bibliophageさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

魔女の宅急便(2014年製作の映画)

2.5

日本の街並みに合うのは魔女では無く、猫娘か座敷童が良かったのではないでしょうか。小豆島とは言え、そして昭和感満載の子供たちの中に魔女っ子は似合わないと思いました。

清水崇監督は勝算があって引き受けた
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

ポップでサイケで、絵本のようでもあり。ちょっとエロくて。
場面場面が今見ても監督らしいとってもうそっぽい(賛辞です)ファンタジーな色合い。そして当時のアイドルの瞬間をちゃんと切り取っている。
大林監督
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はちどり(2018年製作の映画)

4.4

ウニにとって、ゼロ時間は何なのか、どこに向かって進むのかとっても気になってしまいます。そして原題にあるHouseとは…

父、母、兄、姉、先生、友達、後輩、社会、自身、それぞれが圧の元となり、ウニのカ
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貞子(2019年製作の映画)

2.4

池田エライザさんの落ちそうな目ん玉演技は迫力ありました。

けど...よくわからないのです。冒頭に登場する監禁されている少女と、祖父江という母親。少女は貞子の生まれ変わりと言われて疎まれているけど、貞
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.0

レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」、私立探偵フィリップ・マーロウのハードボイルド小説。こんな小説を、東京から帰ってくる真愛を駅で待つ浩介が読んでます。しかも集中して。彼女を待つ時に読む本は選びまし>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

ボタンの掛け違いを見逃さないぞーと見たのですが、えー!でした。「コンフィデンスマンの世界へようこそ」のオープニングは上がります。

それにつけても長澤まさみさんは凄い。見るたびに違う顔を見せてくれます
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

4.0

But while there's hope, while I still breathe
I will believe 生きていれば希望はある
今日という日に...

イギリスの片田舎。卒業したら1
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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

4.8

転んだ時、環境を変えて人に出合う、そして人の悩みを聞く。もしかしたら立ち上がるスイッチを入れることができるかもしれません。

超ー不愛想な主人公の柏木ユリ(褒めてます)。人との関わりの中で、だんだんと
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MAMA(2013年製作の映画)

3.9

やばいくらいに緊張して、そして泣けました。MOTHERを見た直後だからかもしれません。母の存在って…。どんな母でも子供たちにとっては.愛すべき存在なのです。

ギレルモ・デル・トロ製作総指揮。なんだか
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.4

めちゃめちゃ面白い映画でした。本当に事件はあったのか。被害者は誰。なぜ襲われる。動機は、そして犯人は。連続する飽きさせない展開。どんどんどんどん進んでくれます。

吉岡里帆さんの目が開いているのに見え
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.2

ハリケーンのフロリダ、地下室に閉じ込められた父親と娘。そこには水路から入り込んだ巨大なワニが。地下室は水没寸前、さて二人は... 二人の脱出劇。父娘、この組み合わせは無かったかもしれないですね。最近、>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

長ーい、長ーい、長ーい間、魔に酔ってしまって、とっても気持ち悪くなりました。(褒めてます。)むかむかするくらい緊張させられます。橋の上を歩くシーンは耐えられなかった。

周平くんの返事や行動を待つシー
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劇場(2020年製作の映画)

3.2

女の子のアップから始まる映画に外れ無し、と思っています。その子に対して持つ、ファーストシーンの感情と、ラストシーンの感情の差が大きいほど、成長があり成長を促すドラマがあったのだと。

さて、ぶさいくな
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赤んぼ少女(2007年製作の映画)

3.1

蜘蛛の巣が張る屋根裏のような部屋。一冊の絵本を開く醜い指先。そこに描かれる王子様をそっと撫でてみる。雷、雨の中を迎えを待つ少女葉子。戦争で生き別れ、孤児院で育った葉子は南条家の両親に引き取られる。立派>>続きを読む

Curve(原題)(2016年製作の映画)

4.3

あの一瞬で心臓バクバクでした。カーブ、絶望的です。なんでこのシチュエーションなの、前後がとっても知りたくなります。短編恐るべし。

インシディアス 序章(2015年製作の映画)

3.6

5年半で600本目の記載になりました。記念すべき映画。とはいいながら通常運転です。

この映画、ステファニー・スコット見たさに鑑賞。インフィニティ -覚醒-を見てファンになりました。可愛いですよね。
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.9

かぐやさまは幸せになれたのでしょうか。そこだけが気がかりです。包丁を研いでいた時につぶやいたリセットしたいこと、リセットできたのでしょうか。あの電話は。宮崎あおいさんのとっても静かで、ナチュラルな演技>>続きを読む

ガス人間第1号(1960年製作の映画)

3.2

本多猪四郎監督、円谷英二特撮監督、八千草薫さんがとっても美しい。
科学万能から、公害問題に端を発し、科学に対しての継承を鳴らすということなんだと思います。

銀行強盗、警察に追われて車が崖から転落。犯
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.5

スタンド・バイ・ミーは4人の男の子の死体探しの冒険。こちらは4人の女の子の冒険。東京で大好きなバンドのライブを見に行く。しかも、北九州から、自転車で...SNSでつぶやきながら、彼氏にも電話しながら>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

