たぬきさんの映画レビュー・感想・評価

たぬき

たぬき

ある日、ピナが…(1983年製作の映画)

5.0

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コンテンポラリーダンスってこんなにすごいんだ。洗練された肉体であれだけ珍奇な動きされたら、ぎょっとするし面白いし、なんか頭の変なところが刺激される。

ピナが演出してるシーンやインタビューがほとんど
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.0

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わちゃわちゃって言葉が一番似合う映画。後半ずっとわちゃわちゃしてる。

狩りのシーンのドリーショット好き。いろんな映画でオマージュされてる。シェネイ公爵はずっと寛大でお洒落だから好きだった。公爵夫人
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リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

5.0

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なんか夢中になって観た。

どの人もみんな人間味があってキュート。一番はやっぱ変態ロニー。デート終わりの車のシーンの、あまりに唐突なあれに笑った。ママが死んでからの一連の行動には泣いた。

中心の不
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ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003年製作の映画)

4.2

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「善なる人々が行動を怠れば、必ず悪が勝利する」

プロットがシンプルで分かりやすい。ブルースウィリスがとにかくかっこいい。戦争のエグさを真摯に描いてる。最後ちょっと米軍賛美に見えてしまうところもある
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

1.0

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中華屋のおばはんが「私にも選挙権があったらね〜」と言いながら店の窓に落書きされた「非国民」という文字をごしごし消しはじめたあたりで泡吹いて気絶しました。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

5.0

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冒頭の喫茶店のシーン。友達の話と周囲の音が重なってぼーっとしてくる演出から、監督の才能に圧倒されてしまった。冒頭に限らずとにかく全編に渡って映像的なセンスに溢れていて、内容とは別にそこにずっと見惚れ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.0

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世界中で売れているから、少しは楽しめるのかと思ったら全然楽しめなかった。この映画を絶賛し、これを映画だと言い切り、映画が追求していくべき表現の道のりをさまたげる大衆とは、絶対に決別し戦い続けないとい
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

5.0

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ヨルゴスランティモスって映像のセンスは抜群だけど価値観は普通の人だと思ってた。でも全然違った。めちゃくちゃ面白かった。

3つとも支配と隷属についてのお話だった。どの主人公も支配者を渇望してる。その
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.2

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作中の静止画みたいに、実はこの映画自体かなりフィクショナルな作りになってる。でも音や残酷描写はダブルクォーテーションつきでリアルだから、大衆はこれで満足しそう。この映画の作り手は、リアリティの着ぐる
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

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自白強要がひどすぎて、途中から刑事たちが思い悩みはじめても全く感情移入できないきらいはある。でもラストカットがすごい好き。印象的な金色の稲穂を一望する用水路で追憶するパクが、急にこちらを見る。上映当
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

5.0

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なんか泣けてしまう。外見はたしかに変な映画なんだけど、不器用な人達の輝かない人生を愛情たっぷりに映してる。

ユンジュがトイレットペーパーを転がした時、ウンシルが一瞬だけユンジュの横顔を見つめるんだ
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.5

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魚槽で全員死亡の展開はびっくりした。
でもメロドラマがなんていうか……ああいう状況で好き同士になるのがいかにもご都合というか、男に都合が良すぎるというか…。やたら尊大な音楽もマイナスに働いてた気がす
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.5

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浅薄な王道展開に逃げてない迫真な感じが好き。

カーティスの告白、エグすぎてめちゃくちゃよかった。ああいうクライマックス手前のダウナーシーンって退屈になりがちなんだけど、語られる内容の濃さにぐっとき
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.5


この映画の個性がほんとに羨ましい。
あとヒョンソかわいい。

オクジャ okja(2017年製作の映画)

5.0

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ぶったまげた。アクションシーンでこんなに個性を発揮できるんだ。シネスコの使い方も上手すぎる。ストーリーも最高。悪役も第三極もみんな余すことなく人間味があって愛を感じる。

「翻訳は尊い」のくだり、地
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Chime(2024年製作の映画)

5.0

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菱田さん滅多刺しにされてなんか嬉しかった。

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.0


最初は半笑いで観てるけど、途中から「この人ガチなんだ…」って気づいてドン引きするまでが黒沢映画の本当の楽しみ方です。

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

5.0

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あの捨てられたアイスカップの分だけ繰り返し妄想してたのかな。悲しい。老いてからこの映画観たら悲しくて死んでしまうかも。

罪と罰(1983年製作の映画)

3.5

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親友役のマッティペロンパーがよすぎる。ラヒカイネンからスープかっさらうシーンからもう主役食っちゃってた。

ドストエフスキーの罪と罰とは全然別物。時々チープすぎて笑っちゃう。銃の隠し場所そこじゃばれ
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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

4.5

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見応えすごかった。
爆破までの前半より、予想外の結果に苦しむ後半が抜群に面白い。実行のあとに人となりがわかってくる構成ってけっこう斬新。

ラストのジョシュの一連の行動(アウトドア用品店に面接にいく
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

5.0

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また傑作に出会っちまった…

最後のミシェルウィリアムズの視線とインディアンの背中。この2カットのために100分があったかと思うとふるえる。

インディアンは気高く見えるし、ミークにはずっと腹が立つ
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

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野宿の時、浮浪者が恨み言を囁いてくるの怖すぎる。静かだけどゾッとするクライマックスだった。

警備員のおじが唯一の救い。優しいしなんかロックな雰囲気があってよかった。細かいところに人間味があるからケ
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

5.0

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コージーのモノローグが冴えすぎてて心酔した…。パパもリーもなんか超キュートだし大好き。シネスコだったら微妙になってただろうなと思うくらい、スタンダードサイズの魅力全開の映画だった。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.5

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気まずくて悲しい…。温泉で肩を揉まれたマークがなんとも言えない顔をするシーンは、屈指の爆笑シーンだと思う。

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

5.0

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完成したイビツな彫刻を眺めながら、電話で親友と母に怒り、猫が逃げてくシーン。爆発力すごい。感情をじかに触ってるみたい。

主演のミシェルウィリアムズの佇まいが完璧。歩き方と背骨の曲がり具合が物語その
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

5.0

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人間を圧搾して濃厚な一滴にしましたみたいな映画。1950年とは思えないばきばきに冴えた表現がたくさん。生肉の夢のシーンとか。あと、卵を画面に投げてくるところ地味に好き。

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

5.0


ライリーに何か起こるたびに、涙がスプリンクラーくらい出た

美しい星(2017年製作の映画)

4.2

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好きな映画だからこそ言いたい…役者が信じきって演技してる分、演出が及び腰なのがとても残念。なんだかこういう陰謀論とかねずみ講に騙される家族を、一歩引いたところから笑ってる感じがする。原作にあった真剣
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

4.5

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平岩紙さんの魅力が炸裂してる。ころころ変わる表情がキュートすぎる。

お話はカオスだけど、尺が丁度良いから最後まで楽しかった。

ミツコ感覚(2011年製作の映画)

4.2


三浦がうざすぎて好き。ミツコの喋り方はなんか篠原涼子みたいで癖になる。

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

3.0

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冒頭のウルヴァリンの骨のところはちょっと面白かったかも

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

5.0


会話、関係、視点、時間が四位一体になっててさァ……奇跡みたいに統御された映画なワケよ……脳汁どばとば横隔膜ひくひくよ……。

夜明けの夫婦(2021年製作の映画)

5.0


この、段差でつまずいて捻挫する感じの会話劇たまらない。大好きです。