爽人さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.9

90年代中国を舞台にした2組の男女の物語。

岩井俊二作品とは違う方向で文学的なものを感じた。

ぶっ飛んでる感ありつつも最後綺麗にまとめてくれる。

何よりポスターにもなっているフェイが可愛い。
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真島ミヤビ(2021年製作の映画)

2.7

抽象的で、なにを描きたかったのか掴めないまま終わった感覚。

正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

3.7

若かりし中条あやみと岡山天音が主演の淡い恋心を描いた作品。

ショートフィルムでありながら、青春映画のキュンとする感じがちゃんと描かれている。

最後のシーンは個人的に最高だと思う。

よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.6

顔の左側に大きなあざがある女性。彼女を題材にした映画の話が持ち上がり、最初は乗り気でなかった彼女だが、監督に惹かれ、映画化を承諾する。

おちついた雰囲気で、対人関係に臆病な女性を松井玲奈が好演してい
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.8

強引な捜査により無給の停職処分を喰らった2人のベテラン刑事が、お金のため銀行強盗からお金を強奪する計画を立てる。

物語は一人一人の登場人物にスポットしつつもシンプルな作り。

登場人物のバックグラウ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.8

殺人事件の陪審員に選ばれた12人の男達が、犯人の有罪、無罪をめぐって議論する。

ワンシチュエーション映画の金字塔と言っていい作品。
一部屋の中で2時間楽しく視聴できた。

陪審員の負う責任や、人間の
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半径1メートルの君(2021年製作の映画)

3.5

コロナ禍で芸人たちが監督を務めたオムニバス映画。

個人的には又吉と粗品の監督作品が良かった。

ネタを作っている芸人たちだけあって、ちゃんと起承転結している。
特に粗品の作品は芸人らしくひねりの効い
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.1

田舎町に暮らす妻が妊娠中のマークの元へヒッピーのような暮らしを送る旧友のカートが連絡をしてくる。
久しぶりに2人で秘境の温泉に行くことに。

8ミリフィルムで撮ったような味があり飾り気のない絵。
そし
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お早よう(1959年製作の映画)

3.9

人生初の小津安二郎作品。
ある新興住宅地での群像劇。

日常をごく自然に淡々と描いているが、テーマがちゃんとある。
皆が感じているが言語化するまでいかないものを捉えるとはこういうことかと言った感じ。
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アキハバラ@DEEP(2006年製作の映画)

3.2

新しい検索エンジンを作ったオタクたち。その検索エンジンを大手企業に奪われ取り返しに行く。

高校時代に読んだ本だったので鑑賞。

端折ってある感が強くドラマとかの方が合ってる気がする。

とは言っても
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青い春(2001年製作の映画)

3.8

ヤンキー高校で高校生たちが自分のこれからと今に青臭く向き合う話。

ストーリーはしっかりあるものの、どこか散文的で長いショートフィルムを見ているような映画だった。

高校生という年齢の繊細で危うい感じ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.4

Adoのライブを見ているような映画だった。

個人的には満足。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

とある広告代理店が舞台のタイムリープ映画。

タイムリープものはドラマチックなものが多いが、日常感のある作品。

起承転結がスピーディーで、80分で収めているところも良い。

ちょっと映画が見たくなっ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

世界一のサックスプレーヤーを目指す宮本大の物語。
田舎から上京した大がバンドを組む。

原作が好きで視聴。
流石に端折ってはいるが、しっかり東京編を描いている。

音楽漫画を映像化する良さは音楽が聞け
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

お弁当屋さんで働く元風俗嬢のちさとさんとその周りの人たちを描いた作品。

今泉監督らしい日常感あふれる作品。

人間臭く、そして達観しているちひろさんをキャッチコピー通り好きになる作品だった。

人生
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いつも難しそうな本ばかり読んでる日高君(2022年製作の映画)

3.1

題名の通り難しい本ばかり読んでいる日高くんに主人公の女の子が話しかける。

表現がストレートなので好き嫌いが分かれる作品かと思う。

7分という短い時間で、観客に考えるテーマを投げかける感じが個人的に
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.5

考古学者と高校生が妖怪ヒルコに襲われる妖怪ホラー活劇。

単純なシナリオと特撮ならではのB級感がなんともいい味出してる。

ここまで大々的に殺虫剤を使うホラー映画は今後も現れないだろう。

B級、特撮
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AREA(2021年製作の映画)

