Pianoさんの映画レビュー・感想・評価

Piano

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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.8

今頃スパイダーマンデビューした。
スパイダーマンもマルチユニバースで繋がってるのか。
そういえば「エブリシング-エブリウェア-オール-アット-ワンス」もクリストファー-ノーランも時空を超えてたな。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

「ワンス-アポン-ア-タイム-イン-ハリウッド」を観た時の後味からグロを引いてコメディを足した感じ。
アニメを実写で演ったようなぶっ飛び感。荒野を臨んで石の母娘がお喋りするシーンは、ジェットコースター
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

劇場で観たい。鳥瞰や近景のショットは映画ならではだけれど、現場で五感で感じたら体じゅうで感動しそう。
バーンの社会に向けたメッセージも心に響く。
BTSのそれと違い、誰でも踊れそうなダンスとリズムに懐
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

いつもちょっとだけ間に合わない。
に、あぁ、ねぇって共感。
そして庭の緑を臨むキッチンで、母とお喋りしながら料理したなぁと懐かしくもなった。
家の作りも人間関係も、昭和の家族感に溢れている。
人間の裏
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ROMA/ローマ 完成までの道(2020年製作の映画)

4.0

3年ぶりに「ROMA」を見た。
空間と時間の流れが自然だから、何度観ても新鮮で心に響く。
モノクロも想像力を掻き立て、当時のメキシコシティやオアハカの世界に浸ることが出来る。
「〜完成までの道」は配信
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ジム&アンディ(2017年製作の映画)

3.6

コメディアンのアンディー-カウフマンを知らないのと、芸風も刺さらないのとで、彼を演じるジムのドキュメンタリーも今ひとつに感じてしまった。
でもジム−キャリーが出ている映画はもう一度観たくなった。
トゥ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

そっか自分の日常も、ある枠の中で行われているのだった。
話の設定が面白い。
そして一歩踏み出すラストが清々しい。

ジェニー・スレイトの舞台負け(2019年製作の映画)

3.6

「マルセル靴を履いた小さな貝」のマルセルの声を演じている女優さんによるスタンドアップコメディ。
とっても可愛い声でおしゃまなマルセルを思って観たら、下ネタ率が高くて笑えない。観客が大笑いしてるけど分か
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セブン(1995年製作の映画)

4.2

緊張のあまり偏頭痛になってしまった。
キリスト教の7つの大罪をなぞって事件が起きるという、小説を読むような展開。
最後の方向性は想像できるが、いつどうやってというディテールに息を呑む。
そして意外な終
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Wの殺人 〜マグダは名探偵〜(2021年製作の映画)

3.6

火曜サスペンスドラマ的な感じ。
旦那が奥さんを外で働かせたがらないのは一昔前の日本っぽい。
男友達の警官とのやりとりが、子供の頃からのライバルで友なんだなって感じで微笑ましい。
深く考えずに流し見出来
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君が最後の初恋(2021年製作の映画)

3.8

「先に愛した人」のロイ-チウを追って観てみた。
この作品でもアウトロー寄りだけど、情があって寄りきれない。イケメンだけれど、三枚目なところがなんとも魅力的。
本人にとっても、作品にとっても。
ストーリ
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.1

手話を使った迫力あるダンス、アフリカらしいリズムと音色にグンと引き込まれた。
階段から突き落とされたことでクラシックバレエの道は閉ざされたけれど、聾者になったからこそ見つけた新しいダンスの力で前進する
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ガンジー(1982年製作の映画)

4.0

史実に沿って淡々と、ガンジーが非暴力によってインドを独立に導く様が描かれていて、見応えが有る。
歴史の教科書では分からなかった事や、今の日本が陥っている、西洋の不幸を闇雲に輸入した結果に気付かされる。
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

ありふれたストーリーなのに、心に響いた。
構成とか演者が良いのかな。
昭和感満載でノスタルジックなところも心安らぐ。
昭和から平成に時代が変わる頃と言ってるが、風景の雰囲気はちびまる子ちゃん的昭和40
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.8

ドラマ「グッドドクター」のフレディ-ハイモアの好演技から、子供の頃を見たさに再鑑賞。
面影有り有り&天才子役だったのね。
両親の両祖父母達が1つのベッドに入っているシーンが衝撃だったので、以前観たはず
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.0

空飛ぶ鳥と空飛ぶ風船のカラーが、虹色コーデで明るくキュート。
家に風船付けて飛ぶなんて、キャンピングカー旅の空バージョンで夢がある。
減った風船分の家具を捨てて飛び立つなんて、理科の感覚も掴める。
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.0

文学的で計画的に台詞で語り繋ぐ、まさにイギリス映画らしい雰囲気。
英国の田園風景も古い館も、そして恋の行方がとっても浪漫的。
後ろに流れるクラシックピアノの音色も、昔風の画に合っていて美しい。
紅茶を
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.8

同居することになったお爺ちゃんにのっとられた自室を取り返すべく、あの手この手でイタズラをしかける孫。其々の友人達を巻き込んで、結局楽しく遊んでるようだったのに、最後は大惨事に。
戦争も同様に、初めはち
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.9

