浪川リオンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

浪川リオン

浪川リオン

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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.3

ツッコミどころが多いです。

ロビンのコート姿が格好良かったのに早々に丈を詰められて「えっ…?」って思った。(それはまあ仕方ないとして)

ヒロインが全然好きになれなくて話にあんまり集中できなかった。
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.5

うあまり話題になってなかったので期待しないで観たけど、けっこう面白かった。

短編に肉付けして書かれた脚本なのかなという話のスケール感で、壮大さはあまり無いけれど、鰻を捕まえて小銭を稼ぐ子供だとか、江
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剣客(2020年製作の映画)

3.1

物心つくかつかないかくらいの頃から刀剣類、剣術の類が本当に好きで、格好良い、迫力のある殺陣を心のどこかで常に求めて妄想しているようなチャンバラマニアです。

そのチャンバラマニアの目線で語らせてもらう
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.7

『日本で一番悪いやつら』を観た時の感覚に近い。ディカプリオの演技、ルックス、そして乱痴気騒ぎやドラッグ使用シーン等、怖いもの見たさで最後まで飽きずに見終えてしまった。

飽きずに見られるのはいいのだが
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.6

デヴィット・フィンチャー監督の『ファイト・クラブ』がとにかく好きなので期待値上がり過ぎていたかもしれないが、ヒロインの可愛らしさ以外あまり心に残らなかった。

あんな誰も寄せ付けない雰囲気を放つリズベ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

5.0

自分が今映画館にいる事を、ともすれば地球上にいる事を忘れる瞬間が何度かあった。

それほどの映像体験。全てのカットが芸術作品と呼べる。宇宙船の質量感、建造物の美しさ、緻密な彫刻の如き砂丘と岩山の雄大さ
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

-

星はあえて付けませんが、この映画はちゃんと『味ついてておいしいです!』

演出も好きだしキャラクターデザインの色彩設定(瞳の色とか)にも意味づけがなされている細やかさに痺れた。

日常の中で澱のように
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

※基本的にレビューというより自分の考えをまとめる為に感想を書いてます。ファンの方は以下の駄文を読んでも憤慨なさらないようお願いいたします。むしろ後述の『見落とし』がある場合コメントを残して頂けると嬉し>>続きを読む

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)

3.5

タイトルの邦題をゲオで見かけた時から「塀の中の名もなき王」の方が日本語としてスッキリしてないか? とずっと気になっていて、気になるあまりとうとう借りて見てしまった。

音楽が流れたりだとか見てる側の感
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人の『死』の扱い方が軽い。そりゃもうドラゴンボールとか、もっと悪く言えばコロコロコミックのギャグ漫画のノリ。

でもこのくらいの方がバランスが取れているのかもしれない。アクションシーンもかなり現実離れ
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タイタンの逆襲(2012年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

とにかく何かファンタジー要素を、できれば壮大な風景や歴史的重みを感じさせるようなものを見たい気分だったので見た。

前作は映画館で見たが、初体験となる3D映画はゴーグルのせいで薄暗く、サソリのパーツが
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

あまりに感動してしまって点数とか付けるのはナンセンスかもなぁと思ってしまった。

映画館で観たら号泣したろうから家で見て良かったのかも。

「娑婆は我慢の連続。なのに大して面白くもなか。だけど、空が広
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狂武蔵(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

実験音楽ならぬ実験映画と呼べるかもしれない。ラストシーンの坂口拓のオーラがとても良い。とんでもない仕込みをした刀の立ち回りがめちゃめちゃ格好良く、このテンションで是非時代劇アクション映画を作って欲しい>>続きを読む

リンカーン/秘密の書(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

大統領が吸血鬼ハンターというあまりに荒唐無稽な設定なので(しかもFilmarksでの評価も芳しくないし)全く期待していなかったが十分面白かった。

監督が『WANTED(ジェームス・マカヴォイ)』のデ
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(2016年製作の映画)

2.3

おもんなくて重要じゃなさそうな場面は1.5倍速で加速しながら見ました。

オープニングからして「センス感じないな〜」と思ったし津波の場面で「コレあかんかも…」って早送り鑑賞を決意。
好きだったのはガー
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

見ている間は退屈しないけど人に薦めたくなったり心に残る何かがあるかと言われると、自分の場合何もなかった。

ただ見ている間は本当に退屈しない。それは保証できる。テンポも良いのかもしれない。ジェットコー
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

見終えて『何て美しい映画なんだろう』と思った。

おそらくは十和子が陣治を嫌悪の眼差しで見ていたのと同じように、下品で汚らしいと感じていた男が最後の短い回想のカットの連続では完全に印象が逆転してしまう
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.3

前情報も期待も何もナシで観に行ったけどめちゃくちゃ面白かったです。
スピード感のある戦闘、エキゾチックで幻想的な場面、果ては大○○バトルとアイデアを出し惜しみせずてんこ盛りで味わったなという満足感があ
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

