小学生の時にリアタイで映画観で観たのを覚えていて、懐かしさで鑑賞。
監督は堤幸彦だったのね、とか
レイリー水川あさみだったのねとか
中尾彬出てたっけとか
十分に懐かしさに浸らせてもらった。
上海の妖>>続きを読む
罵詈雑言の中Life goes on。
というpumpee 父親のパンチラインがよぎる。
夫婦ってお互いに「なんでこの人を選んでしまったんだろう」と「この人と一緒になったのは何か運命的な意味があった>>続きを読む
まず冒頭のクレジットのフォントと色使いに始まり、繁華街のネオンが光る中で謎めいた女に惹かれた男が声をかける。
この画力で引き込まれてしまう。
女の歴史が回想されるにつれ、
男と女の関係性は一般論では>>続きを読む
宗教・信仰の持つ役割として、不条理を解釈可能にする理屈を与える事で鎮痛・救済するというのがある。
だからこそ宗教・信仰は人間社会には当然必要なものなのだけど、その「理屈」の部分が一般的な社会常識の中で>>続きを読む
人が好きなものに夢中になっている姿に人は憧れ魅力される。
と同時に好きなものに出会う事ができた事自体も運と才能であることや、大人になる過程で去勢され、適応していく側の人達もしっかり描いているからこそ>>続きを読む
宮崎駿作品を観て、いつも最初に思うのはこれだけ様々な映像コンテンツが日々更新される時代になっても今だに宮崎駿の作るアニメーションから受ける映像体験は理屈云々ではなく、リアルタイムでとんでもなく凄いもの>>続きを読む
会話劇の内容とテンポがあまりにもフィクショナル過ぎて真剣に観る事は出来ないけど無心に消費するエンタメとしては序盤〜中盤のメフィラス戦辺りまでは楽しめました。
ただ後半部分は
①なぜ外星人であるウルト>>続きを読む
いわゆる大企業病がどう言うものなのかを10倍デフォルメしたようなタッチでサクサク観れて面白い。
悪は凡庸。
「どんな手を使っても良い」と言ってしまうとそりゃ不正に走るものも出る。
誰に、何を=戦>>続きを読む
パッケージ的にもっとドキュメントタッチの作品かなと思っていたら、結構エンタメよりの演出が多くて、見やすいなーとなりました。
一方で、青みがかった画面や、顔へのフォーカスや、スローモーション等が過剰で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
吉田恵輔監督作品としては初期の「机のなかみ」「さんかく」などに近いパッケージで、「空白」とは対照的に軽やかなタッチで描かれる、本来の吉田節全開のダークヒューマンコメディでシュールな演出に爆笑し、想定外>>続きを読む
トーキングヘッズ及びデヴィッドバーンを知らない奥さんといきなりこっちの作品を観たら冒頭でちょっと興味が続かなかったみたいだったので、まずはこちらをと思って「stop making sence」 を観せ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「無秩序という秩序」
最近の白石和彌作品にハズレ無いですね!
今回も、絵的にはかなり韓国映画を意識しているなと思いました。もちろんポンジュノもそうだけど、個人的に本作はナ・ホンジンやパクチャヌク系>>続きを読む
とても丁寧に作られ、重すぎず、多くの人が楽しめるように配慮された商業性と社会性のバランスが素晴らしい映画でした。
特に所持品整理の場面や保護司と保護監察官とのやり取りなんかは丁寧なリサーチと監修の賜物>>続きを読む
やはり深田晃司監督作という事で、とんでもないクオリティですね。
淵に立つの時も感じましたが、今回はモチーフとしても取り上げられているように、深田監督は構図が常に絵画的ですよね。
ありとあらゆる角度>>続きを読む
おそらく本だけ見たら無茶苦茶な設定の脚本もここまでやられたらあっぱれとしか言いようがないっす。
本音を言うともう少しリアリズム方向の映画を期待したけど、手を組み始める辺りから「あ、そう言うリアリティ>>続きを読む
脚本がとてもシンプルなのと、B級ホラーお決まり感ある、パンと音量のデカい効果音で驚かすという演出。韓国映画お決まりの警察の無能ぶりのせいで、ものごっつ低俗感の漂う作品になってしまいました。
しかしな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
控えめに言っても最上級の賛辞を贈りたい一本。
前作も充分最高だったのだが、
今回はヤクザ映画を完全に別次元に押し上げた、日本映画史に置いてもエポックメイキングな作品になったと言う意味で、最早クラシッ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
吉田恵輔作品のフィルモグラフィの中でも超ド級の一本が来てしまいました。
前作のBLUEを観た後に、
吉田恵輔監督作品の多くは、丁度物語の中盤に「転換点」を用意して、事実上2部構成になっている作品が多>>続きを読む
ラスト30秒、二宮に「写真とは?」論をナレーションで語らせるところでゲキ萎え。
それを言葉で言わないで語るのが映画。
なぜわざわざ映画である理由を
作り手自ら放棄するのだろう。
描いているテーマとしては、邦画で言うとモロに「ピンポン」の系譜ですよね。才能と努力の話しというか。持つもの持たざるものというか。運命論的な話しです。
し、しかしこれは…吉田恵介作品の中でも、かなり異>>続きを読む
危機を乗り越えるには記憶が必要。
記憶を保つには人間性が必要。
人間性を保つには悲劇が必要。
その意味で、
震災を完全に福音として描いている。
そして、常に女が男に力を授ける。
傑作を描ける作家>>続きを読む