フィルムログさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.4

SF映画としては紛れもなく傑作。
映画館で見るべき。
ただし、撮影に使ったカメラがしょぼいのでラージフォーマット見る必要はないと思います。

一般的な「映画」としては、主人公チームが弱いので、なんかカ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.3

せっかくの量子世界なのに、映像が凡庸でもったいない。

おもしろい造形は「おれは究極の武器だー」のダレンくらい。

大ボスのカーンが、能力はチートなものの、物腰が柔らかく、あまり悪いやつには見えない
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.2

前作のほうがスケールが大きくて面白い

とはいえ、十分楽しめる良作

本作の目玉アクションであろう海洋でのアクションが、アバターwowとかぶって既視感満載なのが残念

こっちのほうが先かもだけと

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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

3.8

ディズニープラスにて鑑賞
映画館で見ても、全く後悔はしなかったであろう、良質なドキュメンタリー

妻カティアのセリフは、真面目で面白くはない。でもためになる。
逆に、夫モーリスのセリフは、かつて破天荒
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

映画館で観た場合に限って4点。

私は映画館でアイマックスほどではないが、それなりに音質が良いとされるベスティアフォーマットで見たので4点。

小さな画面でみたら、「ふーんそうなんだ」で流れてしまいそ
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コロニア(2015年製作の映画)

4.3

ドイツ、ミュンヘン出身の映画監督による、硬派な作品

敵組織のボスがナチス出身ということで、自国の恥部と向き合うストーリーでもあり、細部までこだわりがあるっぽい。

ぱっと見、時代的な風俗描写の考証も
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.8

映像が凄い

映画館で観た方が良い理由は、スマホやタブレット、普通のTVサイズで観ると、「ふーん」で流れてしまいそうだから。

大画面で観ると「これどうやって作った?撮った?エグすぎ」と、自然と創作の
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.0

トーベ・ヤンソンの創作の秘密に迫る!みたいな映画と思っていたら、
中年期までの愛憎劇がメインの映画でした

観たことのないムーミン演劇の断片や、本物の原画を模したであろうイラストがでてくるところは良か
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

2.8

磁石ガジェットは笑った。

宇宙への旅も笑った。

でも全体的にはいまいち

一番萎えるところは、CG丸だしのところ。
その次がご都合主義過ぎるストーリー

007というか、ヴィン・ディーゼル主人公の
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

4.3

ストーリーは無理矢理のツギハギ
カーアクションはCG丸だし、
でもやっぱり面白い

アクション映画のストーリーやリアリティは、こんな程度で十分という証明

とはいえ、スカイミッションまでは
「これって
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.8

本編は、メガマックス、スカイミッションと並ぶくらい面白い。

こちらが劣っているのは、美しく終わっているのに、続編匂わせのミッドクレジット、ポストクレジットが蛇足である点

ウクライナの廃工場?廃原発
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

3.0

字幕版は4以上

吹替版は武井咲の吹き替えがひどすぎて2がせいぜい。実力派声優の中で客寄せパンダに使われる女優さんも不幸。

それにしても「ふせて!」の一言で映画のクライマックスをぶち壊しにできるのは
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.8

アマプラにて鑑賞

題材ホイットニーの人生がドラマティックなだけに、普通に優れた映画。

映画のど真ん中のピークが、いわゆる全盛期で、スーパーボウルでの国家歌唱と、ボディーガード。
そして、ボビー・ブ
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.7

すごい良い映画と思っていたけど、レスリー・チャンが亡くなってから、全く観ていなかったので内容はうろ覚え

ただ京劇の美しさと、終盤の「権力者が次々と変わって時代に翻弄される」ところが印象に残っていた。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

傑作とは言わないけれど、良作。

映画館で見る価値あり。

前作風立ちぬの延長線上の、もっと文芸寄りかと思っていたけれども、ちゃんとジブリアクションアニメしていたのが逆に意外だった。

ストーリー上は
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

4.0

「ザ・フラッシュ」を見て、
マン・オブ・スティールどんな話だったかな?と思って見てみた。

当時は暗すぎてピンとこなかったけど、ハードSF映画スーパーマン入りとしてみれば、面白い。いやむしろ(ちょっと
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

エンドゲーム以後のアメコミヒーロー映画では、トップを争う良作であることは間違いないです。

その上で、映画全体的な印象は、以下のような感じ。

終盤近くまで無茶苦茶カッコよく「大風呂敷」を広げまくった
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

