かいわれさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

かいわれ

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メメント(2000年製作の映画)

3.8

超難解映画。
「ラストから始まる」事を知った上で観賞したハズなのに、鑑賞後のレビューを見た途端、頭が混乱する作品なんて初めてです笑。2〜3回と重ねて行けばスッキリすると思うのですが、私にはそのような体
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君に届け(2010年製作の映画)

3.6

「いいよ、ゆっくりで」かぁー笑
純な青春映画として楽しめるし、思ったより風早くん映画になっていない所が良かった。何より露骨なイジメ描写がない、本作に於いてはかなり重要な要素だなと。

16歳の合衆国(2002年製作の映画)

3.8

人物相関図が複雑で掴みづらい。
でも「話し」としては一貫しており、16歳の少年が見ている世界を私たちに伝えている。ただそれだけの作品。難しいテーマだけど、そこまで重く感じないのはリーランドの人となりで
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.8

初めてマリリン作品を鑑賞。
今尚セクシャルのシンボルとして在り続ける彼女。歌唱姿を始め、所業の一つ一つが女性的。ここまで魅惑的な雰囲気を醸し出しているとは思いませんでした。
余談ですが、自分が想像して
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

-

圧倒的スケールで描かれるレミゼラブルの世界。ミュージカル映画の本家本元、その作品に隙など無かった。

風が吹くとき(1986年製作の映画)

3.4

所々にミニチュアを用いる事で妙なリアル感を演出。田舎でゆったりと過ごしていた中年夫婦が、被爆した事により衰弱していく姿が見ていて辛い。しかし当の本人たちが被爆した事に気付いておらず、ただの更年期障害だ>>続きを読む

マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)

3.8

何処を切り取っても「マリリンモンロー」
この事は彼女自身が一番分かってるし、何もメディアによって作り上げられたイメージではなかった。誰よりも女性であったし、そして誰よりも繊細なハートの持ち主であった。
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.6

ホラーとミステリーをミックスしたようなもので、思っていた以上に怖かった。過去を遡っていくストーリーは興味深いものがあったが真相解明には至らず。

最後の扉(2015年製作の映画)

3.5

短編アニメと侮るなかれ。子どもが「死」について哲学的な解釈で説いてくれます。
フランス語の耳障りが良く、またミニチュア風で独特なキャラクター像に引き込まれます。線で描かれるOP映像が魅力的。ただ「扉」
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クーキー(2010年製作の映画)

3.4

マペットが生きる森の世界観が素敵です。しかしストーリーとしては何処かチグハグで、人間界との交錯が無かったら退屈なものとなっていたでしょう。
物語の終盤、少年が森の村長さんに一つの問い掛けをするのですが
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.1

中身はクールなハッカー映画。それに少しの人間ドラマをプラスしたようなモノ。
ストーリーの綿密性は単発作品だからこそ為し得た事で、その高度な犯罪レベルはR指定も納得。
嘲笑っているのは「僕」でもなれけば
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.8

BB-8がストーリーの中心にあり、相関図もシンプルで判りやすい。過去の流れを汲み取って・・というよりは新章スタートという印象。これからの三部作に期待を込めて。

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

4.8

「社会」にスポットを当てる。大人が生きている社会と、子どもが生きている社会。密度は違うかもしれないが、そこで起こっているのは同じような事。ただ純粋無垢な子どもはフッと湧き上がった感情が人生をも左右し兼>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.2

人権とは何かを考えさせられます。与えられるものなのか、はたまた自分で取っていくべきものなのか。
この物語の主人公・ジョゼブの場合は後者であったと言えます。作中に「僕たちの場合は運を取っていかなくてはい
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くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

3.6

水彩画タッチで描かれるキャラクターには温もりを感じられ、まるで絵本でも読んでいるかのような作品です。
ネズミにとってクマは天敵。クマにとってネズミは汚くて目の敵とも言える存在。そんな風潮の中、アーネス
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.7

美術賞を取っているだけある。単発のファンタジー映画なのに細部にまで拘りを感じる。しかし獲得したのは「美術賞」と「撮影賞」。(外国語映画賞を受賞してはいるものの)ストーリー自体に深みは無く、雰囲気映画で>>続きを読む

赤い風船(1956年製作の映画)

4.1

風船が友達。何処へ行くにも一緒、何をするにも一緒。いたずらな風船と交わす相思相愛に溢れ、色彩豊かなファンタジー映画。

白い馬(1952年製作の映画)

3.8

モノクロだからこそ「白」が映える。白いタテガミと少年の純粋で真っ直ぐな眼差し。だからこそ際立つ馬飼い達の執念深く、真っ黒な心の内。
まさかのラストだったけれども、あれが一番穏やかに暮らせるのかなと。セ
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

