教祖ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

教祖ちゃん

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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

3.6

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伽倻子、俊夫は今回は冒頭のみ出てくるが、最初の呪怨の解説通りアメリカで独自の呪いに発展していくフランチャイズ式。ドラマ版でもあったがゴア表現をきっちり描いて恐怖を煽ると共に、不条理な恐怖がしっかり全面>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

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現代のお伽噺。私たちの価値観の上に成り立っていない芸術的な映画。美醜とは、生命とは、種族とは一体なんなのか考えさせられた。ただティーナから男性器が生えてきたシーンに全てモザイクがかかってしまっているた>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.6

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住人による返り討ち系ホラーの中でも緊張感とテンポが非常に良くてサクサク見られた。主人公と老人双方にバックグラウンドが描かれているからどちらの視点で見ても面白いなと感じた。ピペットに入った白いアレを老人>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

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これはまた面白い映画だった。前知識として必要なのは史実であるチャールズマンソン一家によるシャロン・テート殺害事件。
物語の前半はレオナルドディカプリオ演じるリック・ダルトンとその付き人でありスタントマ
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.2

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伊藤計劃さんの本はこれとハーモニーと屍者の帝国を読了済。戦闘シーンやガジェットの描かれ方はものすごく良い。ハリウッド実写さながら。ただ、これは小説読んでないとわからないだろうなって場面も結構多く、ラス>>続きを読む

蠱毒 ミートボールマシン(2017年製作の映画)

3.7

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エログロスプラッタエンタメ映画。熱量が半端じゃない。昭和チックな前半から打って変わって物凄い血飛沫とグロいネクロボーグの造詣。でも妙に軽いノリと昭和っぽいお色気シーンでぐいぐい引き込んでくる。ジャッキ>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

キャッチコピーが「見事なまでに狂ってる」とあるけど、ドキュメンタリー感のあるブラジルの寓話って感じで面白かった。ガルシアマルケスの小説のような流れ方。グロいシーンはあるけど、死と性が日常と化しているこ>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.0

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大人編。コメディ要素もさらに強くなり、ホラー感は随分薄まった。オリジナル版のラストで「え!?ペニーワイズって蜘蛛だったの!?」って拍子抜けして映像も当時の技術だったので迫力をあまり感じず非常に消化不良>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.7

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少年編。ルーザーズがオリジナル版よりさらに生き生きと描かれてる印象。反面ペニーワイズ自体の不気味さは無くなり、心理的に登場人物の心の隙間を突いてくる部分が強調されてる感じ。「スティーブンキングのこうい>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.9

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見るドラッグのようなぶっ飛んだ作品。前半の圧巻のダンスシーンからの打ち上げ最初の長回しはとても面白く、LSDが入ってるとわかる直前くらいの頭上からのダンスシーンも凄くいい。そして中盤に差し込まれるスタ>>続きを読む

拷問男(2012年製作の映画)

3.8

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B級かなと思って見たら結構面白かった映画。

犯人が弟だったと判明するまでの流れがあまりリアリティがなくて正直微妙だなと感じたけど、拷問が始まってからがなかなか良かった。エモさとゴア描写を交互に挟んで
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マーターズ(2007年製作の映画)

4.5

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「誰がこんな映画喜んで見るんだよ」ってレベルの拷問シーンがエグい映画。しかしリメイク版を先に見てたため全体の構成がものすごく計算されて作られている事に感心した。
状況を理解を理解できないまま惨殺される
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.8

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10年ぶりくらいに再視聴。やはりものすごく良い。
イーサン・ホーク、ジュード・ロウ、ユマ・サーマンの些細な会話の中の表情や間などが切ないストーリーに深みを持たせてるし、音楽も展開も好き。
「捜査ザル過
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.3

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今回はアクションに思い切り舵を切った作品。マッドマックス的世界を舞台にカーアクション満載の見応えのある映像が特徴。前回以上に人物の描かれ方が漫画的。泣かせる演出も過剰なため、少し違和感があった。ただや>>続きを読む

ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

3.8

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みんなが見たかったスティーブンキング!って感じの映画。片田舎のアメリカ、超能力、宇宙人、仲良し友人達など他のキング作品に見られる要素が盛りだくさん。これだけでもめちゃくちゃ面白いのに、モーガンフリーマ>>続きを読む

屍憶 SHIOKU(2015年製作の映画)

3.1

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冥婚がテーマのホラー。妻が実は死者だったのはなんとなく察していたが、クライマックス過ぎた後に真相が描かれた場面は新鮮だった。でも霊感少女の冥婚と関わりのない心霊エピソードがちょこちょこ出て、しかもそこ>>続きを読む

グレイヴ・エンカウンターズ2(2012年製作の映画)

3.5

前作は純粋に楽しめる絶叫お化け屋敷ホラーでラストまで爽快感があったが、今回はラストで一気に苦々しさが。ホラー映画であることをいやでも思い出させてくれる。
それでも前作以上のゲーム性があり、面白かった。

血を吸う粘土~派生(2019年製作の映画)

4.0

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監督のフェチがこれでもかってほど存分に味わえる続編。めちゃくちゃ良い。
登場する女の子全員可愛いくて中心にいる男のクズさ加減もすごく期待させてくれるんだけど、期待を軽く上回るレベルの破壊!破壊!破壊!
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黒い箱のアリス(2017年製作の映画)

