えいごさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

えいご

えいご

映画(182)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.0

「ドライブ」のレフン監督の世界全開。
ストーリーだけを理解するのではなく、
映像美と世界を感じる作品でした。

エル・ファニング演じるジェシーは、
モデルという世界に入り込んで、潜在的に持っていた
>>続きを読む

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気(2015年製作の映画)

3.0

表面のストーリーは、女性カップルの戦いだけど、
底辺は非常に政治色の強いを描いている作品。

現在当たり前と思っている権利でも、非常に政治的
な合意で成り立っている事を実感させられる。、
ここで描かれ
>>続きを読む

シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

2.0

静かに狂気は養われていくという感じだけど、
どうも自分の中ではラストに上手く結びつなくている。

最後のシーンを最初に、遡るようにみせると、あの独裁者の
幼少期のちょっと恥ずかしい一面を見せるTVプロ
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

主人公すずが一面のんびりした性格なので、
家族・近所の人やすれ違った人、街で関わった人々や
人間の行っていることを自然とのの対比全てが面白く、
印象的な作品。

人って、とっても愚かな事もしでかすけど
>>続きを読む

不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)

3.0

まさに何事にも屈せず自分を貫いたルイの物語だった。
ベルリンオリンピックの選手なので、その開会式のシーンではこれまた別の映画でも
取り上げられている、同じアメリカチームの黒人選手ジェシーがちゃんと映っ
>>続きを読む

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.5

古典名作とゾンビとの見事なコラボ作品に仕上がってて驚き。

プライドと偏見の話を知らなくても楽しめるけど、知ってたほうが
より楽しめること請け合い。
この流れでも「プライドと偏見」のポイントとなるシー
>>続きを読む

弾丸と共に去りぬ -暗黒街の逃亡者-(2014年製作の映画)

2.3

「弾丸と共に去りぬ」という邦題で、DVDスルーだったのも気がついてなかったけど、
偶然見つけた。

中国の最初の長編映画の元ネタを扱ってるコメディ仕立ての作品。
ちょいと進行のテンポが良いのか悪いのか
>>続きを読む

王となった少女(2015年製作の映画)

3.0

以前に少し聞いたことがあったくらいの理解度だった、
17世紀のスウェーデンの有名な女王の話。

クリスティーナ女王の話を見たのは、ほぼ初めてな状態だったけど、
現代的な視点が多いので、いろいろ想像を巡
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

灼熱の魂、ボーダーラインのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。

宇宙人が乗っているらしき巨大な物体が世界各地に突如現れ、中の生物と
到来の目的を探るため、意識の疎通を図っていくのがメイン。
コミュニケーシ
>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.2

アメリカある都市の夜と昼の見せる顔が鮮やかで、
秘密をこっそり覗き込ませるような雰囲気が良かった。

一晩のお泊まり会で、複数の場所が物語が描かれるので、
ちょっと間違えると意味不明になるけど、微妙な
>>続きを読む

いつか、また(2014年製作の映画)

3.0

中国の「今」を感じる、若者の時代に流されまいともがく様、流されていく形、各地の中国の風景をロードムービーを形をとって、上手く表現されている感じた。
韓寒原作ものは、初めて見たけど、中々良い。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.5

もう、青春と音楽との組み合わせだと最高の作品かも。

ストーリー自体は、シンプルなだけど、人物の個性、歌、
曲、80年台のアイルランド。それらが融合すると
ここまで良いのものなるか。

一度は是非とも
>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

3.2

未来を見つけるためにアイルランドからアメリカへの
移住を決意する女性、残された家族、その中に関係する人達の
動きの表現が細やかで良かった。

映像だけだとちょっと唐突感もあるけど、元になっている物語か
>>続きを読む

ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

2.5

何度か映像化もされ派生した物語もあるので、
どう見せるかが難しい作品。
ミア・ワシコウスカのボヴァリー夫人ぶりが
なかなか良かった。

エズラ・ミラーが普通の人物を演じているが
とっても新鮮。。
>>続きを読む

私の少女/扉の少女(2014年製作の映画)

3.0

韓国(特に田舎とされる地域)を舞台の話って、
日本の鏡を見せつけられているようでとっても辛い気持ちになる。

ペ・ドゥナの役どころも「個人的な事情」を背負っていて
人生に希望を見いだせない警察の制服組
>>続きを読む

シークレット・アイズ(2015年製作の映画)

2.2

スペイン・アルゼンチン合作映画のアメリカでのリメイク。
舞台は少し前のアメリカ置き換えられているけど、
ポイントは忠実に押さえてる印象。
ちょっと忠実になぞってしまい、アメリカ映画ならではの、
意外性
>>続きを読む

裸足の季節(2015年製作の映画)

3.5

大人の伝統に抵抗してする少女のまさに若馬ごとき
行動の話。
確かに自分もちょっと勘違いしてたけど、最年少の
妹の目線が見た社会・家族の描写なので、ちょっと
単純化しているところもあるけど、その分、突拍
>>続きを読む

マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.0

話の多くはTVスタジオ内での会話劇。
株やシステムを利用した取引の内情、個々の人生、
人との関係など複雑に絡んでくるし、人の感情は非常に厄介
だけれども、それだからこその物語か。

新しい話題と定番の
>>続きを読む

若葉のころ(2015年製作の映画)

2.3

一向に大人になりきれない大人と甘酸っぱい
学生時代の思い出が現代生活にリンクする。

台湾は最近現代の大人が学生時代の思い出と交差する
話が多いななどと持ってしまってちょっとストーリーに
集中出来なか
>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

3.0

ディズニー作品だから嫌いと好きとか有ると思うけど、
作品自体のクオリティは文句無しに高すぎる。
日本文化にどっぷりと浸かっている身としては、
全てがネタとして分かるわけでも無いけど、
アメリカ人自身が
>>続きを読む

グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

2.7

若さとは老いとはなにか、人生とは?
をじっくり考えさせれる作品。
超が着くほど忙しい人生から振り返る曲への想いに
ぐっと来た。

2016.5 シネ・リーブル池袋

デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

4.0

自然そのものを体現しているウザーラと、文明人としてのソ連測量隊との交流記。
ウザーラの台詞の一つ一つに優しくて同時に厳しい自然の有り様が
感じられる。

なかなか見る機会が無かったけど、素晴らしい作品
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.2

ゼロ・ダーク・サーティを見た時にも感じだけど、
現在の世界でアメリカ以外の話だと、フィクションだけど
アメリカだとありえる...と思わせてしまう。。
キャッチコピーに「善悪」とあるけど、それも越えて
>>続きを読む

獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)

2.4

閉鎖的な村で起こる、女性が日々認識する
人間でないものへの身体や心の変化。それはかつて母親にも....

若い女性の大人へと成長する自分では理解しきれない変化と
お伽話を上手く融合させたストーリーだと
>>続きを読む

告発の行方(1988年製作の映画)

3.0

ジョディ・フォスターの主演としてのアカデミー賞受賞作の一つ。

今の時代から改めて見るとシンプルな裁判作品だけど、
(今でも時折)社会的に問題化している事件を果敢に取り上げている
のは評価したい。
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

地元を愛して地元の健全化を願うための、敢えての戦い。
映画だと2時間にまとめられてしまうから、あっという間に展開するけど、
実際に記者達が行った仕事量は想像を絶するものだったはず。
それにはただただ頭
>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.5

特殊な状況だけど、子供の目線から見た「世界」が
どう感じるかを上手く表現してくれている作品。

子役ありきの作品なので、Jacob Tremblayがとっても良い。

映画の後半を見ながら想像を巡らす
>>続きを読む

夏をゆく人々(2014年製作の映画)

2.0

最近はヨーロッパの農村地域の話をよく見ているような気がする。

イタリアの田舎の人達のテレビという非日常が入り込む
時間の変化が興味深い。

2016.3.12 早稲田松竹

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.2

題名と宣伝に上手く乗せられ、良い意味で
騙されました。

そう来るか?え?あれは何?の部分もあって、
想像を含ませて見るのが楽しくもあります。

本編では直接描かれなった場面とか、まとめて
短編集でも
>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

2.5

気構えず気楽に見ることのできるコメディだけど、
抑える所は抑えてたという感じ。

イタリア国内の事情は正直わかりませんが、
女性の社会的地位に関しては、世界的に似た傾向
があるとは。おばーさまの喋りが
>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.0

勿論話の主人公はアイナ(エイナル?)だけど、物語をリードしていくのは
妻であるゲルダ。

何よりも人として、その芸術の想像の根源として、寄り添い
変わっていく姿を徐々に受け入れていく姿勢は何事にも代え
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.0

小さいころにみた「十二人の怒れる男」で、映画っておもしろい
と感じた身としては、狭い部屋で会話と身振りで、次々と
話の中心が変化して気が抜けない構成は大好き。

8人の何癖もあるHatefulな人物た
>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.5

ブリー・ラーソンで思い出したので。

様々の状況で問題のあるとされた子供たちを預かる施設で、
自身も問題を抱えながら子供たち優しく厳しく世話をする
主人公。

子供の頃の思いは皆が大人になったからとい
>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

パトリシア・ハイスミスの原作と比べると、
主役の二人の関係に強くフォーカスした物語だった。
その分スッキリした恋愛映画になっていた。
アメリカでも1950年代は”罪”でさえあったテーマだけど、
その社
>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.2

"HER"では、会話のみで人は恋をするかだったけど、
この作品ではAIのみならず外見も合わせて迫ってくる。
ここ1,2年のAIの発達ぶりのニュースを見てると、
外見はともなく、会話なら十分実現しそうな
>>続きを読む

フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.5

物語中のキャシー・ベイツが大きく変わる様を
みてると、共感で自分を変える努力は大切な事だと
思わされる。

20年以上前の作品とは思えず、何より愛すべき1作品。

2015.11.1 シアター・イメー
>>続きを読む