3.4

ネットで知り合った男女が、自殺場所を目指すロードムービー。

14分という短い時間でちゃんと完結させ、想像の余地を残していく感じが良き。

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.9

高校でLGBTについての授業が行われる。あるクラスだけに行われた事でクラス内にLGBTの人がいるのではないかとう噂になり、、、

「少女は卒業しない」を見て中川監督の作品が気になり視聴。

よかった。
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

校舎の建て壊しが決まった高校の卒業式前日からの2日間を描いた群像劇。

複数の登場人物たちを丁寧に描いている。

なんと言ってもラストが秀逸で、最後20分はずっとクライマックスを見ている感覚だった。
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3人のキリスト(2017年製作の映画)

3.6

リチャードギア演じる精神科医が自分のことをキリストだと思っている統合失調症患者3人を担当する。

一見コメディっぽい設定だが、完全にヒューマンドラマだった。

深淵を除くものは深淵にのぞかれているとは
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.9

実在する子供番組の司会者フレッドロジャースをモデルに作られた作品。フレッドの記事を書く事になった記者とフレッドとの交流を描いている。

物語は穏やかで、自分もフレッドに語り掛けられているように感じる。
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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.4

17歳の女子高生が道で倒れていた男子高校生に一目惚れする話。

語り口や構成が小説調で、小説を脳内で再生しているような感覚になる映画だった。

思春期の衝動や葛藤を描いており、見る人が見れば共感性羞恥
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

妻に先立たれた気難しい老人が、隣に越してきた中国系の青年と心通わす話。

よくある感動ものと言ったストーリーではあるが、設定の作り込みなのか、見せ方なのか、物語に重厚さがある。

クリントイーストウッ
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.8

東京で売れない俳優をしている主人公。
高校時代の友人と再会したことであの頃輝いていた佐々木という友人を思い出す。

全体的に青臭い高校特有のノリが埋め尽くしている。

なんとも言えない気持ちになる一作
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守護教師(2018年製作の映画)

3.4

元ボクシングチャンピオンの主人公。
暴力沙汰で仕事をクビになり、女子校の体育教師になるが、そこで行方不明の女の子を探す事に。。。

学園ものというよりは、サスペンス・スリラー感と強い作品だった。

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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.4

極度の潔癖症の男性と、自然恐怖症の女子高生とのラブストーリー。

少し色物のラブストーリー。
全体的にこじつけ感も否めないが、林遣都と小松菜奈の演技が良くてみてしまう。

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.6

悩みを抱えた女子高生と老婆との交流を描いた作品。

少し不思議な話だが、複雑な感情を丁寧に描いた作品。

ただハートフル。

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.6

大手乗車会社のリコール隠しを内部告発した父の自殺を機に地元に帰った主人公。村八分に会う中、北村という児童養護施設を経営する男性と出会う。

善と悪について考えさせられる作品だった。

役者の演技もよく
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.9

冴えない女子高生パティが警察に追われるサイモンを匿う。しかし匿ったサイモンはパティが傾倒するパンクバンドのボーカルだった。

下品で暴力的な作品だが、しっかりパンクイズムを感じさせる良作。

作中で登
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ロボコン(2003年製作の映画)

3.4

高校生ロボットコンテストを舞台にした青春部活映画。

日常感のある作品で、これといった盛り上がりはないが、ゆっくり見てられる一作。

内容には関係ないが、登場人物がみんな今主役級の人たちで驚く。

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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.8

ある大学生が水墨画家に弟子入りする話。

物語は静かでシンプル。
見ていて気持ちのいい作品だった。

自分のどこに刺さってるのかわからないが、グッとくるものがあった。

青春ものやヒューマンドラマが好
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

ジュラシックワールド最終章。
今までの登場人物大集合といった感じ。

比較的シンプルな物語で見やすい一作。

正直炎の王国の方が好きではあるが、シリーズを最後まで見て損はない一作。

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.6

ニコラスケイジが廃園した遊園地の掃除をして、ピンボールをして、マスコットと戦う話。

主人公のニコラスケイジは一言も喋らず、なかなかシュール。

最高のB級映画だと思う。