3.5

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まず設定が全て美しい。義手の少女、ミステリアスで美しい姉弟、しゃべる犬、森の中の大きな家、黒い箱。
映像も長回しを中心に全体を魅せる構図が多く、何気ないワンシーンも印象的なものばかり。ストーリーも極力
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

4.8

切ないクラシックギターのテーマ曲がものすごく印象に残るオープニングとエンディング。
話の運び方がとても巧妙で一回見ただけだと全部理解するのが難しいが、丁寧に伏線がしっかり張られてるので全く無理のない展
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.6

実写化でどんな展開になるのだろうと思っていたけどとても夢があって最後まで面白かった。印象的なピンクの像のシーンや汽車が走るシーンなど、原作をうまく取り入れてて違和感なく楽しめた。ラストの改変はまあこの>>続きを読む

ファウンド(2012年製作の映画)

4.2

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なんだこれは。スプラッター、ゴアシーンは凄まじい。ストーリー展開を冷静に見るとホラーだが、視点によって少年の成長譚、ジュブナイル的な切り取り方をされている。そのため怖いとかは全く無い。ただただ最後まで>>続きを読む

血を吸う粘土(2017年製作の映画)

3.7

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昭和感が溢れる特撮ホラーのようなチープさとグロテスクなスプラッターシーンが粘土のようにぐにゃぐにゃ混ざった映画。面白い。
特に印象的なのは男子学生の顔に弁当箱が食い込み凹むシーンと、ラストのカカメの全
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回路(2000年製作の映画)

3.7

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雰囲気が物凄く良い。Jホラーの系譜でありながら「孤独」を軸に人々が消える現象をSFチックな終焉へと持っていくストーリー展開もすごく好き。インターネットを始めたきっかけが「周りもやってるしなんとなく」と>>続きを読む

グレイヴ・エンカウンターズ(2011年製作の映画)

3.7

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POVビックリお化け屋敷系。テンポがいい。あと一番良かったのが病院の構造がどんどん変わっていく奇妙さ。おばけの怖さも良いけどこういう常識的に現実が狂っていく怖さってやっぱ良いエッセンスだと思う。パニッ>>続きを読む

トリハダ 劇場版(2012年製作の映画)

2.6

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心霊系とかは一切ない人間の怖さを描いた映画。「責任とれよ」の赤い小さい女が一番怖い。シャンプーに入ってる小指はめちゃくちゃ気持ち悪い。
それ以外は正直そこまで怖くなかった。ポケットの数字カウントは結局
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

4.0

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オープニングからめちゃくちゃスタイリッシュ。綾野剛の演技ももう言わずもがなレベルで素晴らし過ぎる。色気もあるし表現力がものすごい。自力でトレパネーション手術をした後の表情は鬼気迫るものがあった。
原作
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ムーラン(1998年製作の映画)

4.2

中国の名作をディズニーが描いたという文化の混ざり方がすごく面白い。アニメーションとしての映像の美しさやキャラクターの動きも素晴らしいが、どれもディズニーらしさがありつつも中華文化らしさが失われていない>>続きを読む

ポカホンタス(1995年製作の映画)

4.0

超名曲のcolor of windを中心に、豊かな曲と色彩豊かな絵で綴った大人向けのアニメーション。とにかく風景が美しく一枚絵で飾りたいようなシーンが多い。風に吹かれる木の葉の描写もとても丁寧に描かれ>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.3

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透明人間という古典的な題材をどうストーリーに組み込んだか鑑賞前から気になっていたが、スピード感もあり精神的に追い詰められる良い内容だった。ラストも綺麗にまとまっていて良かった。
ただやはり考えるのはラ
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Hysteric Betty(2020年製作の映画)

3.2

SNS発の拗らせ女子たちによるリアルを描いた作品。荒削りの中にも承認欲求や嫉妬などの欲望が凶暴にうねり狂う主張の激しい作品だった。欲望の絡み合う人間関係が見てて時々突き刺さる。

メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

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日常と非日常の溶け具合が凄まじく絶妙ですごく面白かった。
可愛い女の子に言い寄られたり東大出ても実家で理由もなくフラフラしている奇跡のようなバランスで成り立つ和彦の住む世界と、裏で殺人を請け負う銭湯と
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.3

ジェームズワンプロデュースだけあって死霊館シリーズと少し繋がってるとこがニヤッとした。そしてやっぱりしっかり怖がらせてくる。演出においてはハイレベル。長回しシーンやお化け登場シーンなどかなりビビらせて>>続きを読む

殺し屋1(2001年製作の映画)

5.0

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学生時代見て衝撃を受けた映画。漫画を先行して読んでいたが映画も負けないぐらいエッジが効いている。原作よりさらにコメディ感が出てるためスプラッター描写とのバランス感が物凄くて惹き込まれる。浅野忠信のサッ>>続きを読む

サイレン FORBIDDEN SIREN(2006年製作の映画)

3.2

10年以上前に見た時は「なんだこれ…」って最悪の評価だったけど、先日見返してみたら意外といけるなと感じた。確かにゲームとは別物だけど随所に見受けられるJホラーの系譜は間違いなく本物。蒸し暑く感じるじっ>>続きを読む

ヘルボーイ(2019年製作の映画)

3.5

デルトロ版未鑑賞。スプラッター描写がかなりエグい!でもアクションに付随するレベルなので全くホラーではなくむしろスリリング。クライマックスに出てくるモブのクリーチャーの造形が圧巻なのに一瞬しか出番がない>>続きを読む