axtachibanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ディオールと私(2014年製作の映画)

4.1

素晴らしかった。ランウェイを闊歩するモデルが身に纏う美しい衣装は、デザイナーや針子たちの揺るぎない技術と妥協を許すことのない確固たるプライドの結晶であった。かなり上質な映像で、目が潤った。

ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人(2008年製作の映画)

4.1

この作品を通してハーブ&ドロシーと出会えたことが嬉しい。アートを"好き"でいることを躊躇うことがなかった彼ら。ウディ・アレンが人生万歳で描いていたようなN.Y.での暮らしを彷彿とさせた。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

主人公は、自らの心の声に誰よりも耳をすませた人だったように思う。その生き様は炎みたいに熱くて美しかったけれど……
エンドロール中はずっと唸らされた、良い映画だった。

BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

4.0

幾度となく人々の生死に触れてきた男が、一人の人間として、一個の魂として、自らの生と死とに対峙した。画面に出てくる人々のちょっとした所作一つ一つに、その人たちの心の震えを感じた。素晴らしかった。

千年女優(2001年製作の映画)

3.8

最期まで駆け抜けた女優の疾走感がたまらなく良かった。時代を行き来して物語が進む感じも、印象的なモチーフが繰り返される感じも、とても好きだった。

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.9

観終わったあと、自分も空白を抱えてしまった。主人公にとってはすべて「失われた」のかもしれないけど、彼は誰と対話してそれらを手に入れたのだろう
蠟燭の火が美しくて、ヴィスコンティの山猫を思い出した。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.8

コーヒー飲みながら、友達と喋りながら、観たくなる映画。登場人物たち皆が憎めない、良い具合の人間味を出していた。

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.8

観るのに体力を使った気がする。確かにむきだしの愛を感じた。ゆらゆら帝国がとても良かった。

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.8

一日中ひたすら訳の分からない出来事に巻き込まれた日の夜の帰り道に聴きたくなるような曲、みたいな映画だった。楽しかった。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

観ていて自然と笑みが浮かんだ。明日が愛おしくなる映画。

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.8

家族一人一人の心の機微が丁寧に、愛おしく、描かれていた。

ローズ・イン・タイドランド(2005年製作の映画)

3.7

綺麗だった。主人公の世界の見方が繊細で、引きつけられてしまった。

マグノリア(1999年製作の映画)

4.0

引き込まれた。最後の出来事を、ただ自然にそうあるものとして直視していたスタンリー君の表情が印象的だった。

ゆれる(2006年製作の映画)

3.8

主人公のモジャモジャした気持ちが、ありありと切り取られていた。

SAYAMA みえない手錠をはずすまで(2013年製作の映画)

3.7

愛しさや温もりを感じた。これらは、人の尊厳を保つための心の支柱のようなものなのでは。冤罪事件に巻き込まれたことで尊厳の危機に晒された石川さんと、彼にぴったりと寄り添う奥さまの姿に、胸がつかれた。

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

彼らの生活へ想いを馳せた。どんなに想像を掻き立てても、彼らが何を感じたのか、私は知ることができないし、誰も知らない。

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.9

生にしがみつく主人公がとにかくカッコよかった。旅のような人生だった。やっぱりマコ様スゴイなあ…

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.8

疾走感があった。イメージがやっぱり鮮烈だった。観ながらずっと「愛」はどこだと探していたら、最後に見つかった。

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.8

哀しくも可笑しい、えも言われぬ余韻が残った。演出のセンスは終始光っていて、失速することなくラストを迎えた。愛って何ぞ。

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.8

ラムシュタインのオープニングからシビれた。主人公と相手の人生とがやっと交錯した!というところで、前編は終わった。ぐいぐい引き込まれて、たくさん笑ってしまった。

0.5ミリ(2014年製作の映画)

4.1

「いま」が大切になった。主人公の身に纏う空気感と、舞台・高知の風土がたまらなく良かった。人を好きになる映画。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

まるっと分かりやすく、哀しい、人間の物語。退屈な瞬間がなかった。登場人物たちの喋りのテンポが、寝起きの頭に心地よかった。

人生万歳!(2009年製作の映画)

4.0

どうせ生きるなら楽しもうよ、と、肩をポンと叩かれた気がした。何はともあれ、時は過ぎ、またあっという間に新年を迎えるんだろうなと思った。眠る前に見てリラックスできた。

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

4.2

生きてることが愛おしくなった。人間賛歌。色づかいも大好き。

アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

ドキドキしっぱなし。主人公の葛藤よりも、舞台全体の状況、にばっかり気を取られた。こんな時期だから…

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.0

初めてみたときの興奮たるや。エロ×バイオレンス×トランスジェンダー、何でもありの宇宙的ミュージカル。大好き。

二重生活(2012年製作の映画)

3.7

二重生活を送ることで、心のバランスをうまくとる。ちょっぴり歪な感じ。中国の一片を見た。

メビウス(2013年製作の映画)

3.5

2015年1月1日、映画の日、新宿シネマカリテにて。痛い痛い痛い、痛い。まるで寓話のような、真っ赤なお話でした。

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