EDDIEさんの映画レビュー・感想・評価

EDDIE

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私の愛を疑うな(2023年製作の映画)

4.0

人は固定観念で勝手な色眼鏡で物事を判断する。そんな無意識の差別がセリフの節々に感じられる高橋ユキノ主演28分の短編。仲良しな女性2人が屋根を共にする。そこから人々は勝手に想像しお節介な言葉を次々と投げ>>続きを読む

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.0

天真爛漫、快活、純真、その笑顔が太陽のように我々を照らす見上愛の瑞々しさをこれでもかと堪能。実写的には原作漫画からの男女逆転が成功。一方、物語の仕掛けが種明かしされて成程と思っても前半の疾走感に置いて>>続きを読む

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.0

2020年代に突如舞い降りた「よ!待ってました!」なお決まり王道ラブコメ。
主役男女のすれ違い、ズレた会話や押しと引きの見せ方。もはやテンプレのようなやり方も「こんなんでいいんだ」を見事体現してくれた
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

見た目だけで相手を決めつけるな。肉食と草食が共存する理想郷は実現できるのか。この映画を観たらちょっぴり信じたくなる。弱虫ウサギが警官になれる?イタズラキツネが他者のために良いことができる?全ての決めつ>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

時代を超えても語り継がれる名作というのはこの作品をいうのだろう。母を亡くし、その元恋人である詐欺師と詐欺を働きながら親戚の家を目指すロードムービー。タバコを吸う9歳児が妙にカッコいい。単純に物語を追う>>続きを読む

イカとクジラ(2005年製作の映画)

4.3

こんな両親の間で板挟みになる子どもは辛い。ただ監督のノア・バームバックの少年時代がまさにこれに近かったとか。夫婦生活破綻した家族、16歳の兄と12歳の弟が思春期を複雑な環境で自らの意思表示を覚えていく>>続きを読む

i ai(2022年製作の映画)

3.0

もはや森山未來の独壇場…と思いきや今回オーディションで台本全部頭に入れてきて主役に抜擢されたらしい富田健太郎がラストに全部持っていく強烈さ。ハッキリ言って内容は意味不明。だけど熱い。考えるな、感じろっ>>続きを読む

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.2

24歳の大スターが40歳子持ちバツイチ女性と恋をする。起こり得なそうな設定も相手がアン・ハサウェイなら…と思わせてしまう美貌と納得度。2人の気持ちはどうあれ、勝手に誹謗中傷するネット民は万国共通だね。>>続きを読む

あまろっく(2024年製作の映画)

4.1

こりゃええ話や〜😭
理不尽な理由で会社をリストラされた39歳が地元に戻ったら年寄りの父が20歳と結婚するとか言い出す。すんなり受け入れるのは難しい。でもちゃんと家族になっていく過程が良い。中条あやみが
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

清原果耶の可愛らしさにキュン死にしそう!良くも悪くも手堅い作りで期待を裏切らないけど、上回っても来ない感じ。
ただ清原果耶の可憐さと道枝駿佑の人懐っこさでお釣りは来る。
台湾や日本各地の撮影風景を楽し
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.0

シャワーが浴びたくて…!!
懐事情の寂しい芸術家の女性が主人公。見ず知らずの鳩を飼い猫が怪我させたと思いきや、なぜか動物病院で150ドルも払った挙句面倒をみることに。給湯器をなかなか修理してもらえない
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.6

警察に取り調べを受ける尾行趣味の男が主人公。彼はなぜ捕まったのか、一体何が起きたのか。事前、事後をシャッフルさせながら種明かしをしていく模様を楽しめ。緊迫感ある音楽がクセになるが、ノーランお得意の時系>>続きを読む

辰巳(2023年製作の映画)

4.0

こりゃシビれるね〜。
裏社会の掟と仁義、復讐の連鎖、大事なところで流れる涙。敵味方関係なく、いざという時に流す涙には意味がある。正義や悪という見方以前に自分なりの信念がある、引けない理由があるのだろう
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リバウンド(2023年製作の映画)

4.3

韓国で実際にあった高校バスケ奇跡の物語。廃部寸前の高校バスケ部コーチに指名されたのは1人の男。未経験者も含む少人数バスケチームをどう勝利に導いていくのか。コーチも未熟、選手も未熟、みんなで共に力を合わ>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.9

モンスターバースシリーズの顔となったコングを愛嬌たっぷりに描く最新作。もはやゴジラは添え物であり、物語は完全なる「猿の惑星」。確かにコングの豊かな表情は可愛い。とはいえ一辺倒な猿の帝国の物語に興味は持>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.2

これは紛れもなく冴羽獠だった。
新宿の街で悪と対峙するスイーパー。槇村兄とのバディ、別れと香との出会い、そして現代の実写でなし得る最高峰のアクションで魅せまくり!お笑い描写もまさにシティーハンターの世
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.6

第一印象で全てを決めるな。
全てにおいて対話が大切だということはよく分かった。だがしかし、最後まで気は抜けない。究極的には第三者から見たら“悪”に思える行動でも実は“思いやり”なのかも。
話し合い行動
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日本統一9(2015年製作の映画)

3.5

組織っていうのはまとめるのが難しいもんなんよ…どんなに上が話をまとめていても猪突猛進に突っ走る部下がいたりする。そんな部下のケツをもつのは上司の役目。名古屋勢力でチャンスをもらった謙太は色々としでかし>>続きを読む

