松トー屋さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

松トー屋

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バービー(2023年製作の映画)

3.7

イディオクラシーとかの、反転させたギャップコメディって感じ。もう真理的なものに近づく中盤、そこまでやるんだなラストがフレッシュ。公園の画とバービー表情だけで見せ切ってお婆ちゃんとの会話、うんまい。マー>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

ブダペスト以降では1番好きかも。名監督の色々考える余地ある系が久々で、あの読後感気持ちいい。映画論的だったのは相変わらず

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

なんか結構良かったな。
空席の椅子そんなフルに使わんでも笑、効果的なのかもよく分からない画作りの連続で好き。

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.0

暴力の再生産。蠅の王系
画がリッチ、ロケーションも金かかってる。主要キャラの死に様は流石にちゃんと観たかったな。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

関連作ほぼほぼ観てなくても追えるように構成された序盤がすごく助かる。あと笑える
受け入れオチはマルチバース?タイムリープ?ものの常套句すぎたんだけども「早さ」をかけた台詞はすげー上手かった。台詞が全体
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

母親〜瑛太パートでおもろ!って惹きつけられた。暴風雨来て「海よりもまだ深く」みたいでキタコレてなった。ストレートに反差別な内容。日常会話から差別性を取り出す感じが上手い、しやや単純な気も。ま子供に普通>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

テンポ感に品がある。暴力描写は見る人が見たらトリガーになってしまいそうな程。トリックとかこういうアニメぽい設定、時々見るとおもろい、ラストも気持ちいい、マダミスっぽさある。心の声が少しうるさい、リオン>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.4

ちょっぱやカットでテンポよく展開も分かりやすい、撮影(メモ:キム・テソン)がいちいちめちゃよくて車爆破シーンは見事。車潰した後秒で自宅訪問とかちょっと無理してたけどよく100分強にまとめてる、とにかく>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.1

少ない登場人物で100分、ミニマムでおもろかったー。ただの悪役で終わらせないニコラスホルトの目の演技、アンジーって凄いんだな

ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.2

ギャグと外連味が相当良いバランス、この塩梅こそがドウェインジョンソン。ケントが良い味、ニックフロスト調のカリームも好きよ

福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

おもしろかった。ラストカットが名作のそれ。ロケーションのディティールが豊かでどんなカットも見応えがあった。暴力シーンが見た事ないほどダサくて卑近で(そう観せられて)凄い。おもろいよって勧められる作品で>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.4

Creepからして泣き腫らす。アライグマが率いる所にビースティとかとか最高、添野さんサントラ解説早くして

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

男の元へ入ったり出たりワンシチュエーションでやり切る、もとの戯曲よくできてんだろなー。ラスト素晴らしい

おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)

3.5

監督ご自身のお子さんだとは。とにかくどんちゃんかわいいで観れちゃうもんなぁ。かわいいって根源的に強い。笑いもすげー起こってた。世田谷、祖師谷って標識が見えたり心当たりある場所も出てきて上がる

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.5

残酷のリアリティがもうトラウマ級。暴力とか崩壊が全然存在してて、死がすぐそこにある、のが世界だと。描写力が橋口亮輔レベルというかマジすごい、どんどんヤバいの撮って欲しい。前評判聞かずに観た人が羨ましい>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.7

ずっと上手いずっと画が良いずっとおもろい。映画で激突、崩壊(ピカレクス?)、カマし。最後神が出てきたかと思えば、監督御大も客のそばにいた。セスが最高ハマってた。大傑作青春ものだって言ってくれればすぐ見>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.4

ダイジェスト過ぎて、玉田に声かけるおじさんとか、ああいうエモいのいっぱいな原作が好きなのでもっと欲しかった、けど玉田のソロは泣くに決まってた。石若駿すげい
上原ひとみすげーしそれに応対するアニメーショ
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

4.0

コーエンぽいけど全然ドライじゃない。展開的に期待される暴力が起きない、のが良い。意識的なジェンダー配置が底辺男をとことん追い詰めてく。あそこで馬を逃したバカさがなんとも言えんカタルシス

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.7

皮肉り方が肌に合ったので楽しめた。ドライな画作りも題材と適切だった。吐き描写妙にリアルで笑う、スッキリて言ったすぐに2発目行く感じとか。蠅の王展開は…どうなんだろう、ワクワクより長ぇなが勝っちゃった。>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.4

マルチバースでケアを描く。多次元だのいうならここまでやれよっていう意気込み、湯浅政明に似たドライブ感。ステファニースーの殺戮?シーン最高。独特な音楽もよかった
疲弊し切って崩壊寸前の母、このテーマって
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男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.5

光男がどんどん可愛くなってる、博のメンター具合が増してる。ヒロイン側の語りが厚くなってる、吉永小百合声が異質
おいちゃんが森川信でなくなって、寅とやり合える人が居なくなったか。
「悪魔の巣窟」笑った
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

3.9

アウトロー同士なら確かに上手くいかも、波止場の一連はATG感する撮り方ロングショット多様。マドンナはいつも、家庭環境含めて寅に惚れてるんだよなぁ。実家が車家という強いアドバンテージ。あんな楽しそうな一>>続きを読む

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.5

パンチラインだらけの台詞群、最後の“窓”は映画についての自己言及かな。このリアリティは映画にしか出来ないよなと思わされるすごい作品でした。U-NEXTディグが楽しい

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.2

LAものっぽいノワールな展開。デビットOラッセルらしい会話劇とカタルシス。ルベツキの撮影でいつもより格段にリッチな画、なのにこの尻つぼみ感がなぁ。台詞より画で見せて欲しかった。ワシントン息子はとにかく>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

トンネルのとこ最高ー。YouTubeじゃみれないこういうレベチな映像・編集・音響、価値のある体験だった。画の拘りが冴え渡ってて監督のファンになった。
シャイニング×ブラックアウトて感じ?映画に出てくる
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

無骨な作りをそのままに、なぜボクシングをやるのかの明確な理由も分からないまま、彼女から笑顔が溢れた終盤泣きそうになった。下町の情景を最高に捉えたショットの積み重ねによるもので、それは本当に映画的だなっ>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.4

完全に満員の劇場、勢いある時に観れた。
タイムループx社畜は確かに日本らしい、ループを経て完璧に正しい(?)社畜像が完成されるという、画期的とも言える。
アゲ曲とカッコつけスローのギャグとか、米コメデ
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狼は天使の匂い(1972年製作の映画)

3.6

死が運命づけられてるチームもの、とにかくこのロマン溢れるムードが好き。飯も美味そう。ジョニートーが完璧にアプデ成功してるのもわかった。主人公の疫病神っぷりよ

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

4.4

手数料で儲ける資本家、格差も描かれてて、マカロニウエスタンってだけじゃ終わらせない傑作。凄まじいバッドエンド、モリコーネの変拍子も最高。トランティニャンのファンにならずにいられねい

ブロンソン(2008年製作の映画)

4.2

キングオブコメディからジョーカーの間にはこれがあったんだ。トムハがマックスをやるのに必然性感じる