通常の人狼ゲームに脱走要素をプラス。
展開は広がるも人狼ゲーム自体の深みは今ひとつ。
土屋太鳳の圧倒的存在感。
主人公が人狼側でハラハラが少ない分、ドロドロな人間ドラマが楽しい。
シリーズを追う毎にゲーム内の役職が増えていく仕様は初心者には有り難い。
今をときめく俳優らの拙さが新鮮で、過剰な演技も命懸けのゲームにハマる。
人狼のルールを知らなくても見ていれば理解できるので問題なし。
ネタバレを見てからの再視聴もオススメ。
原作未読。
年齢制限無しで舐めていたらジャンプスケアに度々ビビらされる。
視聴前後で意味が違って見えるタイトルが絶妙。
人格が曜日毎に異なる設定が秀逸。
多重人格ものだと血生臭いサスペンスが定番も、本作は男女の恋模様が絡みハートフルな仕上がり。
”最後の5分で全てが覆る”の宣伝文句に偽りなく、しっかり騙されてトータルで見れば満足出来るも、前フリ100分がやや退屈。
事故報道に狂騒する地方新聞社を通じて知る被害状況や遺族感情が重い。
面白いや感動したという言葉はそぐわないが、事故を風化させない為にも見ておくべき。
事件そのものはミステリーとして良く出来ている。
ただ過去の出来事や人間関係の情報が不足気味で、動機は良く分からず登場人物も魅力に欠ける。
妊婦がコンテナで漂流というシチュエーションがオンリーワン。
コンテナの荷物を駆使して絶望的な状況に抗う。
正に母は強し。
時代に取り残され、革命ゴッコしている老年の方々が唯々痛い。
逃亡劇よりも政治的な主張が出過ぎで、『ハリソン・フォード 逃亡者』と比べるまでもなく緊迫感もなく盛り上がりもイマイチ。
故障したエレベーター、疑心暗鬼な人間模様というシチュエーションは大好物。
悪魔が絡むと何でも有りで冷めてしまいがちだが、本作はギリギリセーフ。
爆弾魔と爆破処理班を巡るサスペンスでストーリーは月並み。
サイコなトミー・リー・ジョーンズが恐怖。
ストーリーそっちのけで激流くだりの凄さに見入る。
悪党ケヴィン・ベーコンも霞む、船頭メリル・ストリープの気迫の演技。
SPと歌姫の鉄板ラブストーリー。
ストーリーがコテコテな分、ケヴィン・コスナーの渋みとホイットニー・ヒューストンの歌の魅力が引き立つ。
核廃絶反対に絡み米ソのお偉方が暗躍する設定は良く出来ている。
孤軍奮闘するジーン・ハックマンが見所だが、アクティブさに欠け、トミー・リー・ジョーンズとの絡みも少なく物足りない。
ブロンソン主演からの安直な邦題に反して、ドンパチ控え目な良質サスペンス。
「うーんマンダム」を意識したかは定かで無いが、髭剃りのサービスシーンあり。
主人公やその友人達はハリウッドの闇と上手く絡めて魅力的に描がかれるが、肝心の連続殺人犯が今ひとつ。
序盤の猟奇性やミステリアスさは良かったがやや尻つぼみ。
スプリットスクリーンを使った政府とテロリストの駆け引きが秀逸。
大統領含め個人の命と国家の面子のどちらが重いのか結末が見所。
海洋もので原作者が『ジョーズ』と同じでもサメ映画ではない。
沈没船を巡る冒険ものとして見るのが正解。
孤高の殺し屋を演じるアラン・ドロンの渋みが溢れる。
ちょんまげや刀は無くても武士道精神がしっかり描かれ、タイトルに偽りなし。
偽札で連合国を経済面から破壊するナチスの作戦を描いた実話もの。
ユダヤ人の技術ありきなのにその境遇は悲惨の一言。
憎きナチスに加担するかガス室直行か全く救いがない。
大損害が前提の作戦の重さ、個の強い将軍を指揮下に置く難しさ、連合国内の国同士のメンツ。
それらを全部一人で背負うアイゼンハワーの覚悟が格好良し。
脱出編は前作の復習、戦後処理を描いた復習編が本作の本編。
前作の良さであったスリルとユーモアの緩急は無く、ひたすらシリアス。
原爆関連施設の割りに警備が脆弱で作戦の緊迫感は薄め。
ノルウェーのロケーションは素晴らしい。
第二次大戦中のドイツのダム破壊を目指したチャスタイズ作戦を描く。
反跳爆弾の開発パート、作戦実行パート共に見所十分。
兵器完成の喜びと実戦での戦争の厳しい現実の緩急も効いている。
死の概念すら曖昧な子どもがするお墓ごっこ。
こう言う反戦の表現もあるんだな。
彼の有名な曲含めギターBGMも心に重く響く。
戦闘シーン皆無で、拙い人間ドラマを延々。
特攻への葛藤を描く作品であえて本作を選ぶ理由は全くない。
零戦の華々しい登場から没落していく悲哀は満点。
人間ドラマがメインで戦闘シーンは少なめ、戦時中の主要な出来事もナレーションベース。
東京裁判を丁寧に描いたドキュメンタリーで、映画というよりNHKで見られる特番の様。
日本の近代史や世界情勢の解説も詳しく描かれ、長尺だが見て損はない。
太平洋戦争の沖縄戦のみをピックアップ。
沖縄の女性や子供が自決や玉砕してゆく姿は悲惨としか言い様がない。
作中に直接的な反戦の主張は無くても伝えた事は良く分かる。
戦場のシーンは最小限で上層部にのみフォーカス。
東条英機の暴走、陸海軍の意地・見栄の張り合い、大本営発表、言論統制。
戦争で死んでゆく国民の空しさがひしひし。
艦隊単位でなく駆逐艦単艦にスポット。
大戦末期の無謀な命令に翻弄される末端の悲哀。
ペーペー士官の若き高倉健も貴重。
感動のドキュメンタリーとは思うが、本人及びコンビを知っているのは大前提。