低予算邦画だが、並みのハリウッド大作より面白い

けれども、作中でもセリフで言われている
ハッピー・デス・デイ
恋はデジャブ
オール・ユー・ニード・イズ・キル
といった「予算も内容も役者も一流」の、元
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アウシュヴィッツのチャンピオン(2020年製作の映画)

4.0

ポーランドがアウシュビッツ映画を作るとなると、やはり力の入り方が違う

ハリウッドのテンプレだと、20分くらいかけて幸せな家族がアウシュビッツ落ちをするさまを描くものだけど、本作は数分でいきなりアウシ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.3

天才は初めから天才であって、「ダメ少年のサクセスストーリー」にはしていないところが、逆に新鮮だった

ハリウッドシナリオの定番通り、作品のド真ん中に展開点があるのだけど、それ以外の展開は結構逆張りをし
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

2.5

同じ監督の、べいびーわるきゅーれはもちろん面白いし、国岡伝説やどこかの村の伝説もおもしろかった。

けれども、本作はいただけない。
有名イケメンユーチューバーがワースト映画に上げていたのも、うなずけて
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バビロン(2021年製作の映画)

3.0

画作りにおいて、光輝くスター(マーゴットロビー)と、なにかやってるその他の人々との差が、露骨すぎる

日本の近年の漫画の方が、はるかにモブの描き方が優れている

とはいえ、音楽は素晴らしいし、セットも
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

ザ・アメリカのブラックユーモア
という感じの映画

すごく面白い

クレジット後に、二本のエピローグが入っている。

一本は予想通り(そりゃそうなるだろ)
だけど、もう一本は「え?そうくるの?」の予想
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.0

批判のほうが多い賛否両論あったラストだけではなく、
いろいろと映画「タイタニック」を思わせるところがある。

美術は素晴らしいと思う

「そこでそんなしゃべる暇あるか?」と思うところで、しゃべりまくる
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.2

リメイクだが傑作

オリジナル版は、昔に見ていて、すっかり忘れているけれども、有名なラストシーンだけは覚えていました

政府高官たちの交渉シーンはオリジナル版では無かったらしい。本作でも、映画としては
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.3

映像は素晴らしいのはわかるけど、ストーリーはでたいしたことはないかな?
と思いつつみた。

途中までは「そこそこ」だった。 
特に、偶然に頼って胃の中で再会するところは、ご都合主義すぎて勘弁してくれと
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イントゥ・ザ・ネイチャー 自然が教えてくれること(2020年製作の映画)

3.6

自然美パートは、4点台

人間が主人公として出張るドキュメンタリーパートは、3点がせいぜい

間を取って、3.6点

自然美パートは、IMAXで見て損はなかったです。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

風景が最高

話は、まぁ普通〜退屈

でも風景が最高

タイタンA.E.(2000年製作の映画)

3.5

ストーリーはよくある話
キャラクターも初期のディズニー風で古臭い

でも映像が良いのだ。
他の惑星の美術も良い。
メカも良い

とても良い部分と、凡庸な部分がまだらになっていて、「そこそこ良い」止まり
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HERO(2002年製作の映画)

4.5

中国〜香港映画の中では多分一番好き

豪華版パッケージを買って、サントラを買って、さらにメイキングdvdまで買ったのは本作が最初で最後。

今ならメイキングdvdの内容は、ブルーレイ特典で入る程度なん
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

4.5

暗いし、世評は高くないけれど、大好きな映画。

DVDで見たけれど、映画館で見たかった。

セブンスワンダーというプログレッシブメタルバンドが本作をモチーフにしたトータルアルバムを出していて、それも素
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.8

改めて見ても、やっぱりスターウォーズシリーズでは一番好きと思った

始めてみたときは、普通、映画は(ハッピーエンドにしてとバッドエンドにしても)オチがつくものと思っていたのに、こんないいところでちょん
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.5

全体的な完成度はファイナルカットが一番良い、と考えつつも、
ダイアローグが好きなので、
「あえて一つ好きなものを上げろ」
と言われたら、この公開当時のインターナショナル版になると思う

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.3

決定版。

だけれども「これがすべての面で最高のバージョン」というわけではないところが、ブレードランナーが伝説的なところ

大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院(2005年製作の映画)

3.5

よくわからないけど凄い映像

集中できる映画館ならともかく、自宅で最後まで飽きずに見れた人は尊敬する

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.5

エブエブの影響で見た

途中まではダレることが多い
アクション自体は凡庸だが、ネズミの視点で描くことで飽きさせない程度。

けれども、クライマックスは、さすがブラッド・バード

あのシーンを見た瞬間に
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