もはやホラー映画とも感じるくらい、ツチヤタカユキの集中力は狂気じみていた。この社会は何かに打ち込むこと、やりたいことがあるということ自体が美化される。ただ、この映画は打ち込み過ぎた人間の顛末を示唆する>>続きを読む
色彩的感覚が素晴らしく、映画の全編を通して美しいカットが続いており、見飽きない作品であったように感じた。鑑賞後に本作の記事を読むと、監督が小津安二郎に影響を受けたとあり、彼の映画の影響を受けていたこと>>続きを読む
この映画は多くの料理シーンにより構成されていた。会話よりも料理のシーンの方が長かったような気がする。この映画の中で料理は、彼ら2人の心情を表す表現方法として使われていた。冒頭の料理シーンでは、登場する>>続きを読む
彼らの抱える純真さが刺さる作品。真っ直ぐ俳優になりたいと叫ぶ彼を見た時に、自分はその場に立ち尽くすことしかできない。それほど、彼は輝いて見えた。高校3年生とは、受験や就職などを意識し、学生のままではい>>続きを読む
オンライン試写会で拝見しました。
「愛」のテーマを中心に物語は進むけれども、その過程で多くの社会問題が絡まり合っているような、とても現代的な映画でした。
これまでずっと人間は、「愛」という変数のよう>>続きを読む