日本統一8(2014年製作の映画)

3.7

大阪戦争の抗争から大きく勢力図が変わる。氷室と田村が和解し、見事バディの復活、田村の忠誠の言葉にはウルっときたぜ。そこで新たな邪魔をして来たのが岐阜のヤクザたち。氷室組の快進撃がここから始まる!田村と>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.9

これぞノスタルジーという言葉がピッタリ。
突然のホラー描写には驚くものの、かつての両親との対峙、そして自分の殻を破り自ら選んだ道を歩むという中年の成長譚になっているのが良い。

そもそもが妻子供と別れ
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.0

もうこれドラマで良くね?明らかに続編ありきな終わり方、仲間の個性も発揮されないのは2時間の映画では尺が足りない証拠。ケレン味ある映像はザックの良さではあるけど、キャラムービーでキャラに感情移入しづらい>>続きを読む

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.7

「神様って本当にいるの?」
宗教は何かに縋りたくなる人のための心の拠り所みたいなものだと思うから、結局信じる信じないも自分次第。全ての現象は偶然の積み重ねでできているから、それを受け入れられるかどうか
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.4

父の仕事転属の関係で訪れた西ドイツでスーパースター、エルビス・プレスリーと出会い恋をする嘘のような本当の話。プリシラ役のケイリー・スピーニー、エルビス役のジェイコブ・エロルディ共に素晴らしいが、2人が>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.8

多様性という言葉一つで片付けるのは簡単。
ただそれは当人を完全に無視した“つもり”の理解かも。
恋愛感情を抱かないアラサー女性のリアルを三浦透子が等身大で表現。
「宇宙戦争」トム・クルーズを引き合いに
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眉山 -びざん-(2007年製作の映画)

3.0

都会から地元徳島へ。気の強い母ががんと診断され、母と自分の過去を顧みる。とにかく宮本信子がカッコよく、松嶋菜々子が美しい。当時の大沢たかおってあんまり演技上手くない?物語のキーマンでもあるのでやや気に>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

5.0

クソ親父め。あそこまで連鎖的に不幸が訪れれば“呪い”と喚きたくなる気持ちはわかる。ただ彼らにとって一番の元凶はあの親父ではないか。ケビンが息子たちと幸せを噛み締める瞬間に家族という呪いが幸福に転じた。>>続きを読む

千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.1

30年もあなたを待ち続けて…だけど帰ってくる理由もないのかも。そんな彼女と同じ境遇の女性も原因不明で夫が2年帰ってこない。失踪者が常態化した港町。果たして夫は生きてるのか、帰ってくるのか。
一方で田中
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オアシス(2002年製作の映画)

4.5

言語によるコミュニケーションだけが愛情表現ではない。社会不適合者な2人の男女は真っ直ぐに互いを見つめ合い、表面でなく心で繋がっているのがわかる。一方、世間は“言葉”がないと理解しない。恋愛は当人だけで>>続きを読む

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.8

この世の中は覚悟とちょっとした優しさ、そして痛快な厳しさでできている。
冒頭の中谷美紀のウェディングドレスの理由は戦慄するぐらい怖いがファンタジーとして観ればその後の電車で巻き起こる数々のドラマが心地
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.4

飛んで火に入る夏の虫とはこのことだ!
実在のラッパー兼音楽プロデューサー、カターの半生を奇想天外に描くシリアスコメディ。人生を好転させたいのに全てが裏目に出てしまう運命に翻弄される男。
エンディング曲
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

音響の海に溺れる怪作。人は何故“炎”という武器を手に入れたか。その脅威と対峙し自責の念に潰される開発者。男の苦しみはつゆ知らず糾弾し続ける政府関係者。大事なのはこの映画を観て何を思うか。第一号が現れれ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.4

日本兵と通訳の不思議な友情、陸軍大尉が外国人俘虜の不思議な魅力に取り憑かれる人間の奥底にある慕情。ジャワ島で捕虜を支配する日本兵たち。彼らの理屈や国際法では囚われない支配欲や腹切の文化は気分が悪い。た>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

4.3

熱いぜ!バーの用心棒として雇われた元総合格闘家が正義も悪も見境なく拳で暴れ狂う。序盤は余裕とクールさを見せながら徐々に獣の顔が見えてくる。ジェイク・ジレンホールとコナー・マクレガーの近接格闘は瞬きも許>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

1.6

圧巻の「この時代にこれやる?」と震撼させる時代錯誤ラブストーリー。森七菜は魅力的で撮影も素晴らしかった一方、物語が気持ち悪すぎて刺さらない。10年越しの手紙、愛に不安を抱え結婚前に失踪、起こる事象がヤ>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.5

娯楽映画として百点満点な導入から一転、氷結と評されても仕方ない寒い家族ドラマと能力のわかっている悪霊の興味ない歴史に焦点を当てたダルいドラマが展開される。
キャラ勢揃いなファンムービーも登場人物が多す
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

この映画を観てあなたは誰かを思い浮かべるだろうか。“イニョン=運命”の描き方をアップデートさせた構成に好感。24年にも及ぶ海をも超えた相思相愛。何か成し遂げたいことがある、だけど大切な人がいる。そんな>>続きを読む

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