コキジさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コキジ

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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

5.0

ライアン・オニールさんお亡くなりになられたそうで・・・。ご冥福をお祈りします。

恋愛モノはあまり興味ないので必然的にライアン・オニールと言えばこの『ペーパー・ムーン』になります。何回見ただろうこの映
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クリフハンガー(1993年製作の映画)

3.5

何だかんだで、こういう映画が金曜の深夜には一番楽しめる。特に疲弊してる時には。

スタローンが助けられない!って逆に新鮮だし。
マイケル・ルーカーが珍しく良い人役なのもいい。

チスル(2012年製作の映画)

3.5

史実物って好きなんです。
全編モノクロ。勿論モノクロームの良さもこの映画にはあるんですが、モノクロの決定として「分かり難いシーンがある」という点は否めません。

軍というのは日・米・韓と問わずいつの時
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インブレッド(2011年製作の映画)

4.0

絶望系スプラッター。(そんな系は今作った)

もっと残虐度を期待してたんですが、殺されるバリエーションが乏しい。殆ど「頭ボーン」か「全身ボーン」。
1〜2回観ればいいでしょう。プレ値の価値はありません
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

SNSにアップされたテロ予告から始まる緊迫劇。
確かまだクレジットが流れてるぐらいの冒頭から伏線があります。

普通こういうパニック物って最初は和気藹々から始まるのに、旅行に浮かれて。序盤から犯人を探
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ポルターガイスト(1982年製作の映画)

4.0

やっぱオリジナルのこちらのほうが完成度高いですね。トビー・フーバー&スピルバーグ。この映画でのちょっとほのぼのする箇所ではスピルバーグらしさが良いスパイスになっています。ラストのモーテルからテレビ追い>>続きを読む

ミート・ショップ・オブ・キラーズ(2017年製作の映画)

2.0

スプラッター物にはいつも甘い評価だけど、これは・・・。
最近はつまんない映画は評価付けないんです。では何故評価を付けたのかというと、良い映画になり得たから。もうちょっと頑張って欲しかった。男が殺されそ
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水のないプール(1982年製作の映画)

3.5

営団地下鉄はよくこんな映画に全面協力したなと、いやいい意味で。
犯罪者が主人公なので、正義感強い人は受け付けないでしょう。自分は好きですが。
実際の事件を元にしていて、更に2000年ぐらいに似た事件が
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

面白いけど、この謎だらけのお話は一体どんな所に着地するんだろうと、そればかり気になる展開で。
案の定、「なんじゃそりゃ」な終わり方でした。
面白いんですけどね。ナイト・シャマランは時々こういう「やらか
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

言わずと知れたナイト・シャマランの出世作にして大傑作。そしてブルース・ウィリスの新境地。アクションだけじゃないんだぜ、と。
まだVHSのレンタルビデオ時代に、普段映画を見ない友人に「生まれて初めて同じ
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

シム・ウンギョンさんを始め、高校生時代の主要キャストが皆良いですね。カン・ソラさんやミン・ヒョリンさんも美しい。

日本でリメイクされた作品と内容はほぼ一緒で、細かな部分や演出も、ただ時代背景がこちら
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.0

山本舞香が演じる高校生時代の主人公セリカがカッコ良すぎて。

主要人物のうち池田エライザのみ高校生時代と今のアラサーを1人で演じられるって凄い。

広瀬すずと富田望生は『チアダン』以来のコンビですね。
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モルグ 死霊病棟(2019年製作の映画)

3.5

貧乏彼氏ディエゴがボロ車で運転中にスマホで「ながら運転」で人を轢いてしまい、その夜から勤務する死体安置所での「一人夜勤」で始まる恐怖。
安置所には死体が一体。引き継ぎに聞くとその夜に起きた轢き逃げの死
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ハリウッド 1969 シャロン・テートの亡霊(2019年製作の映画)

3.5

酷評が多いけど個人的には好きです。
結構怖いし不気味。

シャロン・テートが何度も殺されて、それが夢で、また殺されそうになって今度は形勢逆転して逆に一味を殺しちゃう。でも家に戻るとそこには皆の死骸が。
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佇むモンスター(2023年製作の映画)

3.5

最初「なんだこの自主制作っぽさは」と思っていたら本当に主人公が自主制作映画を仕事の合間に趣味で作っているという設定でした。主役・ゾンビ役・特殊メイク・監督・脚本・編集:全て主人公中村。
普段は愛犬コロ
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ある用務員(2020年製作の映画)

4.0

『ベイビーわるきゅーれ』の出元がこの作品と聞いて拝見。
ヤクザ同士の抗争なんですが、用務員が実はヒーローという意外性、好きです。

バイオレンス度は『ベイビーわるきゅーれ』より上です。
一番ヤクザっぽ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

オフビートの若い女殺し屋コンビ。
社会不適合者、コミュ障、バイト続かない、殺しの仕事以外ほぼニート。

リュック・ベッソンの映画ほど美しくも華麗でもなく、
北野映画ほどリアルでもない暗殺者だけど、
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殴打誘発者たち(2006年製作の映画)

