッと思い付いて実行してしまうのが子供の恐ろしさであり、「如何に許されないのか」を本人>>続きを読む

ジャズ・ロフト(2015年製作の映画)

4.0

◼︎終盤にモンクがロフトにやって来てタウンホールコンサートのリハをやっていたという話はやはり興奮する

◼︎その実況盤「Thelonious Monk Orchestra At Town Hall」を
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サウンド・オブ・サイレンス(2023年製作の映画)

4.2

◼︎ ネタは「ライト/オフ」とやや被ってるし〝絶体絶命から反転攻勢〟というオチも微妙といえば微妙な所はあるが、総じて面白かった

◼︎自分が楽しめたのは「……シネフィルなの?」という異様に凝ったシネス
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風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

4.7

▪︎劇中で忘れ難い

「アタシこの学校出たんだ」

「しかしその女は許せても妻君は許せないというのは、そりゃどういうんだい?」

という二つの台詞

▪︎全てを知った佐野周二が半ベソをかきながら田中絹
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風と共に散る(1956年製作の映画)

4.9

◼︎終盤、泡吹いて倒れるかと思うぐらい凄かった……(だいぶ前にDVD買ってたけど詰んでまして……)

◼︎『翼に賭ける命』のドロシー・マローンも凄かったけどコッチも凄まじかった(二つ目のサークBDボッ
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