油淋鶏大盛りさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

油淋鶏大盛り

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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.0

今さらながら。ジェイソンボーン祭りに突入。個人的には、ロングキスグッドナイト男性版ぐらいにしか思っていなかったが、さすがしっかりよくできていると納得。

LOVERS(2004年製作の映画)

3.0

非常に色彩が美しい絵作り、特に紅葉や竹林は日本の時代劇のようで、大陸的な感じがしない。背景に加えてワダエミ担当の衣装も目を引く出来のよさ、素晴らしい。
武侠映画的ストーリーとはいえ、いい意味でどんでん
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花様年華(2000年製作の映画)

4.0

水辺にたゆたう落葉のように、ゆったりと、凝縮した時間が流れていく映画。セリフにせよ、所作にせよ、はっきりとした気持や考えが説明されるわけでなく、観ているこちら側が感じる世界。
欧米の恋愛映画と違いセク
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プロメテウス(2012年製作の映画)

2.0

一般的な評価は散々な訳もわかるが、映画会社の宣伝にも罪がある。人類の起源でなくてエイリアンの起源を楽しむ、スペースホラー映画、かつ、リドリー・スコットが自身の人間哲学もしくは死生観を好きに書いた?もの>>続きを読む

猫侍(2014年製作の映画)

2.0

序盤のテンポよさ、設定説明が面白かったことに対して、あらすじが進むほど、煮え切らないストーリーとなって惜しかった。
しかし、聞けば、テレビシリーズでは、かれこれ周囲に豊富なキャラクターとストーリー展開
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

5.0

今の年齢で観ればこその面白さ、おそらく自分自身の10代、20代では全く理解できない世界。
前2作以上の圧倒的な会話の噛み合わせ。サンセット同様、かれこれ宣伝されていたとおりホークとデルピーも脚本に加わ
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シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

2.0

作り手の狙いは本当にわかる。部屋ごとの群像劇のアイデアもわかる。魅力的な役者さんも集めた。けれどという感想としておきます。

10日間で彼女の心をうばう方法(2008年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題やDVDパッケージがいい加減すぎて完全に誤解される映画。ジェニファーアニストンのラブコメでなく、社会に適応できない不器用な中年男スティーブザーンが人生をリセットする姿を描きつつ、周囲の人間もそれに>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

本当の火星が表現されているかは別として、SFらしく一定の化学的理屈がつく筋立て。一人芝居のマットデイモンの安定感に加えて、地上のクリステン・ウィグ、ショーン・ビーン、母船の各メンバーが魅力的に描かれ、>>続きを読む

グリフィン家のウエディングノート(2013年製作の映画)

2.0

超豪華なキャストを1家族にまとめて、大人の下ネタが連発されるという日本では到底不可能なコメディ。
ロバート・デ・ニーロはじめ、大物が、真正面から下ネタセリフをたたみ掛けるので、有り得ない設定がさもあり
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

ミッション8ミニッツから遡って、ダンカンジョーンズ監督の第一作(ちょうどDボウイもなくなった直後に観たような)。月の資源採掘基地を舞台とした敵のいないサスペンスとでも言えばいい?主人公と基地の人工知能>>続きを読む

10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.0

あくまで軽いラブコメディ、意外に製作が2003年と古いが、もともと老け顔のマシューマコノヒーは今とあまり変わらなく見える。
かれこれ大味なケイト・ハドソンを、うまく料理してなるべく可愛さを引き出す演出
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

映画としては面白かったが、果たして、007ジェームスボンドである必要があるのか甚だ疑問という、変化球投げて大暴投という感じ。
世界を飛び回り、国際的な国家の危機を救うはずが、昔の上司への怨恨だけが生き
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.0

ループものの典型ではあるとはいえ、単調になりがちな中に、変化を織り交ぜ、なかなか惹きつける。
ただし、後半、特に、クライマックスは、それまで、丁寧に折り重ねてきた流れを、一気に打ち消し都合よくまとめて
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.0

前作からそのまま続く展開ながら、伏線の張り方がわかりにくく、内容を頭で考えながら追わなければならず、没頭できないまま進み追いつかない。
前作ほどではないにしろ、ボンド自身に必要性が不明の行動が多く、暴
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マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

5.0

ウディ・アレン映画以上に台詞が多く、歯切れのいいやり取りが飛び交う。老若男女の登場人物同士がどんどんつながっていく展開は指数関数的。
ダメ男っぷりをさせたら天下一品のオーウェン・ウィルソン、機関銃のよ
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奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

2.0

仏コメディの辛辣な描写、なかなか笑いずらい。昔からあるドタバタ展開、映画の中とはいえ、少し人物描写がきつすぎる。それがフランスといえばそれらしいことは確か。

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

2.0

監督の問題というより、シナリオそのものに少し疑問符がつく。展開するシーンや結末が先にありきで、そのために、伏線を埋めストーリーを持っていくような無理やり感がついて回る。
ダニエル・クレイグは見慣れてき
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DISCO ディスコ(2008年製作の映画)

