Etoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Eto

Eto

映画(102)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

-

湿地が舞台のミステリ。終始オフビートな感じ。人間関係が肝となるので派手な描写も特にない。ただ自然に焦点をあてた映像を徹底しているのでそのあたりは綺麗。自然には善悪はない。彼女もまた自然のピースのひとつ>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

-

あらすじ、予告編を見ないで観て本当によかった。『ゲット・アウト』『アス』のプロデューサーといえば内容は想像できるかもだけど、後半のある地点で眠気が吹っ飛びました。冒頭の「過去は決して死なない。過ぎ去り>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

-

連邦保安官が捜査の為隔離された島を訪れる。作品のギミックは多分皆気づくと思うのでラストのやりとりに全て集約されているのだと思う。しかしディカプリオでいうとどうしても同時期の『インセプション』と比べてし>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

-

1962年、天才黒人ピアニストとその雇われドライバーの2ヶ月を描くロードムービー。当時の人種差別も多々描かれる。しかし誰も彼も同じ。同じ物を食べれば美味しいし、同じ音楽を良いと思う。終盤の流れは特に素>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

マルチバースそれぞれの力を得て、戦う。様々な宇宙の様々な描写は映画を同時にいくつも観ているよう。ただ、ぶっ飛びすぎているので疲れる。不安定な家族についての物語をこういう形で描いているんだろうけど、1回>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

-

無声映画から発声映画へ。その強烈すぎる光と闇。3時間超なのに、ぶっ飛んだ場面の連続で飽きることなく完走。時代は変わる。人間も移り変わる。しかし映画は観続けられる。過激描写とリスペクトが合わさった不器用>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

-

冒頭で一気に引き込まれる。ストーリーはベタで終盤の急展開には置いてけぼりをくらった感じはしたが、ラスト数分は『セッション』を思い出した−−あれがミュージカルになるとこうなるのか。勿論ミュージカルシーン>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

-

軽い気持ちで観始めたらめちゃくちゃ面白かった。音楽と映像の親和性が高すぎるし、そこにカーアクションまで重なるので車が踊っているよう。クライム系の映画で緊迫したシーンも多いけど音楽が鳴っているので終始楽>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

-

強盗がジャックした救急車がLAを大暴走する。カーチェイスに銃撃戦にヘリに大爆発と見てて気持ちがいい作品。重めのテーマがある気もするけど(多分)考えなくていい。かなり迫力のある画ばかりだと思っていたらマ>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

-

劇場公開時から観たかった作品。せっかくなのでBlu-rayを購入して視聴。予告から想像していた展開の遥か上をいってくれた。様々なホラーへのリスペクトも垣間見えながら、全く新しい展開でとても良い。監督ナ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

-

登場する人物たちの人生の一幕を切り取って貼り付けたような映画。事件ばかりだけど、物語のゴールはない。なのに観終わってもずっとこの映画のことを考えてる。他人の感想も考察も見たけどなんか違う。この面白さを>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

-

ブラピもジョージ・クルーニーもマット・デイモンも格好いいなあ。カジノ破りを企て、実行するだけの物語だけど二転三転してどんどん引き込まれる。よく考えたら11人もいるのに混乱しなかったので、さすがソダーバ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

-

ディカプリオ演じる落ち目のスターの場面とブラッド・ピット演じるその付き人のスタントマンの場面、それぞれとても楽しい。それらが交わる終盤は白眉だが、実際の出来事が基になっているのを知らずに観てしまった。>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

-

これ本当に実話ベースなの? ってぐらいぶっ飛んでるから3時間があっという間。ここに書けない行為ばかりだけど謎の清々しさがあった。彼らは色々あったけどモノを売るプロ集団だったことをラストで逆説的に説かれ>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

-

スター選手がいなくなったが補強するお金はない。四球含む出塁率や選球眼などそれまで重視されなかった項目を基に格安選手で補強を試みるーー。プラピ演じるGMの決断や展開が早くテンポが良い為、実話ベースだが飽>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

-

2000年代後半の金融危機を予見した者を描く、実話に基づいた作品。説明口調も多い為、エンタメというよりドキュメンタリー風味か。金融バブルが弾ける方に賭ける残酷な勇気。C.ベールを観ていたらブラピが出て>>続きを読む

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

-

TVアニメの最編集+α。TV版にあった登場人物の小気味良い会話などカットされている箇所が物語や登場人物の厚みを持たせているので映画版だけの視聴はおすすめしないが、、自分はprimevideoでの視聴で>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

3.11より11年が過ぎた。
震災の記憶がない世代も増えていく。
さらに他の場所でも大災害は起きている。
それら天災に限らず今はもう地図から消えた場所や建物にあった人々の営み、想いに考えを廻らせずには
>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

