熊本出身の行定監督が熊本地震にちなんだ作品を撮り続けて3作目。
熊本地震当夜の作品。
愛ある“いっちょんすかん”。
周りに人が居るだけでこんなにあったかいんだな。
楽しくてならない。
舞台は非日常ながら描かれるのは日常。
沖田監督お得意の。
普通の人々の普通な感じが心地好く楽しい。
そして何より出てくる料理すべてが美味しそうに見えるのは凄い。
とにかく胸糞のオンパレード。
小松菜奈ちゃんの雰囲気はこの頃から稀有。
そして役所さんの演技の幅広さがとにかく凄いとしか。
予告編が素晴らしくて、期待しすぎた部分はある。
人を信じることや、家族であること、加害との闘いなど、考えさせられることがたくさん。
妻夫木聡&綾野剛カップルの話がまた切なかった。
おぞましさやどんどん昏みに嵌っていく演出が素晴らしい。
ストーリーはとにかく胸糞だけれども、その逃げない救いのなさっぷりに好感。
安藤サクラという女優さんへの信頼を決定的なものにした作品。
女優さんて、汚れ役とはいえ綺麗さが残っている印象があるが、サクラちゃんは本当に汚い。笑
今作のボクシングを始める前の状態がまさにそう。
そ>>続きを読む