Pianoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.0

空飛ぶ鳥と空飛ぶ風船のカラーが、虹色コーデで明るくキュート。
家に風船付けて飛ぶなんて、キャンピングカー旅の空バージョンで夢がある。
減った風船分の家具を捨てて飛び立つなんて、理科の感覚も掴める。
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.0

文学的で計画的に台詞で語り繋ぐ、まさにイギリス映画らしい雰囲気。
英国の田園風景も古い館も、そして恋の行方がとっても浪漫的。
後ろに流れるクラシックピアノの音色も、昔風の画に合っていて美しい。
紅茶を
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.8

同居することになったお爺ちゃんにのっとられた自室を取り返すべく、あの手この手でイタズラをしかける孫。其々の友人達を巻き込んで、結局楽しく遊んでるようだったのに、最後は大惨事に。
戦争も同様に、初めはち
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.9

家庭に恵まれないけれど、真っ直ぐな心のマイケルと、裕福で勇敢なママ、リーの偶然の出会いが幸せの始まり。
どんなアンラッキーも、〝どうせ〝と投げやることなく前進していると、ラッキーに巡り合った時に活かす
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.1

貝のマルセルと、人間の監督ディーンとの自然な会話がお伽話とリアルな撮影現場をインタラクティブにしていて、新感覚。
ストップモーションならではの、マルセルのキュートな仕草とお喋りも自然で微笑ましい。
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.8

ナチス、ドイツ、イスラエル建国、パレスチナ、ミュンヘンテロ。でもオリンピック選手を狙うのは違うな。
知らない、いない人と言われながら、国の為にテロリストを暗殺することにも正義は無い。
何方も虚栄心ばか
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

パラサイトに比べてリアル。
こんな家族が未だに居るのかと衝撃。
こんな暮しでも犯罪に手を染めずに優しい家族でいられるのは、逆に学校に行っていなくて純粋だからなのかもしれない。
Youの呑気な母親っぷり
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

植物学者、牧野万太郎のお魚版か?
只々サカナが好きで、その気持ちのまま真っ直ぐ仕事が出来るって理想的。
魚嫌いなのに黙って見守る家族や、素直なヤンキーの友人達のおかげでもある。
学歴なんて無くても、大
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ミート・ザ・ペアレンツ3(2010年製作の映画)

3.6

ゴッドファーザーオマージュに、クスッと笑える気楽なファミリーコメディ。
ホッコリ癒し要素は双子の子供達とイモリ?のアーサーが、猫のジンクスに加わった。
がしかし、1に比べると全体的に雑かな。
ロバート
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

3.8

デニーロ祭り中。
ハードボイルド系からコメディタッチの憎めないパパに、〝グランパウォーズ〝のおじいちゃんまで多彩。
若干ドタバタだけれど、気楽に楽しめる王道のストーリー。
意地悪な猫もスパイシー。

ヒート(1995年製作の映画)

4.1

ラストまでハラハラドキドキ。
自分が追われ追っているようなシーンの作り方が、リアルにスリリング。
更にアルパチーノとデニーロの表情、動きがより緊迫感を感じさせる。
2人とも〝仕事〝に集中しつつも家族を
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.8

〝ゴッドファーザー〝、〝アイリッシュマン〝からのアルパチーノ。
悩み多き青少年に向けた、示唆溢れる心温まるお話。ズルい大人に惑わされること無く、自分らしく考えて生きよ!
フランクがちょくちょく〝ハッ〝
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

〝アイリッシュマン〝からのスコセッシ監督とデニーロ。
安倍首相の襲撃事件が頭に浮かんだ。
社会に自分の存在を認めて欲しい、自分なりに悪い世を正したい。たとえそれが人殺しによってでも…
淡々と働いていた
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

コメディタッチのアクション。
CGでは出ない現場感が、リアルでかえってスリリング。
ハリソンフォードがショーンコネリーをいちいち〝パパ〝って呼ぶのも、
ホッコリして可笑しい。

監督・出演陣が語るアイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

アイリッシュマンは、ロバートデニーロの持ち込み企画だったのか。
出演者の品揃えも良いわけだ。
3人の若かりし時の顔はCGで調整してるとは驚き。とても自然だったので。
今のところ体の動きを年齢相応にする
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

「ゴッドファーザー」のアルパチーノとロバートデニーロの今を観ることができる。
普通の家族をもちながら、仕事は裏社会。実話の面白さと往年のスター達の爺さんぶりで、あっという間の3.5時間だった。
「出演
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.0

ヴィトー-コレルオーネの最後は妻にも子供達にも囲まれ、孫と遊びながら倒れるなんて幸せそうだった。
マイケルの最後は寂しい。
ファミリーを守る為に兄弟をも殺害してきた天罰か。
日本の時代劇に似てる。
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

ゴットファーザーの時代とその息子の時代を行ったり来たりしながらマフィアの変化を描いている。
コレルオーネファミリーの誕生を挟むことで、マフィアの終わりの予感が際立って、真剣に見入ってしまった。
パート
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

