砂漠さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

モンスター・ホテル(2012年製作の映画)

4.0

だいすきな子が好きな映画に挙げていたので観た。

最高でした。

今思えばあの子はモンスターホテルの世界にいても馴染むくらいのビジュアルとキャラクターをしていて、とってもかわいい。
近いうちに続編も観
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.2

かつてラーゲリに生きた、山本幡男という名の希望の話。
周りに希望を与えたというより、彼自身が皆の希望だったように思う。

途中、ダモイへの希望を失い一度は人間を捨てた人たちが、命を絶とうとする仲間に必
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

-

“運命”を信じすぎるあまり壊れちゃった二人っていう印象。兄を殺した相手という事実を超えて貫ける愛が怖かった。
映画の言いたいことはなんとな~く掴みつつ、主役の二人の気持ちは何一つ理解できないまま終わっ
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.0

あー良い。ラストシーンまで観たことでグンと好きな映画になった。充足感がたまらない。

泥棒と嘘つきはだめみたい。
価値観も常識もためにならない。
私もいつどこの惑星に飛ぶかわからないから多くの言語と芸
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チャーリー(1992年製作の映画)

4.0

もろに“時代”を受けて生きた人物なんだと感じた。
喜劇の舞台に立ってわずか一年でアメリカに呼ばれるほどの才能、時代がトーキーに変わっていく瞬間の想いと葛藤、ヘティとの別れと後々知る真実。
「時代を変え
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

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私の知らない新しいジブリが始まったと思った。
アーヤとママのその後を見たかった。豊悦かっこいい。

残酷な怪物(2016年製作の映画)

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あんな可愛い子をあんなやつに差し出すことが私としては許せなかった。
こんな可愛い子がいるのに友達も味方もいない主人公の人格と経緯がよくわからない。女の子を巻き込んだのも元はと言えば自分の責任で、胸糞な
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

AZTの副作用の犠牲者に留まらずリスクを負ってまで生きようとする姿が魅力的だった。
「死なないことに必死で生きてる心地がしない」くらいの方がかっこよく映るのかもな、洒落てる。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

ああもうラストシーンが最高すぎ…。とっても爽快でゴージャスで大事なことを学ばされた映画。

映画としても、女性としての人生を教わるにしても良すぎるので、これからも迷ったとき度々再生すると思う。再生する
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

良かった!

なんて逃避行向きのふたりでしょう。

無能な監督者、助かるね~!

左右対称で平行で真っ直ぐな画角が続くので動く絵本を見てる感覚、おもしろい。

ダム決壊のところ、どうやって撮ったんです
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明烏 あけがらす(2015年製作の映画)

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もとが落語からきているからか、舞台は変わらずほぼ役者のしゃべりだけでストーリーが進んでいって、珍しい体感だった。

ムロさんににやける二郎さんはあれほんとうのやつかな、私もにやけた。
公開当時全く知ら
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

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多くない言葉数でこんこんと進んでいく物語の中にしっかりそれぞれの人間の過去と考え方生き方が描かれていて、また少し視野が広がった。
一徳さん出てくると一気にツートーンくらい重くなった。
続編もきっと見る
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

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これも前に観た。
素人から見ても、レベルの高いことをしているんだろうな、とわかる作品。楽しい。

AWAKE(2019年製作の映画)

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あれ、記録し忘れてたけど2年ほど前に観た
面白かった!テーマも興味深いものだったし、キャストもハマり役だったように思う。
メインキャスト3人の表情や間の演技がほんとうに素晴らしいので、見ていて飽きない
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.2

厳しさ、切なさ、絶望と希望、笑い、緩さ、生き方、人と人との繋がり、といった私が映画に求めるものがすべて凝縮されていたんじゃないかと思うくらい、充実感のある映画だった。

一千万円の価値のあるモノを扱う
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明日の食卓(2021年製作の映画)

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これ夏くらいに見たんだけど感想かけずじまいだったやつ。

見た、っていうのか傍観してた、っていうのかわからなくなった。私がもし将来、こうやって人と食卓を囲む生活を送るようになったらまた見返すべきだと思
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

書いていなかったけどそういえば観た。

良かった。

良すぎて、嫌になる。

どの瞬間を切り取っても絵になる画角と綺麗な音楽が、とても好きだと思った。
繊細で丁寧だから、もどかしくて青かった
言葉が言
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

丁寧で、繊細で、淡々とした描写がとても心地よかった。

村上春樹を殺さず、かと言って初見の人にも嫌悪感を持たせない、絶妙なバランスの演出で安心した。

村上春樹はよく読むけどこの作品は未読だったので、
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

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真っ昼間に柿の種つまみながら観る映画では決してないんだけど、見応えはあった。

ストーリーというより、映像の撮り方とか繋げ方、演出、役者の演技に焦点を当てるとすごくすごい作品なんじゃないかな、詳しいこ
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サンチョー(2021年製作の映画)

4.0

よかったー!
お正月に観る映画にしては良すぎる!
この休みに合わせてレンタルしてきた私大正解!

