いまこさんの映画レビュー・感想・評価

いまこ

いまこ

映画(36)
ドラマ(0)
アニメ(0)

怪物(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん、悪くはないけど、伏線回収の詰めが今一歩。
まず、先生が子どもたちに揃いも揃ってハメられた理由が最後までわからなかった。恨みをかってたわけでもないのになぜミナトは唐突に先生にやられたと母親に言っ
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.3

とても良かった。どの役者さんも演技がすごかった。
主演はもちろんのこと、シェルターでホームビデオ撮影をしているときの妊婦の女の子達とか、演技うますぎないか。本当に泣いているみたいだった。どうやって撮影
>>続きを読む

うんこと死体の復権(2024年製作の映画)

4.0

登場する大人たちがみんななんだか人生楽しそう。特にプープーランドを作ったおじさん。誰からなんと言われようと己の信じるものにひたむきな姿は使命感すら宿っているように見えた。
この人は神から選ばれたんじゃ
>>続きを読む

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

1.0

月面着陸の真否についてのシリアス映画だと思ってた私が悪かったです。普通にバカバカしいコメディでした。こういう形でしかこのトピックには触れることができないのか…とか考えて逆にアメリカ社会の闇を感じた。普>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

窓から身代金を放り投げシーンが好き。ちょっとくらい躊躇するかと思いきや、もうこの時点では少年を助けることしか頭になく潔い権藤。キャリアや名声やいろんな重たいものを一緒に投げ捨てることを暗示しているのか>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

良かった。映画館で味わうべき映画。(家で見たら寝ちゃうかも)

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ここで絶賛されているほど面白いとはどうしても思えなかった。なぜなんだろうと一晩考えたけど、海外の映画レビューサイトで主に女性から「男性が思うフェミニズムの押し付け」という趣旨で酷評されているのを読んで>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

期待したほどでもなかったという印象。ネットで見れるオッペンハイマーという人物の情報をなぞった感じで、それ以上でもそれ以下でもない感じだった。オッペンハイマーを政府に利用された純粋な科学者として描きすぎ>>続きを読む

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.0

怖い。子育て中の女性の潜在意識に悪影響を与えそうな映画。
Netflix でもシリーズ化されてた連続殺人鬼ジェフリーダーマーを思い出した。確かあの事件でも父親が書いた自伝があったはず。子どもが起こした
>>続きを読む

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.0

こんなにいい話だったの…
ラスト、号泣。

小さい頃に見た印象のまま、自分的つまらないジブリ作品にランクインしていたけど、今では大御所の宮崎駿作品に並ぶくらい大好き。
大人になった今、この作品と出会い
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

人生で2度目の映画館での鑑賞。この素晴らしい企画に感謝しかない。
エボシは自然を破壊する悪人であると同時に頼れるリーダー。でも実はいざという時には仲間を切り捨てる。この矛盾をどう理解すれば良いのか、子
>>続きを読む

人生フルーツ(2016年製作の映画)

2.0

評価が高いので期待していたが、期待はずれだった。
この夫婦の思想は理解できたのだけれど、個人的にはあまり素敵な夫婦だとは思わなかった。
自然と共生する暮らしを実践している人のドキュメンタリーを見るのは
>>続きを読む

主戦場(2018年製作の映画)

5.0

素晴らしかった。慰安婦問題ってなんなの?中立の立場で誰か分かりやすく説明して!と思っていた私には、やっと納得のいく説明をしてもらって、スッキリした気持ちでした。映画なので監督の意向が入るため完全に中立>>続きを読む

共犯者たち(2017年製作の映画)

5.0

善く生きるとは何なのだろうか。
映画に出てくる解雇されたジャーナリスト達は一見争いに負けて不幸になったかのように見えるが、本当の意味で幸福なのはどちらだろう。
ここで出てきた主犯と共犯者たちは悪事を働
>>続きを読む

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

4.0

これは日本のことじゃないか…と思えるくらい今の日本の状況はアメリカそっくりですね。
いい加減アメリカのダメなところばかり取り入れるのは辞めようよ。

眠る村(2019年製作の映画)

4.5

証拠の捏造、二転三転した証言。にも関わらず再三の再審請求を棄却する裁判所。自らの証言に一人の人間の人生が関わっているにも関わらず知らぬ存ぜぬを繰り返す村人達。自分さえ良ければ他人がどうなろうとどうでも>>続きを読む

牧師といのちの崖(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まさに今死を選ぼうとしている人達に向かい合う現場の緊迫感や生々しさが良く伝わってきた。藤薮牧師は何事にも動じずに堂々と人々に向かい合っているように見えるが、奥様とのやり取りのシーンなど、時折見せる表情>>続きを読む