4.8

圧巻。今見てもとっても面白く、怖くもあります。橋本忍さんの脚本力なのかもしれません。パニック映画で括ってしまうのがもったいないと思いました。もちろん、特撮はこの当時の映画なので初期ゴジラ並みではありま>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

映画館の外、晴れた空を見上げてとっても得した気分になった映画でした。とっても美しい映画です。なにがって、4人の衣装が素晴らしい。4人並んで街を歩くシーンにはうっとりさせられます。

ニューヨークで暮ら
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.4

子供がマーベルを順番に見るというので横目で見ていました。当時はわからなかったけど、こうして今日の完結から振り返ると、マーベルの企画力って物凄い、ってことがわかります。10年分の布石が打ち始められていま>>続きを読む

脱脱脱脱17(2016年製作の映画)

3.8

逃げるってやっぱり役に立つし、逃げるが勝ちってこともある。脱兎のごとく!なのでうさぎですね。なんだか、過去を振り返ってしまう映画でした。

34歳(?)のノブオくん、未だ高校生を続けています。先生から
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星屑の町(2020年製作の映画)

3.4

のんさんの方言はどことなく懐かしく、こそばゆくて、聞いていて心地よくなります。ムードコーラスグループ「山田修とハローナイツ」の面々は、胃もたれしそー。

舞台は東北の片田舎。ドサ回りで「山田修とハロー
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.4

バナナを食べたい、って言うくだりはほんの序盤なんですね。鹿野さんの性格を印象づけるくだりではあります。この鹿野さんは実はボランティアさんに支えられている愛されキャラなのです。バナナを食べたくなるのも、>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.8

映画館復帰記念です。2月ぶりでした。映画館てやっぱり良いですね。大画面で、ストーリーにのめり込むことができます。死ね!死ね!Death!Death!って叫ばれたっていいじゃないですか。

画面いっぱい
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告白(2010年製作の映画)

4.0

見るのが怖くて10年間手を出さなかった映画です。先生の子供が殺されて、その復讐で子供を...というざっくりな知識で、重そうなのと涙なくしては見られない、という誤った先入観を持っていました。

全然違い
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.9

地上波で子供と鑑賞。子供は赤・緑、金・銀、ダイアモンド・パールとポケモンやりこみ世代なのです。画面の隅々の映るポケモン探しをするだけでもとっても楽しい作品でした。
こんな時期なので、子供と会話しながら
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放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

3.6

高校はたった3年しかありません。今振り返ると、自分の過去はとってももったいい3年だったかなと思います。でもリライフしたいかというと勘弁して欲しいですね。

この映画、とっても自然な映画だと思いました。
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サプライズ(2011年製作の映画)

3.1

そこでそれかー。とばっちりとはこのことかな。爽やかに残念なラストでした。

森の中のポツンと一軒家。隣までは走って行ける距離ではあります。両親の結婚35周年に集まった子供達、全部で10人。晩餐のテーブ
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二ノ国(2019年製作の映画)

2.5

家内がスタジオジブリ作品と思って借りてきたので一緒に視聴しました。子供はレベルファイルで盛り上がっていました。ゲームの方はスタジオジブリが協力なのですね。

この作品、プロの声優さんはやっぱりすごいな
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巫女っちゃけん。(2017年製作の映画)

3.4

宮地嶽神社、この神社ほんとうに存在するのですね。見下ろすと神社の階段からどこまでも続くまっすぐな参道、そこを降りていく一人の少年。その向こうには…。とっても未来を感じさせてくれる風景に思えます。かっこ>>続きを読む

蛇のひと(2010年製作の映画)

2.9

もっと前の映画かと思って調べてみたら2010年なので、10年前の映画なんですね。永作博美さん、西島秀俊さんがひどく若く見えます。

第2回WOWOWシナリオ大賞とのこと。勤め先の部長が自殺、課長が行方
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貞子3D2(2013年製作の映画)

2.8

なんだかとってももったいないですね。オーメン、エスター、ブライトバーン、仄暗い水の底から、と言う映画にもなれたのではと思います。貞子に囚われてしまったからかな。それと3Dをうたっているので、脅かしが直>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

3.9

サイコパス大竹しのぶさん、若かりし日の気持ち悪い西村雅彦さん、なよなよした内田聖陽さん、合間ってとっても怖い、そして痛い映画です。

保険金詐欺の話。保険金をゲットするならなんでもやる。あの首吊りシー
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血まみれスケバンチェーンソーRED 後編 ギーコの覚醒(2019年製作の映画)

2.9

前編のラストで、生徒会に拉致されたギーコ、仙崎、ドリエの3人。出口のわからない森(?)に閉じ込められる。鉄仮面の生徒会長や新たな強敵をチェーンソーで切り刻んで、脱出できるのか…って。そして最後に待って>>続きを読む