教祖ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

教祖ちゃん

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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

5.0

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じわじわと押し寄せる絶望。救いのないラスト。それだけでも見る価値があるが、ミーマや謎の槍などの超自然的な物体に人々が翻弄され、希望も失い、怪しげな宗教や快楽を求めようとする姿に人間の本質的を感じたよう>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.2

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湖の底に沈んだ家を探索するという時点で映像がとても良いし、淡水魚と泳ぐシーンもリアリティ溢れててすごく良い。ストーリー自体は非常に普通だし、水中家族が意外と普通に水中歩いてくるから結構シュールではある>>続きを読む

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.2

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じめっとした雰囲気の中、最初から最後まで気が抜けない恐怖描写。悪霊の目的や理由など一切明かされないまま、幻視や音、スプラッター描写などさまざまな角度から追い詰めてくる。逆に内容はほとんどないので忘れる>>続きを読む

悪魔館 死霊のせいなら、有罪。(2020年製作の映画)

3.6

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B級感溢れるタイトルだけどなかなか本格的で面白い。妊婦を生贄に孫を生き返らせようと黒魔術を使う老夫婦が死霊に巻き込まれていきどんどんカオスになっていく様が面白い。特に糸ようじ老婆は物凄いインパクト。あ>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.8

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話の構成がすごくいい。エデンとヴェロニカ、前半こそ前世とか祖先の話が輪廻的に繋がっているのかと思いきや、中盤で電話が出てきて「あれ?この時代に電話?」ってなったけど途中で飛行機まで出てきて「あれ?過去>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

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未確認飛行物体という80-90年代流行ったモチーフをここまで面白く作るとは、という衝撃と鳥肌が止まらない映画。前半は得体のしれ無い恐怖があるけど、後半はそれに立ち向かう兄妹、電気屋の店員、プロカメラマ>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.4

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これは良いダニエルラドクリフ。バトルシーンのカメラワークと色彩、血飛沫がリズミカルで心地よい。ニックスのブチ切れ具合やナードの主人公の成長譚、まさに漫画的でめちゃくちゃ面白い。

自殺サークル(2002年製作の映画)

3.8

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園子温のバイオレンス描写がまだすごく若々しい感じ。女子高生54人の飛び込み自殺や動物虐待の模倣犯、子供によるカルト宗教が黒幕だったり、ある意味わかりやすいショッキング映像のオンパレードだが、サスペンス>>続きを読む

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

4.5

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単なるスプラッターではなく社会派映画。そして完全アウトの描写の数々。性器露出や動物の殺害シーン(トガリネズミ、リスザル、亀)、レイプシーンや食人、虐待等観る人間の倫理観を揺さぶってくるシーンが多い。そ>>続きを読む

エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.5

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雰囲気を味わう映画だが、ノイズや情景がとても良い。母と息子の物語かと思いきや徐々に違和感がじわじわ広がっていく。母と息子しかいない家庭、病院、取り出される腫瘍のような肉塊、背中にある吸盤。
ステラに救
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

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イーサン・ホークが色々魅せてくれる映画かと思いきやほとんど活躍しなかった。メインは主人公が持つ超能力に導かれながら活路を開いていく熱いホラー。クライマックスではピンク・フロイドの曲が流れるし結構楽しめ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.3

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原作未読(グラスホッパーは読んだ)。上質なクライムエンタメ。タランティーノ的群像劇を伊坂幸太郎原作味付けされてさらに映画化したのだから、やっぱり随所にタランティーノを彷彿とさせるパーツが多いが、それを>>続きを読む

アナモルフォーシス(1991年製作の映画)

3.5

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美術の授業で使われそうなアニメーション

ファントム・ミュージアム(2003年製作の映画)

3.6

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まだわかりやすい。医療器具などの紹介。

(1990年製作の映画)

3.3

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さらに硬質化している雰囲気。難解。

失われた解剖模型のリハーサル(1987年製作の映画)

3.4

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イボを執拗にいじる人、部屋にいる二人

スティル・ナハト4 お前がいなければ間違えようがない(1993年製作の映画)

4.0

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スティルナハト2の続き。背伸び少女、うさぎ、卵泥棒の骸骨。エモーショナルな曲

スティル・ナハト2 私たちはまだ結婚しているのか?(1992年製作の映画)

4.0

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曲、背伸びする少女、うさぎ
断片的でとても可愛い

スティル・ナハト 寸劇(1988年製作の映画)

