古池さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

イタリア旅行(1953年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

記録。白黒が冴えてる。映像が綺麗。殺伐~。イングリッド・バーグマンが美しいです。
ラスト急展開。えぇ~~?! まぁ、いいか…。未練というか、情があったんだもんね。
「んなわけない」と思ってしまう、やさ
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ジプシーのとき(1989年製作の映画)

4.0

音楽や幻想的な映像、好きなんだけど、なんだか座りが悪いというか、悲喜こもごもって雰囲気なんだろうけど、なんだかどう反応していいのだろう?と、感じていた前半から、後半は、のめりこんでいきました。
哀しい
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.2

たぶん、私は、あまり理解できてないけど、カッコいい映画ですね!

暑そうな光景なのに、ひんやりした雰囲気が伝わります。
ノスタルジックとも言えるような色合いなのに、なんでか、ひんやりしてましたねぇ。
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.7

先にロバート・レッドフォード主演のほうを観たので、ツルツルな映像に、初めは違和感を感じましたが、ファンタジックな極上の硝子細工感。落とすと粉々に割れてしまう…という雰囲気や狂気っぷりが漂っていて、これ>>続きを読む

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.8

どっぷり…と、疲労感が。たぶん良い意味で。 愛って、執着って、罪って何?それから、罰とは…。
せつないとも思えるけど、序盤は「真面目に?!」って、つっこみを入れたくなるようなメロドラマっぷりとも。だけ
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

4.1

とっても好き。好きなシーンは、たくさんあるけど海辺のシーンは最高。親心ですね…
吹奏楽部絡みのシーンも好き。野呂君。野呂君!ぶっきらぼうというか、普通に引き気味なんだけど「わかっている」野呂君。かわい
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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.6

記録。まあまあ。
七人の小人のうちの1人の役者さんが「ホットフラッシュ」のコーチ役かな?違うかな??ってことが一番気になってしまった。
清廉潔白な、か弱い乙女ではなく、剣の腕も磨いて、頭を使って多少、
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夜明けのうた(1965年製作の映画)

4.0

良かった~。浅丘ルリ子さん、素敵でした。 退廃的なパーティー三昧生活をする女優(身近な人には裏切られ、恋人は妻子あり)が、ふとしたきっかけで知り合った若い恋人達(彼女は眼をわずらっている)に感化されて>>続きを読む

カビリアの夜(1957年製作の映画)

4.2

不思議な余韻。「魂の救済というテーマ」と、DVDのプロダクションノートに書いてありますが。魂の救済。魂の救済…
これ、分割して観たのが、ちょっと良くなかったかな。ストーリーとしては後半だけでも成り立つ
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.7

地獄の沙汰も金次第
富と名声を求めてつき進む!
そして、人の興味関心は、ふわふわと非常に移り気。

娘に「ミドルネームって何?」と聞かれた際に、具体例として咄嗟に出た名は「キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.9

なんだか愉快。列車内の、修学旅行みたいな雰囲気の夜も、観ていて楽しい。 メインキャスト3名が素晴らしいです。途中、事情があるとは言え、嘘っぱちな見栄はりサックス吹きだな~。とか、思ったのですが(コメデ>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

街並みが、とても可愛らしい。
ヒュー・グラントを観ているだけで、にやけてしまう。仕方ない。眼鏡姿もチャーミングだし。仕方ない。
ジュリア・ロバーツも、可愛かった。このジュリア・ロバーツは、とても可愛ら
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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.7

「どんな愛でも私は愛が好き」
清らかな台詞のようでいて、母の死後に実父から求婚されている王女の台詞だと思うと、なんだか…意味深……
また、王女が断固拒否かと思えば「お父様に悪いわ~。受け入れようかしら
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恍惚の人(1973年製作の映画)

4.1

重いテーマですが、前半は驚く程にテンポも良く観やすいです。それでも、介護経験者にはキツいのだろうとは想像できますが。
良い意味で大衆映画。こういうのは、正攻法で奇をてらわずで、さくさくっと進む前半は、
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.7

エリンとエドのバディものとしても、なかなか良かったです。二人に恋の匂いが全く無いのが良かった 笑 実話ベースだから、あったらまずいですが。
エリンが急ぐエドに、被害者の家庭で提案されたコーヒーを断った
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.8

けっこう好きです。 両家の若者が、ワルです!っていうのがわかりやすく描かれているほうが私は、このストーリーを受け入れやすいみたいです。ウエストサイド物語も、そうでしたが。

ディカプリオもきれいだし、
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ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)

3.6

母はテレビに布施明さんが出ていると、かなりの確率で言いました。「布施明って、オリヴィア・ハッセーと結婚していたんだよね…」初めて言われたときに続けられた会話は「オリヴィア・ハッセーって?」「ロミオとジ>>続きを読む

さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

3.9

カッコいい。悪い。恐い。
主役の探偵が、飄々としているようでいて不気味。どこかで、お見かけしました?と思ったら「狩人の夜」の彼ですか。どおりで……
会話が、洒落てますわね。
微かなようで、確かな男の友
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.1

