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響き渡る塀の向こうの音が凄まじい。銃声、悲鳴、怒号、それに全く関心を向けずに普通に生活する司令官の家庭。その家庭はごく普通の幸せな家族であるが、ずっと泣き止まない赤ん坊や逃げる母親など、普通に見えても>>続きを読む
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切ない。ちょっと頭が硬いけどどこにでもいる普通の中年が、異常事態に巻き込まれて負の部分や嫌な側面がむき出しになってく映画。本人に落ち度は無いし、同情すべきシーンだらけだが、立ち回り方が下手すぎて渦に飲>>続きを読む
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最初から犬人間が出てくるインパクトのあるスタート。前半こそクリスチャンとフランクがシュールながらも共生する不思議な関係なのかなと感じるが(シグリッドも遅刻魔だったりスマホ依存症だったり、フランクの財産>>続きを読む
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豚と呼ばれる内気な太った少女サラの巻き込まれるスリラー。殺人鬼に恋してしまう切ない展開で、ノイズに近いエモーショナルなBGMを背景に唇が触れ合いそうになるシーンは非常に印象に残った。
クライマックスで>>続きを読む
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自分の犯罪をクローンに罰を受けさせる事で免れる文化のある島で主人公が巻き込まれる恐怖。ミアゴスの怪演がエグ過ぎる。主人公のメンタルもボロボロにされるし、自分がクローンなのか入れ替わったのかそれすら明言>>続きを読む
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オンライン試写会にて。
骨太な黒社会での抗争に巻き込まれた主人公のゴア描写たっぷりのバトルアクション。夜テレビをつけたらやってるダイハードのような設定でありながら、人体破壊シーンがガッツリ描かれてて思>>続きを読む
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久々に視聴。この時代のサイコホラーはほんと素晴らしくて良い。小説を先に読んでおり、正直小説の方が好きだったので点数を低くしたが、グロ、ゴア度は今の映画の礎になってるなという歴史を感じるし、面白さもそう>>続きを読む
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厨二病系連続殺人犯の儚い恋を描いた映画。凄く良い。こういう映画があって良い。「理由があっても殺人はダメ」とかいうような説教じみたシーンは無く、あくまでも殺人犯は自分の中の哲学に従っており、「こうして生>>続きを読む
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10年ぶりに再視聴。やはり名作。
前半は出所したクムジャが13年間自分の復讐の為に周りを利用して自分を陥れた犯人を追い詰めていく。偽りの親切とはいえ自身の理解者や、本当の娘にも会え、次第に自分を取り戻>>続きを読む
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平行世界の自分が入り乱れる中で過去に観てきた幽霊が自分自身だった、というオチは予想通りだったけど、見せ方がとても美しく胸がじんわり暖かくなる。そんな感じの短編映画だった。前半の不気味さはむちゃくちゃう>>続きを読む
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ベニーが可愛すぎる。
さらにB級ホラーっぽい作りなのにクライマックスのロボットバトルのような妙に作り込まれた映像や、人形としてコミカルにしてるからまだ見られるけど実は相当なスプラッター描写を平気でやっ>>続きを読む
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悪質な転売屋吉井が因果応報とまでに周りの人々から命を狙われる…という展開から後半一転、佐野という一見好青年なアシスタントが窮地の吉井を救うというシナリオだが、この佐野が一番素性や目的が見えず、大きな暗>>続きを読む
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初代仮面ライダーを視聴してからの鑑賞。
唐突な場面転換やカメラワークを他のレビューで指摘されていたが、むしろリメイク前にかなり忠実。アクションシーンなんかリメイク前をベースとしてるため、非常にもっさり>>続きを読む
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めちゃくちゃ好みの映画。ゴーストストーリーの監督と知って納得。
独特なBGMのチョイス(讃美歌系や不協和音系、悪く言えばA24ぽさが濃い)、話のテンポ、カメラワーク(場面が切り替わるリズムが独特)、寓>>続きを読む
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コワすぎワールド全開のジェットコースターアクション。もう何でもありだし、キャラものとしてもぶっ飛びまくってて面白かった。独特なキャラ付けの霊能者は白石監督の過去シリーズを彷彿とさせてすごくよかったし、>>続きを読む
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ダークレイン、パラドクスのアイザックエスバン監督なのでもっと複雑なシナリオを想定していたが、比較的王道のゴシックホラーだった。
サン=サーンスの死の舞踏が効果的に使われていてすごく優雅で怖気がしてよか>>続きを読む
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戦場カメラマンの視点から切り取ったアメリカの内戦。ジャーナリストという第三者的立場であり戦争には参加していないが、簡単に標的になり得るし命を落とす絶妙なラインにいる彼らの緊張感がものすごい。内戦の理由>>続きを読む
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面白い!!死霊のはらわたのオマージュシーンが多く、王道のゾンビ展開だけど細かく良いなと思う表現が多かった。
