このレビューはネタバレを含みます
現実で心当たりのある状況が多々思い浮かんだ。ラストで言いたいことがで変わってしまってないか?とも思った。この映画の2つ目の軸でにみえる、生み出す人、創造する人、母(と娘)がラストで急に前に出てきた感じ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
牧師であってもよそ者はよそ者でしかない。教会を建てる割には単語さえままならず、土地を知りたいと言いながらその土地の人の言うことを聞かず川を渡る、郷に従わないルーカス。写真を撮ることに執着し風貌も相まっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
音と演出の効果。3時間がここまであっという間に感じるとは思わなかった。結局人は自分が一番大切で大好き。大きなものの下でつかわれる事はどのようなことなのか。オッペンハイマーが原子爆弾を完成させなくても誰>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
敵国であるならば人を殺すことが善となる時代に生まれたとして、それを疑うことができるのか。折れ曲がった人間、眠るように亡くなっている赤子。爆弾を投下する側と受ける側にある圧倒的な距離は物理的なものだけで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
柱のないまま塔を建てるようとするかのように裁判が続いていく。被告人達の発言、問われている罪、それらは形骸でありながら傍聴席や民衆を沸かせている。これに乗ってしまう、乗せられてしまうのは何故だろうと思っ>>続きを読む
閉鎖的な環境により嫌なやつになるのか、人間の性か。その言い切れなさがあった。個人的には地元を思い出す。特に陶器の人形を割った女の被害者ヅラの気色悪さが最悪だった。誰もかれも利己的で醜い娯楽に興じるのは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この人の映画は湿度が低い気がする。ドロりとしたものを後味としては残さない。どこかで全部割り切っているような印象。
ラストの撃ち合いのあとの構図が決まってた。個人的に犯人を轢いた後の2人のなんともいえな>>続きを読む
本編もそうだが、監督のインタビューから伝わってくる本作品に対する熱量が凄まじい。それでいて冷静。映画に対する愛情と信念、批評的観点。制作は命を削っているようにみえる。自分の仕事に対するプライドと覚悟を>>続きを読む
音楽が癖になる。モノクロの画面と数字の羅列や出来事のみせ方がうまかった。ストーリー的に同じ場所での場面が多いが、カットごとの変化があり退屈しない。ラストは予想より王道に近く少し驚いたがラストまでの対比>>続きを読む
仲違いの兆しが見え始めてからのラストは納得してしまった。ともに行動することでそれぞれが渇望する何かを埋めようとしても、それは叶わずに穴は深くなっていくようだった。群れれば群れるほどに空虚さと各々の孤独>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
夫が死んでからの妻は身なりが整い服装もお洒落なものに変わっていてまるで肩の荷が下りたようだった。妻という立場からの解放にみえた。
特典映像の監督のインタビューでの制作話と沈黙についてが面白かった。ス>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
母親からの愛情を求めていたヴィオレッタが母親ラストにと自分の意思で離れたことにヴィオレッタが連鎖を断ち切れる、断ち切らないといけないという監督の意思を感じた。
序盤から母親が拠り所を必死に求めている人>>続きを読む
カメラワークと大道具、全裸帽子息子のちょこまかした動きからかどことなく人形劇をみている気にさせる。品のない笑い方にハチャメチャな人間たち。地球外知的生命体や神が仮にいるとして、それらからみた人間はこの>>続きを読む