えいごさんの映画レビュー・感想・評価

えいご

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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

4.0

久しぶりイタリア映画。
青年期から仲間がいろいろ経験を重ねながら、時には喧嘩や別れ、再会
を重ねて人生を描く良作。

じっくりと人生を見つめなおす時にはおすすめかも。

2023.1 TOHOシネマズ
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

4.0

映画のトレーラーだけで予測していた物語とは、ちょっと違う内容でだった。
後半、親戚との会話、過去や現在につながっている様々な自分との対峙して葛藤しながら、
1人の女性として、何より一人と大人として精神
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

予告の印象から想像したよりも、人の生き方、
人生の選択について考えさせられる作品でした。

もっと見られてほしい作品です。

2022.9 シネリーブル池袋

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.0

映画内の設定は作り物というのは最初から理解しているのだけど、
実際の日本の風景や人に組み込まれると、違和感がないのが現実か..
状況説明はあまりなく、人々の会話、反応から映画内の世界を理解していくと、
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.0

家族、名誉、欲望、世間..様々な社会的な要因で翻弄される話でした。
主人公ラヒムのキャラクタが、俗っぽい人間性がツボにはまりました。

2022.4 シネスイッチ銀座

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

見終わった後で前向きにさせてくれる作品。
あまり映画で泣かない方だと思っていたけど、ところどころで泣かされてしまった。
特に父親がルビーの歌ってるところの喉の手を当てて、娘の好きな事を理解しようと
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

3人の視点から話を進める構成が思ってたより印象的。
それぞれに大切な状況だったり仕草が演技が分けられていて、
客観的な真実とは?と色々と考えさせる。

重装備の騎士の衝突シーンは、ほんとに大迫力でした
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

日本語で聞くと異空間に連れてこられた感があったけど、
ヨーロッパ的な演劇みたなた展開と会話がすごくよかった。

今年一番の映画体験だった。

2021.12.28 ル・シネマ

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

描かれるノマド的な生活が近代アメリカの原点とはいえるが、
こういった生活に憧れ一方で、現実的でないと尻込みする自分。

各シーンで出てくるアメリカのそのもの景色は圧巻だった。

2021.4 TOHO
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

配役もよいし、敢えてストーリーの時間を過去と現在を
交互に交える編集もよかった。

物語の根底にある主人公たちの生きづらさや家族を大切に
する姿勢は共有しつつも、それぞれの多様な価値観を明確に
表現し
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.5

アメリカでは新しい20ドル札のデザインされる人物のお話。

今現在、アメリカ自体黒人の歴史的な扱いから大揺れの時なので、
その一端を知るにはとっておきの物語。

遠い国の昔の話だと思わず、今につながる
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

思ってたのより、ずっと愛とユーモアがあり見てよかったと心から思った作品。
愛は強くて、人から人に受け継がれるだ。

子役たちも魅力的ななのはもちろだけど、スカーレット・ヨハンソンはほんと良い
役者にな
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

2.8

物語の始まりからは想像できないような、
今の英国の状況を、時にストレートに時に皮肉を入れながら
進んでいくのは意外な展開。
メインの二人の展開も意外かもしれないけど、あとから考えると
ヒントはちょっと
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パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.0

インドの有名なお話をベースにしている映画。
踊りも主役級の3名それぞれ紹介がてらのシーンとしてあるだけなんだけど、
それぞれ役どころをうまく表現されて素晴らしい。

しかし、ほんとに恐ろしいのは覚悟を
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.0

一作品で春夏秋冬を紹介なので、ちょっと駆け足状態なので、
少しだけ人間模様に軸を置いたところ、料理の紹介が少なめに感じた。
もう少し韓国の田舎らしい料理を紹介する時間が長ければよりよかったなあ。。
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マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

2.8

あまり奇をてらわない映像だどけ、期待よりは面白かった。
映画祭向きな作品。

スパッと切れる首がなかなか。。

2019.5 ヒューマントラストシネマ渋谷

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

もう、この3人の名役者の共演が何よりの面白さだった。
ほぼ男抜きの世界でも十分の楽しめる。

全員の衣装が黒基調なのも、より凛々しさと美を際立たせるのに
一役かっていて、映像もなかなか良い。

201
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

2.8

今の時代だからこその映像化されたテーマで、
女性があらゆる社会から表舞台に立てなかった時代、
自分と怪物を重ねて、後々の有名な物語ができる背景を
情緒的に描かれて、なかなか良かった。

