ガープの世界
ガープの世界は、映画で初めて知って、その後、本を読んでみた。村上春樹さんが、熊を放つを翻訳してるので、作家のジョン・アーヴィングを知ってる人は多いのではないかと思う。
物語は、映画を観る>>続きを読む
パリ、ローマ、東京
「パリ、ローマ、東京。どこでも行けるんだ」
「でも、ここで育って、家族もいて、仕事もある。ここにいたいの」
「じゃあ、ここにいよう」
サラームが、マリアムに向けて練りに練った最大、>>続きを読む
楽しめるパニック映画
どうやって助かったか、エンドロールのところも観て下さい。
うるさい家族、言うことを聞かない連中、騒ぎ立てるだけの役立たず、ずるい奴、安普請の外灯やライオンの牙、この手の映画にあり>>続きを読む
葛藤
もしかしたら、こんなことは世の中に結構起きているんじゃないかと思わせるような事件をベースに、その後のそれぞれについてはイメージを膨らませてストーリーを紡いだのではないか。
それぞれの葛藤も、正解>>続きを読む
僕たちの日常
僕は、電線の向こうにのぞく青空が好きだ
電線の向こうの青空が無限に広がってるようだ
そして、
電線と青空のコントラストが好きだ
電線があちこちに張り巡らされ、人と人を結んでるようだ
人の>>続きを読む
【繰り返される歴史に向けて】
韓国の現在の外貨準備は約4000億ドルに達し、この映画の当時の35億ドルと比べたら雲泥の差だし、IMFからの緊急融資の200億ドルも遥かに凌ぐ水準となった。
そういう>>続きを読む
オマージュと決着
スタンリー・キューブリックの映画「シャイニング」が、これほど原作者スティーブン・キングを悩ませたのかと…。
僕は、映画シャイニングを初めて観た時、こんな怖い映画があったのかと、友人>>続きを読む
Hasta la vista, baby.(地獄で会おうぜ、ベイビー)
これ、T2の決め台詞。
ターミネーター・ニュー・フェイトで使われなくて、残念に思ってだけど、ここで出てくるとは!
それも、何度も>>続きを読む
それぞれの執念
功績目的なのか、犯罪撲滅が目的なのか実は不明な計画。
シナリオ通りに進まない詰めの捜査。
保身のための非情さの要求。
本当の正義とは何か。
前半から中盤までの寡黙さを伴う場面から、一>>続きを読む
明るくハレンチ、だけど、複雑
昔、学校でシティハンター読んで盛り上がってると、女子が、
「スケベ」とか、
「イヤらしい」とか、
「エロい」とか、場合によっては、
「先生に言いつける」とか、
散々な言わ>>続きを読む
井戸のなか
最近、父の七回忌を済ませた。
なかなか、共通の価値観を見出せず、二人には軋轢も多かったような気がする。
お互いの、心ない言葉で傷付けあったこともあるが、それも、もう思い出だ。
ただ、今は位>>続きを読む
The First
ガキの頃、オープニング・テーマを、
「ルパンだぞ〜っ!」
って歌ってたら、従姉妹に、それは、
「ルパン・ザ ・サード」
だって、教えてもらったことがある。
ルパンのシリーズを観る度>>続きを読む
独ソ戦
独ソ戦の死者は、戦死者だけではなく、民間人を含めて虐待や飢餓によるものもいれて、全体で数千万人に及ぶと言われています。
映画で描かれている捕虜を使った演習訓練など、条約上も決して赦されるはずも>>続きを読む
今また、観るべき
この寓話のような世界観、多くのファンがいる作品だと思う。
改めて観て、おそらく、今また観るべき映画なのではないかと思った。
二つの光の片方は映った光だ。
ブーメランは、戻ってくる。>>続きを読む
持続可能であること
果たして地球は、人間活動によって温暖化してるのだろうか。
地球は、太陽活動の低下や相次ぐ火山の大噴火で、17世紀半ばから19世紀まで寒冷化したと言われている。
そして、今の温暖化は>>続きを読む
女性のこと
変わりばえのしない乾いた風景のなかで、イランの女性の置かれた状況とか、おそらく日本でも似たようなことがあったんじゃないかと思わせる因習が語られる。
感情をぶつけ合うように繰り返される会話>>続きを読む
秘密基地
昔、親戚のお寺の裏は、山の一部を造成した公園になってて、さらに、その奥に踏み入ると藪だらけで鬱蒼としてて、大人なんか絶対にくるような場所じゃなかった。
そんな場所に、簡単な板張りのちっさな>>続きを読む
おおっ、マイロ〜!
