素晴らしかった。慰安婦問題ってなんなの?中立の立場で誰か分かりやすく説明して!と思っていた私には、やっと納得のいく説明をしてもらって、スッキリした気持ちでした。映画なので監督の意向が入るため完全に中立ではないにしても、ネット上の偏った情報よりかは100万倍信用できる。
最後の結論で、人権擁護のために闘う人達側にも「極論に走るとかえって不利になってしまう」と注意を促していたのが印象的だった。そして日本人に対してのメッセージにはいち日本人として本当にグサッと来た。
戦争体験者の方の「明治憲法下での女性は人間として扱われていなかった。それが今の憲法になってようやく人間として扱われるようになった。なのに憲法改正でまた以前に戻そうとしている」というのを聞いてぞわっとした。憲法改正になったら、他国への移住を考えようかと本気で思った。
それにしても、このような作品を国内の監督からではなく米国の監督からでしか出すことのできない日本って、ホントにヤバくないか?日本人のメディアももっと闘ってほしい。屈しちゃだめだ。