1.0

フランス映画でありながら、70~80年台はじめのディスコミュージックをネタにした異色の音楽映画かつ中年男再生映画
主役の仏コメディ俳優の不思議なビジュアル、コメディアンという感じでなく割とシリアス顔で
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

見終わった後、かなりの満腹感、映画の中の世界に入り込んだことで起こる感覚が麻痺するような気分が味わえる映画。
宇宙工学、物理学などの科学的論理性とシナリオがいかに正しくリンクしているのか、などというこ
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メルシィ!人生(2000年製作の映画)

3.0

一つの嘘から話が順番に展開していく中で主人公自身が変わっていく、言ってしまえば、一種のサクセスストーリー。話の膨らみ具合がフランス風なひねりが効いているというところと、ちょっとブラックなところが魅力。>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイムループの時間を短く切ったところがアイデア。分岐点までもどって別選択から展開がひろがるループもののパターンでなく、あくまで爆発という終着点が固定されていることとリセットの繰り返しの冷酷さが、少しダ>>続きを読む

バウンティー・ハンター(2010年製作の映画)

3.0

そもそもアメリカで、バウンティハンターという仕事が職業としてまっとうに成立していることを初めて知ったわ。
コメディでのバトラーはどうかと興味津々で突入。少し大げさなのは、単にがたいがでかいからか、力が
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

抽象的かつカルトな映画、音楽といい、場面展開、説明のないところまで、キューブリックのようなつくり。
スカヨハが、宇宙人であることなど、前広告で知ってしまっているからなんとかなるとはいえ、映画の中身だけ
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エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

4.0

ハリソン・フォードの空中ジェットコースター映画、ペーターゼンといえば、Uボートというより個人的に断トツ「第5惑星」だが、Uボートから見ると、空飛ぶ閉鎖空間アクションで、実質同じようなもの。インディジョ>>続きを読む

トゥームレイダー2(2003年製作の映画)

2.0

まあ、アクションアドベンチャーの普通の映画、強いヒロイン路線もいろいろ増えてきたとはいえ、アンジェリーナジョリーが好きな人にはたまらなかろう。1のほうがよかったと思う。
よく見れば、ジェラルドバトラー
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

舞台、小道具、大道具、年寄りにはたまらないスパイ映画の郷愁感、そこかしこにコミカルな味付けを盛り込み、後半、ヒュー様登場以降、大掛かりになればなるほど、いい意味で笑えてしまうハッピーさ。
どのシーンに
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PARKER パーカー(2013年製作の映画)

2.0

悪人しか出ない映画、ほかの悪人よりも少しばかり律儀で義理がたく筋を通すジェイソンステイサムが、ほかの悪人に復讐をして、強奪品を強奪する話
。というわけで主役もしょせん悪人なので、一般社会の倫理感からす
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グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

3.0

仏、英とは全く違う、イタリア映画のごった煮感、展開も計算があってないような継ぎ接ぎ感だが、人間そのものの肌触りがとても魅力的。
2時間20分、いったい何が描かれていたのか、一言で人には伝えられない映画
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.0

登場人物が限られ、いわゆる、女性の独り立ち、頑張り型映画。ベストセラーとなった原作そのものは深みある展開なのだろうが、映画の2時間に押し込んだ時点で、大したストーリーとはならず、ほとんどの場面が既視感>>続きを読む

HERO(2002年製作の映画)

3.0

色彩の効いた絵作りと中国楽器が旋律を取る音楽、大規模な兵士描写、背景となる中国の荒野、様式美を重んじる重厚な演出。
回想譚や推理譚の描写それぞれで演じられる結末が異なり、豪華出演陣が複数の展開を演じ分
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リディック:ギャラクシー・バトル(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

最初から突然始まる、大けがのままのリディックが生き抜く単独サバイバルシーンがやたら長く、作品としては無駄なようだが、ただそれだけでわくわくさせるリディック自身のキャラクターの格好よさ。
あえて、ピッチ
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アンダーワールド 覚醒(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

エボリューションがスケールを大きくした割に、焦点がぼけてしまって、緩んでしまったのとは反対に、短時間で一気に駆け抜けた仕上げ方で緊迫感がでていた。
しかしながら、12年経過とした設定かつモリーンはお母
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アンダーワールド:エボリューション(2006年製作の映画)

3.0

最初から2作目ありきという計画らしく、1作目直後からの展開。両種族、セリーンとマイケル対マーカスに加えて、コルヴィナス陣営が出てくることで、混沌感が増し、場面展開も順々に配置され、バランスの良い洋食ラ>>続きを読む

アンダーワールド(2003年製作の映画)

4.0

人間の世界でありながら、登場人物の双方が人間でない不思議な感覚。主人公側のヴァンパイアに感情移入しかけるものの、ライカンの不遇な境遇に気付き、両者の視点で見始め出した瞬間からパラレルな見方になればなる>>続きを読む