皆さん、良いお年寄りは大切にしましょう
あと、ゲームやSNSばっかりやってないで、たまには外に出て、みんなで食事でもしましょう。
ジュマンジ・ワールド炸裂で楽しませてもらいましたけ>>続きを読む
信仰のジレンマ、無力感、告解、沈黙、そして…その先
多分、あまり注目されてない映画のように思うが、予想以上、期待以上の物語だった。
僕の表現力不足で、上手いキャッチも見つからないが、まず、ベネディクト>>続きを読む
ノスタルジックな喜劇
昔、映画館でサイレント映画を観たことがある。
月世界旅行とか、カリガリ博士とか、チャップリンのキッドとか、戦艦ポチョムキンとか結構、映画史に残るような有名な作品で、少し退屈なとこ>>続きを読む
用の器
地球に土が誕生したのは約5億年から4億5千万年前と言われています。
それまで、地球はゴツゴツした岩石の惑星でした。
今は、土で覆われてるように感じがちですが、実は、土がどうして出来たかは、まだ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
レイアの祈り
SWシリーズに一貫して描かれるのは、家族の葛藤の物語と、力を持った者の怒りや、暴力的な衝動との向き合い方だ。
ただ、このエピソード7から9については、レイアの祈りが中心だと思う。
ベン>>続きを読む
案ずるより産むが易し
田舎で小さい会社を経営してる僕の友人が、最近、あることでたまに連絡してくる。
発達障害の従業員を雇ったというのだ。
それで、その日常の工夫を説明してくれる。
彼は、昔、雇ってい>>続きを読む
お兄ちゃん!
さくらが、寅さんを見送る場面が、いつも泣けるのは僕だけだろうか?
どうせ、帰ってくるんだから…と思いつつも、泣ける。
「風に向かって、おれの名前を呼べ」
ん?そしたら、風に流されて、お>>続きを読む
【もうひとつの片隅と、世界のその先の未来】
もうひとつの白木リンの長めのエピソードが加わって、物語の厚みが増したように感じる。
世界の片隅は、それぞれ、世界の中心でもある。
亡くなった人は戻って>>続きを読む
【理想宮とは】
シュバルの理想としたものは調和だったのだと思う。
あるがままの自然と対話し、文化とか、宗教とか、東洋的とか西洋的とか、古代とか近代とか、そうしたものを超えて…、そして、人が集う…、>>続きを読む
もし
もし、デッド・バンディが、死刑を前にして、殺人の詳細を自白しなければ、フロリダの有罪となった事件でさえ、今も冤罪の可能性が取り沙汰されていたのかもしれないと思わせる。
映画で描かれるテッドの為人>>続きを読む
今宮純さん
このフォードがル・マンで躍動する物語は、先般ご逝去されたモーター・ジャーナリストの今宮純さんが、高校生の頃のことだと思う。
きっと、血湧き肉踊ったのだろうなと想像してしまう。
この映画、>>続きを読む
ブルックリン・ドジャース。今、見応えがある作品
ドジャースが、ブルックリンからLAに移転が決まった頃の物語だ。
もしかしたら、NYブルックリンの再開発に伴って、スタジアムの移転を余儀なくされたドジャー>>続きを読む
【好きと嫌いのバランス】
昔、付き合っていた女性に、僕自身の好きなところを50個あげてみるように言われて、途中で諦めたことがあった。
まあ、50個もあるわけはないと、最初から諦めてたところもあるが>>続きを読む
クリント・イーストウッドの冷静な視点
911の同時多発テロで、その前のテロ事件は忘れられがちだが、アトランタで発生した96年7月の公園爆破事件の前、93年2月に世界貿易センタービルで爆破テロが発生した>>続きを読む
ラブレター、ラストレター
「早春の風に背中を押されるように…」
未咲は乙坂の背中を押したのだ。
そして、早春の風が通り過ぎるように、乙坂の元を去った。
少女時代の裕里も、大人になった裕里も寂しそうな>>続きを読む
その先の未来
この映画のオリジナルタイトル「Sorry We Missed You」、
映画のストーリーに沿って意味を考えたら、「分かってあげられなくてゴメン」あたりだろうか。
家族が、それぞれに向け>>続きを読む
アメリカの歴史を知ること
なんか、さすがだ。200分を超える長尺だが、飽きることなく見ることが出来た。
フランクの目を通して見るアメリカの歴史だ。
フランクはボロボロのトラックで肉を運送していた退役>>続きを読む