主題歌「Skyfall」に惹かれて。
シリーズ初鑑賞だけれどもかなりのアクション大作で抜群の見応え、これぞハリウッド!
「大人版のホームアローン」と表現してる方を見掛けたが正にとその通りだなと。ボンド
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

-

「サンタクロースはいるのか」それを信じる人も居れば信じない人も居る。ただ「サンタクロースが居ない」となると世界のネジがズレ始める。じゃあ何故そう言い切れるのか?この事を法廷で争うユーモアに溢れた作品。>>続きを読む

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

4.3

独裁政治を執っていた大統領が愛孫と2人で逃亡劇を展開していく一種のロードムービー。
逃亡の最中、自分の過去の所業に恨みを持つ人も居れば「同じ人間」として赦してくれる人も居る。裸にされた嘗ての大統領・・
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.4

タイムリープものにサスペンス要素を組み込んだ内容であるが、後半に差し掛かるとこれに少しばかりの恋愛要素が加わる。少しばかりとは言ったものの、本作の核となる濃密さがあり、これ無しでは大衆からの高評価には>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.1

「忘却は許すこと」という作中に出るニーチェの引用部が印象的。愛のスレ違いがメインテーマと言えるだろうし、それだけにいろいろ考えさせられる展開。

最終的にはある一点に落ち着き胸を撫で下ろすけれども、目
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.8

酷い喧嘩ぶりで窮屈感のある作品だけれども、その窮屈な日常の中に溢れんばかりの愛情があって。そう思うようになってからは不器用な親子愛を描いた綺麗な作品である事が分かった。
親子と言えど根本的には一個人。
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.7

心地の良い音楽についついリズムを取ってしまう。セリフも少なくこれぞアニメーション、と言わんばかりの作品。
ストーリーは至って単調。演出も然り。だからこそ否応なしに耳に入ってくるバックサウンド。音楽映画
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オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)

3.9

極悪非道な大人の手に渡った孤児・オリバー。薄暗く困窮した生活を強いられるようになったが、そんな世界にも少年オリバーに所謂「ちゃんとした生活」を送らせたいと手を差し伸べてくれる暖かい人が居た。

どんな
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ファウスト(1994年製作の映画)

3.9

原本さえも知らず、クレーンアニメという事だけで視聴を進める。謎が謎を呼ぶ展開で解読不可能な世界観だった。ただそれでも見続けてしまうのだから不思議でしょうがない。

ストップモーションもあるがメインは人
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.7

Fox hour・・所謂「キツネ時間」と、Human hour(人間時間)を交えながらのストーリー展開が印象的でミスターフォックス達の独特な遣り取りに元気を貰える作品。
基本はストップモーションを感じ
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.4

絵本の世界を見事に再現出来ていた。でも絵本だからこそ伝わるメッセージがある訳で、それ以上のものを受け取る事は出来なかった。

デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲(2001年製作の映画)

3.0

後日談的なストーリーで観なきゃ観ないでも良いような感じ。
予告編で謳っている「最強の敵」を倒すのに30分は短いし、適当な尺を要するならそれなりの奥深さを要する訳で。オメガモン+他多数な印象は拭えない。

デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)

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デジモンの獣感、そしてあのおどろおどろしい雰囲気は唯一無二。レギュラー放送に見られるポップな作風とは一線を画すものとなっておりある意味 別作品。ピーーーっと笛を鳴らすシーンは印象的。

デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」(2015年製作の映画)

3.8

懐かしさの連鎖。BGMで何割か感動が増されている気はするが、継承すべき所は継承されており、評判の割には満足な仕上がり。終盤が駆け足で粗削りになっていたのが残念。
これから新たなシナリオで僕らのデジモン
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.9

子ども達の純粋さが印象的で、思っていたよりも光がある作品。しかしその眩しさがあるからこそ、作品の根底にある重厚感のあるメッセージが浮き彫りとなり、痛みを伴う何とも言えない感情が残る。
言ってしまえば子
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映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!(2014年製作の映画)

3.3

勿論、お子様向けの映画。ある程度知っていればクライマックスぐらいは楽しめると思う。第二のポケモンは狙ってないんだろうとも思える程、ギャグ満載なストーリー。

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

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一先ず完結なのでしょうか。最後には相応しい中弛みする事のないストーリーでした。
勧めで「45236」の順番で鑑賞しましたが、確かにこの流れがスッキリして楽しめた気がします。製作当時、監督はどこまでの展
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア(2015年製作の映画)

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ガンダムの「ガ」の字も知らなければ、シリーズに触れた機会もない。付き合いで観に行ったけれども意外と楽しめた。あとでレビューを見て知る。本作がモビルスーツが完成する前段階である時だという事を。