wkhrAさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

wkhrA

wkhrA

映画(171)
ドラマ(1)
アニメ(0)

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.0

ほぼ完璧に映画化。4:3の画面サイズまで含めて1990年代前半を再現。スマホも携帯もまだ無かった。タバコもよく吸ってた。二階堂ふみ、素人っぽく語るインタビューシーンが秀逸。原作から25年あまり、岡崎京>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

よくできたフィクションなので突っ込んでも仕方ないが、それで計算可能?また、数学者が第二次世界大戦に挑むというテーマはイミテーションゲームと類似。ただし向こうは史実。最後の大和建造の論理、歴史の解釈は自>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

2.4

最悪の原子炉爆発を免れた理由が実は奇跡に過ぎないとなると、これは美談で済まない恐怖映画。

ばるぼら(2019年製作の映画)

1.5

原作漫画を読んでいないと何のこっちゃな謎映画。渡辺エリのキャラ再現度に1票。できれば原作通りに1970年代として描くべきだった。当時と今では新宿の町の持つ意味が違う。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.0

信じる神や仏は違うけど、メリークリスマス。デビッド・ボウイもテーマ曲を作っていたらどうなっていたか。

温泉女医(1964年製作の映画)

2.1

若尾文子が女医として田舎の温泉街にやって来た。それ以外は事件らしい事件も起こらず、小ネタがのどかに進行していく、古き良き時代の娯楽映画。

刺青(1966年製作の映画)

2.0

女郎蜘蛛の刺青の完成度が惜しい。若尾文子の男をだます美悪女っぷりは相変わらず。

オルランド(1992年製作の映画)

3.4

ティルダ・スウィントンをフルコースで。カメラ目線と幻想的な音楽とイギリス貴族の雰囲気を楽しむトランスセクシャル不思議映画。

燃えよ剣(2021年製作の映画)

2.2

同じ監督の関ヶ原同様、詰め込みすぎて早口過ぎて付いていけない。しかし燃えよ剣の名の通り、斬って斬って斬りまくる、岡田准一絶好調のアクション時代劇映画。山田裕貴と村本大輔のキワモノっぷりにも、それぞれ1>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.1

ジャームッシュがたまたまゾンビをネタに撮った、いつも通りの淡々とした映画。恐怖感はゼロ。

長沙里9.15(2019年製作の映画)

1.4

知られざる史実もありがちな感じの展開で描くと、こんな戦争映画になるという一例。

U・ボート ディレクターズカット(1981年製作の映画)

4.2

3時間半の大作バージョン。
映画に没入して閉塞感や緊張感、焦燥感、絶望感を味わうには必要な長さ。
乗組員同様、鑑賞にもメンタルが試される。
予定調和一切なしの潜水艦戦リアリズム映画。

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.0

マッチョだし、アクションも派手だし、めちゃくちゃ強いのかと思わせておいて、メンタルは意外と傷つきやすいタイプなのではないか。

孤狼の血(2018年製作の映画)

1.6

昭和最後の年のお話。いわゆるヤクザ映画ではなく刑事バディもの。やさぐれても、どこかいい人。それが役所広司。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

2.5

江口カン監督、笑いとアクションのテンポよし。

ゴルゴ13 九竜の首(1977年製作の映画)

2.5

1977年の英国領香港が舞台。濃いファッションや髪型はこれぞ劇画の実写化。外国人が吹き替えで日本語をしゃべってるのも、ある意味で漫画に忠実か。もしも東映が香港映画を作ったら。もしもゴルゴが実在したら。>>続きを読む

スターリングラード(2000年製作の映画)

1.5

スナイパーもの。ソ連赤軍は戦場での恋愛はアリだったのか?娯楽性高め。ちなみにヒトラー同様、スターリンやフルシチョフもユダヤには手厳しかった。なので、進むも地獄、下がるも地獄のスターリングラード攻防戦は>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.8

愛は時空を越える。過去の宇宙映画の名作たちへのオマージュもところどころに。油断も隙もあったもんじゃないストーリー展開が、文字通り時間を忘れさせてくれる大作。エンタメであり、哲学でもあり、宇宙物理学でも>>続きを読む

チャーチル ノルマンディーの決断(2017年製作の映画)

1.8

予算都合もあったと思うが、戦闘シーンがまったくない戦争映画。ひたすら葛藤するチャーチル。彼を強く支えた夫人が影の主人公。とはいえここは、タイピストにも1票。

Uボート:235 潜水艦強奪作戦(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

もしも素人が潜水艦に乗ったならという設定は面白いが、中身は過去の潜水艦映画の寄せ集め。魚雷はギリギリ当たらないし、水は噴き出すし、敵が乗り込んでくるし、沈んでも浮き上がるし。ちなみにベルギー領コンゴ産>>続きを読む

グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

2.0

笑顔が痛々しい映画。孤独社会がテーマ。低予算サイコホラーながら、クラシック音楽とキリスト教でどうにか崇高な仕上がりに。園子温作品への愛がむきだし。

清作の妻(1965年製作の映画)

4.1

のどかでコミカルなテンポと思いきや、戦争の足音とともに緩急すさまじくなる純愛映画。模範兵らしく杓子定規なクソまじめ男の清作と、自分の本音を貫き通すあばずれ女のおカネ。見応えあり。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.0

主人公奥崎氏もふくめ、殺された兵も、殺した兵も、残された家族も誰もが戦争の犠牲者なのだろうと思う。でも実は奥崎夫人が一番の被害者のようにも見える異色ドキュメンタリー映画。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.0

実話がベース。茶番を拒否するスパイの男気映画。北朝鮮ロケをしたかのような映像の完成度が高い。007のようなアクションやお色気はないけどドラマチックな1本。

空母いぶき(2019年製作の映画)

2.5

自衛隊の専守防衛の理念と戦場の現実との板挟みがテーマの映画。自衛隊ならではの戦闘スタイルが描かれ興味深い。それでもシミュレーションとして見ればかなり楽観的なんだろう。

人間魚雷出撃す(1956年製作の映画)

1.1

潜水艦映画なのに俳優のリアルと妙にシンクロ。石原裕次郎は役の上でも慶応だったり、長門裕之と津川雅彦が兄弟役だったり。興味あればマンガ特攻の島も。

卍 まんじ(1964年製作の映画)

1.1

きっと名作、名演技。趣味に合うか合わないかは、あなた次第な映画。ラストの3人の動きがシンクロナイズドスイミングみたいで、コントのようにも。ひたすら気味悪い目つきで黙って聞いてる谷崎役に一票。

(1959年製作の映画)

3.5

烏魚子のごとく若い頃はおいしさがよく分からなかった映画。色気をテーマにしているのに、とても寒々しい人間関係。役者同士の低体温に徹した芝居が青白い火花を散らすよう。京都の陰影にエロスとタナトスが重なりあ>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.5

戦争ゲームをしてるかのような伝令兵目線の映画。撮影や編集の技術はすさまじい一方で、とにかく目的がブレないシンプルなストーリー。ゲームオーバーしそうになっても死なない、強運すぎる主人公。びびりながら危険>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

いま最も見たくないディストピア映画。リアルが映画に追いついた。

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.3

潜水艦映画にミッションインポッシブルのようなアクション映画を足したような映画。どっちも好きなので、当然面白かった。リアリティはないけど。

女の勲章(1961年製作の映画)

1.9

お笑い系とは一線を画す大阪弁が美しい。田宮二郎は1961年当時、この映画で注目を集めたと言うが、作品設定での立ち位置やエンディングはその後の実際の彼の人生にも相通じる。