家庭に恵まれないけれど、真っ直ぐな心のマイケルと、裕福で勇敢なママ、リーの偶然の出会いが幸せの始まり。
どんなアンラッキーも、〝どうせ〝と投げやることなく前進していると、ラッキーに巡り合った時に活かす
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.1

貝のマルセルと、人間の監督ディーンとの自然な会話がお伽話とリアルな撮影現場をインタラクティブにしていて、新感覚。
ストップモーションならではの、マルセルのキュートな仕草とお喋りも自然で微笑ましい。
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.8

ナチス、ドイツ、イスラエル建国、パレスチナ、ミュンヘンテロ。でもオリンピック選手を狙うのは違うな。
知らない、いない人と言われながら、国の為にテロリストを暗殺することにも正義は無い。
何方も虚栄心ばか
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

パラサイトに比べてリアル。
こんな家族が未だに居るのかと衝撃。
こんな暮しでも犯罪に手を染めずに優しい家族でいられるのは、逆に学校に行っていなくて純粋だからなのかもしれない。
Youの呑気な母親っぷり
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

植物学者、牧野万太郎のお魚版か?
只々サカナが好きで、その気持ちのまま真っ直ぐ仕事が出来るって理想的。
魚嫌いなのに黙って見守る家族や、素直なヤンキーの友人達のおかげでもある。
学歴なんて無くても、大
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ミート・ザ・ペアレンツ3(2010年製作の映画)

3.6

ゴッドファーザーオマージュに、クスッと笑える気楽なファミリーコメディ。
ホッコリ癒し要素は双子の子供達とイモリ?のアーサーが、猫のジンクスに加わった。
がしかし、1に比べると全体的に雑かな。
ロバート
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

3.8

デニーロ祭り中。
ハードボイルド系からコメディタッチの憎めないパパに、〝グランパウォーズ〝のおじいちゃんまで多彩。
若干ドタバタだけれど、気楽に楽しめる王道のストーリー。
意地悪な猫もスパイシー。

ヒート(1995年製作の映画)

4.1

ラストまでハラハラドキドキ。
自分が追われ追っているようなシーンの作り方が、リアルにスリリング。
更にアルパチーノとデニーロの表情、動きがより緊迫感を感じさせる。
2人とも〝仕事〝に集中しつつも家族を
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.8

〝ゴッドファーザー〝、〝アイリッシュマン〝からのアルパチーノ。
悩み多き青少年に向けた、示唆溢れる心温まるお話。ズルい大人に惑わされること無く、自分らしく考えて生きよ!
フランクがちょくちょく〝ハッ〝
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

〝アイリッシュマン〝からのスコセッシ監督とデニーロ。
安倍首相の襲撃事件が頭に浮かんだ。
社会に自分の存在を認めて欲しい、自分なりに悪い世を正したい。たとえそれが人殺しによってでも…
淡々と働いていた
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

コメディタッチのアクション。
CGでは出ない現場感が、リアルでかえってスリリング。
ハリソンフォードがショーンコネリーをいちいち〝パパ〝って呼ぶのも、
ホッコリして可笑しい。

監督・出演陣が語るアイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

アイリッシュマンは、ロバートデニーロの持ち込み企画だったのか。
出演者の品揃えも良いわけだ。
3人の若かりし時の顔はCGで調整してるとは驚き。とても自然だったので。
今のところ体の動きを年齢相応にする
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

「ゴッドファーザー」のアルパチーノとロバートデニーロの今を観ることができる。
普通の家族をもちながら、仕事は裏社会。実話の面白さと往年のスター達の爺さんぶりで、あっという間の3.5時間だった。
「出演
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.0

ヴィトー-コレルオーネの最後は妻にも子供達にも囲まれ、孫と遊びながら倒れるなんて幸せそうだった。
マイケルの最後は寂しい。
ファミリーを守る為に兄弟をも殺害してきた天罰か。
日本の時代劇に似てる。
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

ゴットファーザーの時代とその息子の時代を行ったり来たりしながらマフィアの変化を描いている。
コレルオーネファミリーの誕生を挟むことで、マフィアの終わりの予感が際立って、真剣に見入ってしまった。
パート
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

イタリア映画の雰囲気で洒落ているけれど、舞台はアメリカ。
マフィアの抗争は残虐極まりないが、家族愛があり人間らしい面も持っている。
マーロンブランドが演じるその狭間が、悲哀に満ちている。
邦画「ヤクザ
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天下無敵のジェシカ・ジェームズ(2017年製作の映画)

3.6

アニメ「キッドカディ」でメドゥの声の主が気になって視聴。似てる。
こちらのストーリーは、恋模様を織り交ぜながらの、劇作家としてのサクセスストーリー。
子ども劇場プロジェクトって、良い取り組みだと気付か
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キッド・カディ: Entergalactic(2022年製作の映画)

4.0

ポップアートが動いている感じ。
アニメーションでこんな表現ができるんだぜ!って言ってるような、独特且つ美しい画。これいる?ってシーンもあるけど。
音楽もクールで絵やストーリーの雰囲気と合っている。MV
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