3.5

食うか食われるかの関係がシーソーゲームのようにコロコロと逆転する展開。

暴力が苦手な方は絶対に見ないほうがいいです。
逆に北野映画のような暴力描写が好きな方はお勧め。

それにしても冒頭から終わりま
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.0

主役は『半地下の家族』のお姉さん、パク・ソダム。
『トランスポーター』(なんでも届ける凄腕ドライバーのカーアクション)&『グロリア』(女性が懐かない子供連れての逃避行)のいい所取りみたいな設定なんです
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地球でたったふたり(2007年製作の映画)

3.5

主役の義理姉妹(実際には本当の姉妹だそうです)の圧倒的な存在感。
それだけで全編一気に見れます。

家出して東京に。だけど食べるにも困る、寒さをしのぐ場所もない。
タイトル通り地球でたったふたりの姉妹
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クラウン(2014年製作の映画)

3.5

子供の誕生日に勤め先でピエロの衣装をちょっと拝借して祝ったらそれが脱げなくなって、カツラも衣装も電気ノコギリでも切れない。そしてお腹が空く。子供を食べたい。

良く出来ているので、テンポよくドキドキし
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パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)

3.5

好きです。笑
初っ端から最後まで飽きさせない脚本と演出。あと主人公の女性がショートカットで好み。救出部隊のボスや、主人公と入れ替わりに脱出したからという理不尽に案内に駆り出される元窃盗犯もイケオジだし
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.0

なんだろう、面白いしグロも意外性もあるんだけど何かが物足りない。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

2.5

全てが薄っぺらい男がひたすら殺人を重ねていくお話。
ボディケアも、どの店が落ち目でどの店がいいかも、どこのスーツだどこのメガネだも、名刺の出来の競い合いも、聞いている音楽も、多分ウォークマンであろうダ
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原点(2016年製作の映画)

3.5

いい意味で裏切られる映画。
ジャケ写のイメージ全く違います。
不思議なお話。

まず何が何だかよく分からない。だけど見ちゃう。関係性も、登場人物もよく分からないのに。
ボロいガソリンスタンドに足止めく
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ラバーボーイ(2014年製作の映画)

3.0

女児2人に「ラバーボーイ」とイジメられる太っちょ男児。パンツ下ろされたりと可愛いもんですが相当根に持っていたようで、ラバーボーイは女児を待ち伏せして橋の上から川に突き落とします。
はっきり言ってこの映
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

4.0

構図が独特なんです。まずそこが気になりました。(※後述)

大阪2児餓死事件を基にした映画とされていますが、ディテールがかなり違います。
事件は風俗嬢ですが、こちらの映画では良き妻であり良き母です。
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変態島(2008年製作の映画)

1.0

冒頭のOPクレジットはデカいフォントが縦になったり横になったり、無駄に長くて実に4分も!

中身は亡くなった子供を求めて、という擦り切れた内容ですが、「フォーガットン」のようなエンタメ性も無ければ「闇
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ロックダウン 非常事態(2019年製作の映画)

1.5

控えめに言って、滅茶苦茶退屈。
ウォーキングデッドで妹を殺して自身もキャロルに殺されちゃうリジー役のブライトン・シャルビノの「あの子がこんなに大きくなって」という、それが無かったら多分途中で見るの辞め
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

荒川いいなー。
粗い粒子いいなー。
老いた三浦友和いいなー。
岸井ゆきのさんいいなー。
淡々と流れるオフビートのボクシング映画いいなー。

コロナ禍では、耳の不自由な方達にとっては誰よりも大変だったの
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

これは中々の逸作です。拾い物というか。俳優さんとか知らない人ばかりだけど。
でも何を書いてもネタバレになってしまう、というレビュー泣かせ。笑

でもホント、前情報なしで見ると確実に楽しめます。全編ダレ
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帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)

3.5

自分が前に見た田中邦衛が刑事役の物と比べて、あちらが警察目線だとすると、こちらは新聞記者目線で描かれています。

新聞は731部隊でしか知り得ない毒殺方法まで掴むも、GHQから圧力がかかり記事には出来
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あくまのきゅうさい(2018年製作の映画)

1.0

自主制作映画なら自主制作映画と書いておけ。
たったの1時間5分が滅茶苦茶長く感じられた。そのぐらい退屈。ゴミ。

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

いい意味で予想を裏切られました。スラッシャーホラーの名作。全然知られてないけど。

老いとは何かとか、殺人願望と性欲は紙一重なのかとか、色々考えさせられる作品。

冒頭は殺戮現場にやって来る保安官から
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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.5

油田火災を止めようと、その為の爆風を作るニトログリセリンを賞金目当ての荒くれ者達がトラックで運ぶ、というお話。
リマスター版というのを見たのですが、これはかなり長いです。160分。なんなら最初の1時間
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

凄い迫力。どうやって撮ったんだろこれ。

夫をロッククライミングの最中に亡くした妻が1年後、友人に誘われ「傷心冒険」で地上600メートルのテレビ塔に登るも、足場の梯子が崩れ落ちて2人ぼっち立ち往生。と
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