-

相変わらずアクションが派手で良い! 設定がベタなのはこの手の作品では全然OKなんだけど、上映時間が短いのでもう一展開欲しかった! ヴェノムとエディのコンビ好きなんよ。22.11.9

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

-

『シャイニング』の40年後を描く。魔法バトルと思いきや後半であの建物が登場してやっとホラー映画になる。生者と死者のコントラストが色濃く描かれるのは前作の名残か。少々強引だけど完結編として良い出来なんじ>>続きを読む

ヴィレッジ(2004年製作の映画)

-

シャマラン作品。森の中にある村で暮らす人々のお話。H.フェニックスが若くて気づかなかった笑 ホラーかと思ってたけどサスペンスかな。全編派手さはないが世界観は良い。伏せられている真実も腑に落ちた(その一>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

-

検死の為の解剖中に発生する超常現象。思ってたほどグロくないのでホラー入門編にはいいかも。解剖は謎解き要素があるので少しわくわくしながら見てる自分もいた。ベタな仕掛けが多いのは△。でも実際の出来事が引用>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

-

スピルバーグ監督に詐欺師:ディカプリオvsFBI:トム・ハンクスという豪華キャスト。そして衝撃の実話。職業の服装と行動・言動で大胆にを欺く天才に魅せられてしまった。クライム映画ではあるけど所々笑いもあ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

監督の他のどの作品よりも複雑な時系列とギミックを持っている。映像は美しく未知の映像体験といわれればその通りだがそのギミックが複雑過ぎてストーリーが追えない。でも相棒のR.パティンソンがとても良いし、未>>続きを読む

キャリー(2013年製作の映画)

-

思春期の繊細な女の子は自分に特殊能力があることに気づく。クライマックスは圧巻。しかしそこに至るまでが単調か。母、娘、先生、クラスメイト、誰の想いも届かないことがホラーの不穏な雰囲気を際立たせていて良か>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

-

彼の人生はすべて筋書きがあり、テレビ中継されているーーという設定に惹かれて観たかった作品。主人公が彼の世界に疑問を持つところから目が離せなかった。作る側と見る側が支配するテレビという媒体。最後の1カッ>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

-

敵対する2人のマジシャンは互いのすべてを奪い合う。『メメント』並みに語れることが少ない作品か。些細な違和感もすべて種明かしがある。ひとつ見破れてもさらに大きなトリックがある。騙されていたほうがいいこと>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

-

何を言ってもネタバレになりそう。これ系の作品は国内ミステリで読んだことあるけどすべての元ネタかな。終盤驚いたし最後まで観て20分位戻して観ただけでもヤバい。誰も信じられなくなるし、その上で物語の続きも>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

-

ある夫婦の現実と夢での奇妙な体験。夜に見たものは朝には跡形もなく消える。その正体は何だったのか。何が真実なのか。……そんなこといいから愛し合おう。
監督の遺作にしちゃおしゃれすぎませんか。衝撃描写も多
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

-

映像も綺麗で音楽もいいから映画館で観るべき作品なのは間違いない。だけどなんか全部描ききれていないようなもやもやが残った。描きれないから背景は観た人で想像してね、みたいな。まあ、こんな事言ってるけど劇場>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

-

マッドサイエンティストものと思っていたら実は恋愛要素も濃いんですね。若きジェフ・ゴールドブラムが異形に変わっていく特殊効果はすごい(がグロい)。観た後は恐怖より悲哀のほうが強いのが詩的。22.9.21

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

-

ホラー、SF……? 一回観ただけじゃ全部分からないけど最初から最後まで夢中で観てた。席がスクリーンに思ったより近くて失敗したかなと思ったけど、後半ずっとアレを見上げていたのですごく良かった。きっとこの>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

-

全編弾丸列車車内! エンタメ映画として完璧。ただしR15+なので微グロか。原作読んでるけど映画が突き抜けてるので特に気にする間もない。日本描写はともかく鉄道好きが観たら卒倒しそうだけど突っ込んだら負け>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

-

ハッカー集団が起こす事件が思いもよらぬ方向へ転がる。見せ方が巧みな映画。“予想外のラスト”系の映画では結構楽しめた。スパイ映画のような描写で飽きさせないのが○。所々日本の物が登場するけど伏線ではありま>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

-

60年代と現代のロンドンが交錯するサスペンスホラー。徐々にギアが上がっていって終盤は予想外の展開で目が離せなかった。ミステリ要素も強めなので予想しながら観ても面白いかも。しかし何より都会の人間怖い。2>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

-

今まで観ていなかったことにショックを受けるほど素晴らしい作品。映像美も長編SF級のシナリオも文句なし。音楽も良い。終盤で回収される伏線は激アツ。どんなに離れていても、どんな形でも、想いは届く。22.8>>続きを読む