音楽は華やかで、どの場面で一時停止しても完璧なのでは?と言えるくらい夢みるような素敵な色合いに、心踊るダンス。 姉妹も麗しい。
来るべき、じめじめの梅雨に打ち勝つためにも、ぜひともサントラを入手したい
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男と女(1966年製作の映画)

3.8

常に、けだる~い雰囲気なのかと想像していたら、十代のように、うきうきしたり、負け惜しみに、彼女の亡くなった旦那にぶつくさと心の声で文句言ったり、ちょっと軽さもありました。

映像も、カラー、白黒、セピ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.7

厳しくも美しい自然の映像や、妻や息子関連の幻想的な映像が素敵でした。
ラストのあれが、いまいちのみこめず…。こっちか、あっちなら、どちらもそれなりに納得なのですが、そっち?…解釈する能力の問題だと思い
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2046(2004年製作の映画)

4.8

「すべては無意識のうちに起きるのです」
最高。至高。約一名を除いて…(すいません)そして、ちょっと長いけど。

これは夢だ。美しい夢。終わらない哀しみだ。爛れた日常だ。
かつての情熱と傷痕が紡ぐ、創作
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ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

3.8

15年とかぶりに二回目の鑑賞。
キャメロン・ディアスのカラオケシーンは印象に残ってました。

記憶よりも、ジュリア・ロバーツが演じるジュールズが、ひどい人だった 笑
よく、こんな役を引き受けたね?とか
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花様年華(2000年製作の映画)

4.0

はぁ~~…良いわ…。
公開時に映画館で観て以来の鑑賞。

「リハーサルだよ」
音楽と、赤や緑の色彩が。
狭い階段ですれ違う二人。屋台に麺を買いに行ってるだけなのに、なんて美しいんだ!
トニー・レオンの
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.6

オープニングが、素敵。BGMでも流れるテーマソングが、とにかく気分を盛り上げます。
内容は、ところどころ笑えましたが、笑っていいんですよね…? 帽子攻撃とか、全体的に…。
女たらしボンド、さまになって
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光りの墓(2015年製作の映画)

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記録 ガチに、うつらうつらしながら観ました。途中は合わなかったか…。と、やや後悔。
細切れに意識はあったので(たぶん)後半はなんだか不思議と良かったな…とか。微量にエロスがあり(ましたよね?)同時に薄
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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正直、全然理解できていないという自信があります。
でも、なんて美しい映像。「何これ、美し過ぎる」って独り言が漏れました。
あの映像の中の水中になら、ふっ…と入水自殺してしまっても不思議は無いかも。と、
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ホットフラッシュ~ワタシたちスーパー・ミドルエイジ!(2013年製作の映画)

3.7

これはアリでしょう!
亡くなった親友の遺志による、乳癌検診カーの存続をかけたチャリティー試合を、現役女子高生のバスケ優勝チームに挑むは、専業主婦を演じるブルック・シールズが、かき集めた中年女性チーム。
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エンド・オブ・ザ・ワールド(2012年製作の映画)

3.9

私は、これ好きです。最後は、もっとあっさりしていても良かったかな?と思いますが、設定が地球滅亡ですから、これでも充分あっさりめなんでしょう。 エンディング曲が、映画の雰囲気にぴったり。

地球滅亡が迫
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お早よう(1959年製作の映画)

4.2

あの兄弟は、なんと…なんと愛くるしいんでしょ。長男の兄貴風の吹かせっぷり。次男の調子の良さとか、めちゃめちゃ下の子あるある 笑 「あいらぶゆー」の乱発ぶりに、やられますよ。

コミカルだけど、情緒
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.7

笑った、笑った~。でも、ちょっとだけ胸が痛くなりましたね。もともとある席に…上手く滑りこめたのかな…?なんてね…。
佐々木蔵之介さん、やっぱり素敵だ。この映画の真木よう子さんは、なんとなく好き。
前半
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マンガをはみだした男 赤塚不二夫(2016年製作の映画)

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赤塚さんの漫画を読んだこと、たぶんないんですけど…アニメは、小学生の頃に見ましたね。アッコちゃん、バカボン、おそ松くん。林間学校のキャンプファイヤーで、シェーのポーズをとらされてる写真とか、あった気が>>続きを読む

グッドナイト・ムーン(1998年製作の映画)

3.9

実の母親ならではの、慈しみもあるけれど。母親じゃないからこそ、できることや、わかることって、あると思う。
その人物が親戚とか子ども自身の友人ではなく、元夫の恋人(後に再婚相手)となれば、胸中、穏やかで
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.8

初鑑賞。録画。吹替え。
ジュリア・ロバーツがキュート!

でも、エドワードがヴィヴィアンを見込んでパートナーとして雇ったわりには、けっこう丸投げで驚き。
そりゃ忙しいんでしょうけれど、ヴィヴィアンは上
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.4

この長さで、ばっちりまとめて、笑って考えさせられ、勇気づけられる映画。
推奨年齢は、小学生から…という感じはしますが(私も未就学児も連れて行きましたが^^;)大枠のメッセージは伝わるでしょうし、この先
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追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

4.0

とても、良かったです。

予告のキャッチコピー【あなたが「母」なら?】【あなたが「恋人」なら?】が、とても納得の映画。
どちらの言い分も、わかる。カイの母が、けっこう頑なな人物なので、ほぼ「恋人」リチ
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