イタリア映画の雰囲気で洒落ているけれど、舞台はアメリカ。
マフィアの抗争は残虐極まりないが、家族愛があり人間らしい面も持っている。
マーロンブランドが演じるその狭間が、悲哀に満ちている。
邦画「ヤクザ
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天下無敵のジェシカ・ジェームズ(2017年製作の映画)

3.6

アニメ「キッドカディ」でメドゥの声の主が気になって視聴。似てる。
こちらのストーリーは、恋模様を織り交ぜながらの、劇作家としてのサクセスストーリー。
子ども劇場プロジェクトって、良い取り組みだと気付か
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キッド・カディ: Entergalactic(2022年製作の映画)

4.0

ポップアートが動いている感じ。
アニメーションでこんな表現ができるんだぜ!って言ってるような、独特且つ美しい画。これいる?ってシーンもあるけど。
音楽もクールで絵やストーリーの雰囲気と合っている。MV
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.8

勘違いと思い込みが落とし穴に。
予測不能で予防も出来ない。
僕は来年?死ぬという布石が打たれてスタートしたので、レスターがいつどうやって死んでしまうのか謎解きしながら見入ったけれど、予想外のラストに。
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.2

昭和を描いた時代劇。
当時の日常を淡々と描くことで、図らずも時代を記録している。
戦後すぐの世相やライフスタイルに家族関係。住宅の作りや呑み屋街の風景がノスタルジックだし、オフィスの廊下や扉も昔の丸ビ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

ライトで洒落た雰囲気で描いているけれど、扱っている問題は重い。
こんな大罪を女性自身も忘れてしまうことが、法と社会が進歩しない理由のひとつ。
だから、誰もが罪だと認める手段で裁かせるしかないって流れが
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.8

ノア-バームバック監督繋がりで、2度目の「マイヤーウィッツ家の人々」と「マリッジストーリー」に引き続き観てみたが、予想外のテイストだった。家族に起こることという意味では〝らしい〝のだけれど、ちょっと斜>>続きを読む

アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.8

日本の木製蔀戸のようなブラインドからの光が心地よい空間。
精神の障害にも様々な症状と程度があって、自身の傾向を理解し投薬を受け入れながらデイケアで自分らしい暮らしを続ける姿をドキュメントしている。
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ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

4.2

世界中の人達が訪れているノートルダム寺院が火災になったこと、全焼は免れたという事実を、実際の報道映像も織り交ぜながら映画として作り上げているからなのか、何度となく訪れたノートルダムの思い出が焼けてしま>>続きを読む

幸せのちから(2006年製作の映画)

3.8

仕事の成功は人間力で、それを推進する源は家族を思う幸せの力か。
キャプテンが置き去りのままは予想外だけれど、息子ちゃん健気で可愛いし、頑張ろうって元気が出た。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.8

スナイパーという仕事。
任務を果たしてイラクから無事帰国したのに、凄腕で有名人になったばかりに、母国のイカれた奴に殺されてしまうという、なんともいえない人生。
家族の元に戻れたかに見えて、戻ることは出
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.7

マネーマネーマネーって歌が好き。
4年前に、超リッチな人々の暮らしを向学の為にと見て以来2度目の視聴。
その時の自分を思い出して懐かしかった。
音楽もいいし、ド派手なインテリアも見慣れない分面白い。
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.2

静かで綺麗な画とストーリー。
無理な開拓をせず、その土地の持って生まれた自然に合った恵が結局は強くて持続性がある。
しかもお金持ちも、そうでない人達も皆が美味しく食べて体に良いミナリは普遍的。
さすが
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フレンチ・イグジット さよならは言わずに(2020年製作の映画)

3.6

不思議な世界観。
自由な母親に、抗わずについていく息子、破産しても昔からの友人とか、パリで出会った新たな知り合いが結局取り巻くってことは、奔放なだけでなく何か人間的なものがあるからなんだろうな。
裏道
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

4.0

同僚の心を元気づける為の試みが、結果として自分達自身のマインドも変化させた。
哀しいことがあったときに、良いこともあるかもしれないと、前向きになれるストーリー。
今年のクリスマスにもう一度見たい。

運命の回り道/リンボー(2020年製作の映画)

4.5

良い。好き。泣いた。
風景の中の人物の切り取り方とかテイストが、「オリーブの林を抜けて」のアッバス監督のよう。
各シーンは、美術館に飾られている写真のような構成で芸術的だし、お兄さんの魂と再会したオマ
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ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

4.4

ディカプリオの「ブラッドダイアモンド」と比べるとかなりリアル。
詩を読むようなアグーの語りに、ずっと胸が締め付けられていた。
無目的で無意味な残虐行為を押し付けられてきた子供達が、海に戯れる〝らしい〝
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

切り取ると、こんな日常の人もいるのかもと、相変わらずの今泉さん風。
人もカモメも死んだら迷いなく埋めちゃうちひろさん。
お弁当屋さんの前は風俗嬢。
牛飼いの前はお弁当屋さん。
人生を迷いなく更新して、
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