見てる途中からして、最後なんか特に『ゆれる』に似てると思ったけど同じ感想の人が特に見当たらなくてびっくり。

どちらも真木よう子だし舞台に谷が出てくるしじめっとした湿気のあるような絵面が多いし… 似て
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許されざる者(2013年製作の映画)

3.6

これぞ日本映画! とでもいうべき画面の美しさを堪能した。

首に懸賞金を掛ける、みたいなシステム日本には無かったろうからその辺りもう少しうまくやって欲しいなと思わなくもなかったけど全体的には「良い映画
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ジョナ・ヘックス(2010年製作の映画)

2.2

途中で止めたくなるほどつまらないワケではないけどのめり込むほど面白くもない。

ヒロインも美人で強いという事以外得に心惹かれる要素が無い… というかなんでそんな強いのか、ワケが分からない。かなりきつく
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「敬礼で誤魔化そうとすんな」とか言いたい事は色々あるけどとりあえずどう映像化するのかずっと気になっていた飛天御剣流の奥義とCCOの秘剣が見られて… それも実写映像として無理の無い範囲で描かれていたので>>続きを読む

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.5

アクションシーンと殺陣が本当に素晴らしい。ハリウッド映画と比べてみてもこれほどスピード感のある立ち回りを描いている映画は少ないのではないだろうか。

アクションは素晴らしいのだけど漫画原作である為か人
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息もできない(2008年製作の映画)

3.8

やっと『オールド・ボーイ』を超える韓国映画に出会えたと思った。だけど本当に辛い映画。救いは… ないんですか…?

"韓国の若者はチキン屋になる運命"という画像というかコピペを見た時は笑ったものだが、本
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共喰い(2013年製作の映画)

3.6

原作読了済。原作者は映画化の話が来たときやはり「(映画化)してくれるんならさせといてやる、です。とっとと撮りましょうよ」とか言ったのだろうか。

…このラストシーン要るかな。
田舎特有の鬱屈とした、ど
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.5

デル・トロ監督らしい映像美が堪能できる映画。舞台にも衣装にも余念がなく丁寧に作り込まれている。

惜しむらくはその脚本で、ひねりがないというか幽霊が指差していた方角や指輪にクライマックスでどんでん返し
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.8

この映画が気になってる人にも視聴済みの人にも伝えておきたいんですが『スリー・ビルボード 真犯人』などのワードで出てくるおか○もん氏の感想ブログは見ない事をオススメします。
無駄にページ数稼ぎばかりして
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『ウルヴァリン・サムライ』と同じヒーローを描いているとは思えないほど重苦しい映画。

見始めてから見終わるまであっという間だった。伏線というか、あるアイテムの使い方もスッキリしてて良い。

ウルヴァリ
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ストリート ファイターを継ぐ男(2015年製作の映画)

1.8

ちょっと笑えるくらい面白くなかったです。
アクションシーンのカットが不自然過ぎて一連の動作に見えない。殴る音が安っぽい。ついでにドラマも安っぽい。

「でもそんな映画でも『バニー・ザ・キラー』よりは面
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ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオン(1986年製作の映画)

2.6

アニメーションとしての作画は素晴らしい。が、ストーリーの完成度が高いとは言いづらい。仮に自分が1兵士だとして、あの演説で『命を投げ出して戦おう』とは思わないだろう。

とは言え今DVDのレンタルも難し
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幻夢戦記レダ(1985年製作の映画)

2.7

いのまたむつみデザインの女の子がロボに乗ったり駆け回ったりビキニアーマーで剣を振り回したりするアニメ。
その全てのカットが愛を込めて描かれており、絵柄の好みは別として「とにかく可愛いく描く!!」という
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.6

良い映画だった。
のんびりとした雰囲気がある映画のはずなのに体感的にはかなりあっという間に終わった感じさえあった。

衣装やセットなど画面の作り込みにも余念がなく、少年達やチラッと映る兵士達など含めて
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フルスロットル(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

個人的にアクション映画の傑作だと思っているリュック・ベッソン脚本の『アルティメット(バンリュー13区街)』のハリウッドリメイク。

90分映画の割には余分と思うシーンが多くリメイク元と比べるとスットロ
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凶悪(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

殺人シーンがあまりに生々しく凄惨なので休憩を挟みながら視聴。

演技や演出は素晴らしいがこれは"娯楽"って呼べるんだろうかと思いながら見ていて、後半のあるセリフが強烈なカウンターのように突き刺さった。
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.6

エドワード・ノートンの煙草の吸い方が格好良い。
ところどころ『ファイトクラブ』を思い起こさせるような場面があった。

ミッキークロークの『レスラー』みたいな映画だなと思いながら見てたけど、こちらの方が
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バニー・ザ・キラー(2015年製作の映画)

1.0

コレを見ると『過去最高にひどかった映画』の記録を必然的に更新する事になる。