セリフや画角が美しく、それと同時に一瞬で全てが崩れ落ちてしまいそうな危うさや侘しさがあった。困難な状況でも、皮肉り、笑い、ずっと隣にいれる関係性って憧れる。
気持ちを言葉に代えられるというのは、自分をひと回り大きく見せることができる。
ところで結局庭はどうなったん…?
生意気な子どもでも口がきけないお年寄りも、少なからず優しさを持ち合わせていればお互いに心を通わすことができる。
なんとも愉快で爽快なスパイアクション。
ソロとイリヤの凸凹コンビの掛け合いが絶妙で、スタイリッシュこの上ない。
アーミーハマー消えてしまったのが本当にもったいないし寂しい…
歪み切った愛だけど美しい。唯一の愛を見つけることができたファントムはある意味で幸せなのかもしれない。
辞書の編纂に関わる博士と殺人犯。
ことばの深さと美しさは、どの国の言語にも共通していることを改めて気付かされた。自分自身に染み込んでいる語彙が多いほど価値観や感性は豊かになるはず。
約80年前なんて医療もまだまだ発展途上のはずで、ましてや戦後すぐの街は復興途中だっただろう。それでも環境、時代にかかわらず生まれてくる命はある。自分の命を削って出産する母たちは偉大だ。
結束(結託?)>>続きを読む
切ない。見終わってからも感情が揺さぶられた。人を傷つけ、人に傷つけられる。過去を見つめ、将来を憂う。葛藤を乗り越えて、葛藤に押し潰される。そんな人生でも何か一つだけでも光となる安らぎや慰めを持っていた>>続きを読む
とんでもない強靭な狂人だった。
様々な壁にぶつかってピアノ人生のどん底まで転落…そこからの這い上がりが凄まじい。指一本あれば事足りると言わんばかりの精神力。
ただただ貪欲に生きなければ自分の限界を知る>>続きを読む
ストーリーの主軸が兄から妹に交わり移っていく流れがとても自然だった。苦しみと憤りがあっても周りが見えなくなってしまったら自分も失う。心の支えになる人が1人でもいれば、抱えている苦悩をほんのひととき忘れ>>続きを読む
ただただ不気味。事件が起きても真相が明らかになるわけでもない。自分も含めて多くの人は真実を追求するけど、実際に見えてくるものは一部に過ぎない。
遅すぎることは何もない。変わるものも変わらないのも自由。私の後悔やくすぶりを救い出してくれるようなストーリーだった。
自分の鼓動に耳を澄ます。日々の選択で迷った時に道しるべとなるのは、自分の内にある心の動き。作家だけではなくどの人生にもあらゆる経験が必要で、その積み重ねが生きる軸になる。
居心地の悪いような気まずいような会話が永遠と繰り返されていく。タバコの匂いも煙も嫌いだけど、タバコを吸う姿は好きだ。
どれだけ距離が離れていようと、愛で満たされている親と子の絆は途切れない。サルーの壮絶な幼少期が実話ということに愕然とするし、この映画を見なければ知る由もなかったインド社会の実情にも絶句した。実親、兄弟>>続きを読む
自分の「好き」を認めて伸ばしてくれる先生や友達、恋人や隣人。支えてくれるのはシャベドが純粋に、ひたむきに「好き」を追いかけているからだと思う。
父親がなかなか曲者だったが、ジャベドがただ単に将来を憂い>>続きを読む
信念を曲げずに戦ってくれた人がいるからこそ、現代の生活が成り立っている。良心を持ち合わせている人の感覚なら異常だと気づく行動でも、その異常を信念にしている人からすると「正義」に様変わりする。間違いだと>>続きを読む
鋭い観察力と並々ならぬ身体力をもってしても手強い敵だった今作。前作から引き続きテンポの良い会話とユーモアが盛りだくさん、迫力も増し増しで最後まで楽しめた。行動が突飛でも、ゴールに向かって突き進んでいく>>続きを読む
ぶつかり合いながらもなんだかんだ一緒に事件を追っていくホームズとワトソン。合わないようでお互い必要不可欠な存在なんだな。もう少し推理にも焦点当ててほしいところだが、アクションも見応え抜群なのでよし。
昔見た気がするものの、うろ覚えのためもう一度視聴。最後の最後までとんでも展開で面白い。マジックは大掛かりなものほど人を興奮させるが、巨大すぎるものはいずれ自分たちの手に負えなくなりそう。
色々なかたちのクリスマス。悲しむ人も喜ぶ人も愛される人も愛する人も、この日1日くらいは自分に素直になれればいい。
今更ながらトムハンクスの演技には心を掴む力が宿っている。
人間の悪や仲間同士の絆というドラマもあって、ファンタジーという簡単な類でまとめることができない深い映画だった。
相手の真意や物事の真相を知った>>続きを読む
”Good to see you again”がこんなに感動的な言葉になるなんて。続々と降りかかる困難に対しても正しい判断をする冷静さは不可欠だと思った。
ひと夏の輝き。短い時間でもやりたいことを好きな仲間と共有できたイヴはとても魅力的だった。自転車漕ぐ時に毎回ヘルメット付けるキャシーがかわいい。
自分たちが見ている友達の姿が全てではないし、新しい面を知れるのも自分が見方を変えることで距離が縮まる。青春を謳歌している二人の友情と若さが眩しかった。
埋める必要のない落ち着く余白がある映画だった。海や砂浜、宿と犬、風とセリフ全てが暖かい。
コミカルofコミカル。口笛を吹くようなテンションで進んでいくのが心地よい。みんな恋愛とは切り離せない生活をしていて、人生には多少のスパイスは不可欠だよなとも思う。スパイス入れすぎには注意だな。
生肉フォークにぶっ刺してランウェイみたいに歩いてくるシーンが好きすぎた。きびきびと働くケイトも素敵だけど、ゾーイとニックが生活のスパイスとなってより魅力的。心を開くことで表情も豊かになるんだな。
生きると神に誓った女性は強くパワーがみなぎっている。誰一人見捨てず弱気にならないミンティー(ハリエット)には誰しもが憧れるような芯の強さがあった。
序盤のお祭り騒ぎとは一転して真っ暗闇。ありがちな設定に中だるみしていたし、まあ読める展開で新鮮味はない。ペネロペ・クロスとイレーネ役の子が綺麗でした
前作よりアクションシーンが多くて見応えある。男相手でも太刀打ちできるリスベットかっこいいし、機転の良さには惚れ惚れする。色々なシステムをハッキングするシーンが何よりも好み。
歪な形をした友情でも眩しい絆だった。パピヨンの脱獄への執念は狂気を感じたし、人の血も見れなかったドガが(否が応でも)逞しくなっていて、流刑地の恐ろしさを目の当たりにした。