あの時代に超が
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

まだ黒人差別の激しかった時代の作品は、何かといろいろ言われてしまうけど、
お互い一人の人間とてぶつかり、共感したり反発したりすることで
理解に一歩近づくことができることを素直に教えてもらった作品だった
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

3.0

東京国際映画祭で気になっていたけど、時間の関係で
見ることができなった作品。

一組の夫婦と異国の孤独な青年の愛情物語というのか、
なんとも表現しづらいけど、なかなか味わい深い作品だった。
日本の愛の
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

王道のストーリーと西洋東洋の価値観、外から見ただけでは解らない家族や女性の立場など、上手くミックスされてる。
The Joy luck clubも久しぶりに見たくなった。

2018.10 ヒューマン
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

3.5

今の日本からみると、どこか遠い国の話って感じもするかもしれないけど、
実際社会には強者もいつかの弱者だったり、その逆もあったりと
スッキリした世界でもないはず。
国を二分するほどの話とご近所付き合いの
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.0

思春期真っ只中の微妙な関係とLGBTに対しての受け取り方の個性が上手く絡まってて評判通り良い作品でした。シナリオを厳密にせず、見た人の解釈を膨らませる感じで観て良かった。

2018.8 アップリンク

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.2

期待しすぎだとそうでもないかも知れないけど、
偶然出会えると、見れたことに感謝したいくらいの作品だし、
ぜひとも見るのをお薦めしたい。

劇中は社会的には悪い人とされる人もいるけど、話が進むに連れて
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

みずみずしい青春...とは程遠いみんな悩める18歳の青春
という感じ。
(一括りにするのもおかしいが)日本の高校とは全然違うけど、
親や友達との関係、将来への希望と不安が入り混じった
ドラマは最高だっ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

最後のねた?明かしで全員の関係にクラクラしそうなった
けど、突拍子もない家族ではなく今にもそこに居そうと
思わせるのが、現代の日本かな..

原作脚本も是枝監督の作品だったけど、よく時代を
観察してい
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

2.6

邦題でちょっと損をしてるような気もするけど、
なかなか楽しめる作品だった。
映像や物語の世界観と、最後に説かれた謎とのギャップ
が結構あるので、それが気にならなければ。。

2018.4 角川シネマ有
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.0

設定を変えれば男とでも女でも(あまり気にならなければ)どんな年齢でも
有り得そうなお話。
元になっている舞台を見ていないので、映像化する上にどれくらい演出を
変更しているのはわからないけど、なかなか楽
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

キラキラした町のこどもが自分たちのやり方で楽しく遊んでいる姿からは
中々全体が見えてこないし、カメラも子供達の目線なので、基本はのどかな
感じ。だけど、その置かれている状況は社会的には厳しすぎる。
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.0

これは素直に良かった。
光州事件の話は聞いたことがあったけど、詳しいことは
あまり知らなかったので、こんな事が身近な国でも起きたことに
ほんと驚く。

ソン・ガンホ演じる役がホントに良くて、ごく普通の
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

主人公のトーニャ自身も、自分の思うアメリカらしい人なりだけど、
物語はアメリカそのものって感じでした。

この話の全てが事実かどうかか、分かりようもないけど、
環境が与える影響って、想像以上に大きいも
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心と体と(2017年製作の映画)

3.2

偶然(?)か必然か、心より前に夢で繋がっていたけど、現実の世界では
社会的な困難を抱えている二人。
その心に気がついた時から、その困難を自分なりに越えていこうとする
姿が、ぎごちないけど微笑ましいシー
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ブリムストーン(2016年製作の映画)

2.3

時代は感じるけど、今でも通じる感じの物語だったと感じた
(同じことは起きることは無いと思うけど..)
ダコタ・ファニングは、困難を抱えた女性の役を選んで演じてるけど、
これからが楽しみである。

20
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.5

この話こそ現代のアメリカ今の話だと思った。
主人公が目指すコメディ的な話が随所にあって、
現代の社会問題や盛り込まれて、ホントに面白かった。
制作している人の実際に起こったことを元にしているという
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦前後のアイルランドを事情を上手く織り込んだ作品。

どうしても、「あなたを抱きしめる日まで」を思い出させる内容だけど、
人も思いは時として、時間を問題にならない。

2018.2 ヒュー
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

2.8

思ってた以上に「家族」の話。

三世代の家族みなさん複雑な事情がありながら、
懸命に生きている姿も良かった。

2018.2 新宿ピカデリー

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