手品のコント入ってて最高でしたし、あ・りがとうより2ミリほど好きかもなー!

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

アクションってより人情に比重を置いたヤクザものでめちゃくちゃ好みでした。

任侠に疎いおかげで諸々突っ込まずこんなものなのか…という風に観れたのもよかったところ!

構成もうまい具合にまとめられていて
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

これは観るといい。

役者陣の演技力がこの作品の魅力を嫌というほど際立たせていて、本当に、彼らもそして観ている私らも報われないどうしようもない。

いっぱい書きたいけど気力がないから一旦元気な時に観て
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

-

2ヶ月前くらいに観たかな?

痛みと笑いと甘酸っぱさ、人生のしょっぱさ、得たものと悔やんでいるもの、全てにおいてちょうどよかったような気がする。
物語の進み方とか演出に意外性はなくて、東出昌大がとても
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

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「ラストダンスは私に」を、楽しくなれるプレイリストに入れた。

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

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負けても悔しいと思えないんだよな~にものすごく共感。
描きたいものはなんとなくわかったけどどうにも“とっ散らかった”印象を受けた。
このトーンの映画ならではのちょうど良さがある。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

私達って東京の養分だよねとか、憧れの幻の東京とか、いい意味で強すぎるキャッチフレーズが多い。

全然見たことないし関わったことはないけどリアルな世界だった。

みきちゃんの人生には忘れられない夜がたく
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キャラクター(2021年製作の映画)

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両角が魅力的すぎて肩入れしそうになる。

病院前の駐車場シーンの菅田将暉にどうしてこんなに心臓がドキドキさせられるのかとか、
小栗旬はどうしてこんなになんでもすっと入り込めるんだとか、
獅童さんはどう
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.8

技術、執着心、ストーリーの凄さについてはきっと他の方が耳が痛いほど仰ってくれてると思うので、そのへんの褒め言葉省いた感想だけ。

最初の方はどうやって撮ったのか気になりすぎて話に集中できなかったけど、
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.8

多くは語れないから映画人はまず観てほしい。

沢田研二の声が良い。志村けんがゴウちゃんを演じていたら、なんというかもう少し哀愁漂う映画になっていたと思う。

気づいたら演出家と脚本家に涙腺を支配されて
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

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マシュー・マコノヒーが魅力的すぎる。

一生懸命追ってないとすぐ見失って伏線回収ですっきりできなくなるので集中力は必須。

カメラワークと構成が観る人の気持ちめちゃくちゃわかってるなー、という感じ。途
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.8

上映期間になかなか行けなかったのでやっと!まずキャスティングが最良。

泣かせにきてるってわかっていながら泣かせられた。

全体的に流れが綺麗すぎる、まとまりがよすぎる、非現実的な部分が明確、等々思う
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

自分用書き散らし

『シャバは我慢の連続たい。我慢の割に面白いこともなかと言います。そやけど、空が広いっち言いますよ。』

幼い頃に世界を教えてくれる母親ないし父親のいなかった三上は、問題を力で解決す
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

展開の早さ描き方が少し粗いことは置いておいて久しぶりに人に勧めたいと思ったので思ったことを書き散らしていきます。

配役が私的に大花丸だったのと凪沙メインに観たのでそれを前提に。

一果の踊りと映像の
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.8

間違いない。バカリズムですよ。
全部が好みすぎて無事全員に惚れた。

オールド(2021年製作の映画)

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こういう作品は観た人の納得どうこうじゃないから色々置いておくと面白かった!普通に!

バッタ君町に行く(1941年製作の映画)

4.2

人に勧めやすいので最近よく勧めている。
テーマが割と身近で真面目な割に、かわいくてかっこよくてわくわくするし、その時代に?と驚くくらいクオリティの高い絵
最後の台詞、ちゃんと皮肉が効いていて好き。