以下良かった点
・雪に埋まってしまい上下も分からずパニックになるのをカメラの移動と人物の声>>続きを読む
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監督が童夢に強く影響を受けたと事前情報を入れて見たけど、もろ童夢のラストバトルまで紡がれる緊張感がものすごく良くてびっくりした。アンビエントな音楽と特徴的な色の画面、薄暗い雰囲気、夏休みに団地に残った>>続きを読む
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序盤のミステリー風な腹の探り合い、中盤の谷野の鬼気迫る演技、クライマックスの予想もしない壮絶な展開と、めちゃくちゃ惹きつけられた映画。問題のある生徒を探す中で、教師の問題が徐々に露呈していく構造は非常>>続きを読む
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スプラッター描写と悪趣味描写がさらに過激に。と言っても前回から不死身のモンスターという属性が最初からついてるので、恐怖は無く、安心してスプラッター描写が楽しめる映画。でも長い。
遊園地に入ってクライマ>>続きを読む
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テリファーに比べるとスプラッター度は少ないけど、80年代ホラーのようなノスタルジックな雰囲気もありつつ、計算された精密さも垣間見える悪くない映画。2つめの宇宙人との追いかけっこは、あまりにもチープかつ>>続きを読む
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凄すぎる脚本。物語としてめちゃくちゃしっかりしてて最初から最後まで楽しめた。二分間のループを理解した後のそれぞれの行動がとても面白くて、初期位置の概念ややり直しを利用した行動などが、各人それぞれ異なっ>>続きを読む
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超絶大傑作。あんなアクションシーン今まで日本の映画で見たことない。まひろのアクションシーンも今まででも相当なレベルの高さだったのが、冬村かえでの全身から出る圧倒的な存在感と呼吸を忘れるほど緊迫した空気>>続きを読む
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言語化しにくいが、ものすごく面白い映画を観た、という感覚。
主人公のモナが畑で凍死してる場面から始まり、彼女のヒッピーな生活を巡り、関わった人達の回想を繋げていくドキュメンタリータッチな映画。ただ登場>>続きを読む
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コメディでもサスペンスでもないキワキワの部分をあえて飛ばしてるような意地の悪い映像が三時間続く映画。スッキリもしないし意味もわかりにくく、冴えない弱者中年男性がただひたすら起こる事態に翻弄されイジメ抜>>続きを読む
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スターを夢見る少女の苦悩と挫折を描きながら、さらっと彼女の異常性を差し込んでる映画。面白かったのはオーディション以降の彼女の挫折と異常性の独白のミアゴスの演技。長回しでこれまで溜めてた鬱憤を独白するが>>続きを読む
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松重豊さんの巨躯の恐怖がものすごく引き出されてると感じたサイコホラー。他の映画やドラマで松重さんの身長の高さを感じたことは少ないが、忍び寄る時の影、横顔のシルエット、無表情に迫り来る様子などが圧倒的な>>続きを読む
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途中までのちょっと気持ち悪い中年の妄想も入ったような一方的な恋愛劇に差し込まれるちょこちょこ不穏な影。そして中盤の青山が薬を盛られて倒れるまでの幻覚のシーンで頭をぶん殴られたような気分に。そしてホステ>>続きを読む
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恐怖というより不条理感の強いサスペンス。古川琴音の追い詰められて目の光を失っていく様が露悪的で面白い。家族の不気味さはふんだんに盛り込まれているが、整合性がなさすぎる不条理感に時々置いてかれそうになる>>続きを読む
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久々に見たけどやはり面白い。
リング2のようなリングをさらに同じレベルで続けるより、さらに話が大きくなっていきホラーではなくなっていくというのが物語としてものすごく面白い。ラストの復活した高山と貞子の>>続きを読む
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昭和レトロで独特な囁き声で信号を伝える宇宙船はすごく可愛い。外と中を誤認してしまい、蛾の羽ばたきを星と間違えてしまうのも詩的で良い。
でも全体的に長ったらしく、メッセージ性があるようでないような歯痒い>>続きを読む
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ドラマパートがほとんど私の心の琴線に触れなかった。特攻隊、戦争への認識があまりにも王道過ぎてあまりハマらなかった。ただベタすぎるストーリーに佐々木蔵之介や吉岡秀隆の演技でさらに芝居がかったストーリーの>>続きを読む
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バイオレンス、アクションに重みを置いたハングズマンノットに近い色。前半は裏社会のドラマパート、後半は阪元監督の特色の強いコミカルかつハードなアクション。普段阪元監督の映画で大活躍する伊能さん、高石さん>>続きを読む
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今回もちさととまひろのゆるい会話劇に激烈なアクションというギャップがたまらない主軸に、成り上がりを夢見る殺し屋兄弟たちの青春劇がプラスされる展開。「違う形で出会っていれば友人になれたかも」というクライ>>続きを読む