3.0

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砂鉄がふわふわしてた

ストリート・オブ・クロコダイル(1986年製作の映画)

4.5

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原作があってメッセージ性が強いが、理解できない。でもそれが良い。何回も見たくなる、細部が丁寧に出来てるので強烈に惹きつけられる。

ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

4.0

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自転車か三輪車に乗った主人公がとても可愛い。意味はわからない。けども愛らしさやユーモラスであることはわかる。面白い。

ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

5.0

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ブラザーズクエイ短編集1より。シュールでユーモラスな物語がすごく良い。現代音楽もあっていてとても良い感じ。ヤン・シュヴァンクマイエル作品はルナシーとアリスしか見たことないけどもっと見てみようと思った

人工の夜景(1979年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラザーズクエイ短編集1より。
硬質で社会的にも見え、全くの荒唐無稽な話にも見える不思議な作品。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気がものすごく良い。良い点悪い点含めて村上春樹作品をイメージ通りに映像化してくれたような作品。言語化すると感動が薄れそうなので、何度も見ていこうと思う。

スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前作未鑑賞。それでも十分面白い。
とにかく前半は眉を顰めたくなるレベルの殺戮。それでもやられる側も悪人が多いのでまだ見られる。後半からの殺人鬼一家VS殺し屋集団の戦い様は年代物のウイスキーのよう。
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The Wave(原題)(2019年製作の映画)

3.8

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バッドトリップ+SFのような不思議な感覚の映画。結局現実なのか妄想なのかわからない形にしつつ、伏線の回収の仕方が見事なので異様な高揚感に包まれた映画。細かいことを気にしてたら頭がこんがらがるので、純粋>>続きを読む

ダークレイン(2015年製作の映画)

5.0

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何食ったらこんな物語作れるんだってほど面白くてあっという間だった。内容を紐解くと根源は「異能者の少年の暴走によるスリラーもの」というシンプルなものなんだけど、中盤までの導入が物凄い独特で全く本質に辿り>>続きを読む

パラドクス(2014年製作の映画)

4.7

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フォロワーの方に勧められて見たらめちゃくちゃ面白くてびっくりした。
二つの物理ループものがクライマックスで繋がるんだけど、35年経った時の演出が両方ともエグい。閉鎖環境で35年閉じ込められた時の想像で
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ザ・シェフ 悪魔のレシピ(2016年製作の映画)

3.8

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予想以上にストーリー性のあるホラー。
イギリスに根強く残る人種差別的な部分に抵抗をしていたり、自身の行為への苦悩が描かれてたり、単なるB級スプラッターでは片付けられない映画。人間ケバブを作るまでに至る
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マンホール(2013年製作の映画)

3.9

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最初から女性の脱糞と嘔吐シーンでとにかく汚い。
中盤からこれでもかというほどの嘔吐とグロテスク描写でこっちも頭おかしくなるんじゃないかってレベルになり、毒ガスで朦朧とするレベルの不条理と幻覚の入り乱れ
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セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

4.4

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セデック族の集団自決シーンや、一郎と二郎の最後など、史実に基づいた部分は目を背けたくなるほどキツい。特に赤ん坊をあやしながら首に縄をかけるシーンや、崖から落とすシーンはかなりキツい。ランボー2ばりのど>>続きを読む

セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

4.5

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昔、海角7號の監督がインタビューでこの霧社事件を映画化したいと言ってた時、調べてめちゃくちゃびっくりした史実。台湾の原住民族について興味をもつきっかけになった。
前編では如何にこのような悲劇が起きたか
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

4.5

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ドラマ版を先に鑑賞。
サイレントヒルのような世界の根底に当時の歴史背景が練り込まれており、現実の恐怖が説得力となりより重く感じた。現実世界のふとしたこともちょっとした伏線になってて、精神世界で反映され
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サスペリア(1977年製作の映画)

4.6

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古典的名作。ホラー映画だけでなく色々な業界に影響を与えた感じが伝わった。
・ゴブリンのBGMが印象的で常に不安を感じられる。何かがいる!と感じさせてくれるし、曲単体でも好き。
・赤や緑のライトで不安を
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

面白い。自殺したボーカルの写真で有名なメイヘムだったけど、まさかこんな歴史があったとは。
悪魔崇拝とか近寄り難い雰囲気ではあるけど、中心にあるのは普遍的な若者たちの衝動で、それを取り巻く環境がたまたま
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