ごじごじさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

2.5

砂埃と銃声と酒と女とインディアン…西部劇はそれなりに観てきたけれどいまだどれも似たようなものに見えてしまう自分にとって、ああこういう構成の西部劇もありなんだな当時は新鮮だったろうなといったところ。一つ>>続きを読む

ある子供(2005年製作の映画)

3.0

どうしようもないクズを淡々と描写するものなど珍しくないけれど、クズ描写とクズ演技が出色という点で収穫。本当に自分のことだけを考えていてその自覚が全くない故観客全員が瞬間的にナチュラルボーンクズであるこ>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

1.5

いい話風に仕上げているけれど。よそ者が突然やってきて自信満々に生活に介入してきて世直しされたみんな幸せ…あまりに住民に失礼なように思い、終始違和感。大人同士の出会いなら、双方向に影響しあってのハッピー>>続きを読む

17歳の肖像(2009年製作の映画)

2.0

またしても適当な邦題で…。自伝を基にした脚本で「あなたは聡明で美人」などと相手に言わせるのは原作者どういう気持ちか。話はチープでありきたりだけれど事実に基づいたものなら仕方ない。'60年代が舞台である>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

4.0

単純に楽しい!キアヌかっこいい!サンドラかわいい!だけで賛辞として必要十分ごちゃごちゃ語るなと思う端から、低予算映画・監督50歳デビュー作といった側面から、才能と発想と演技力等々、人間が力を合わせるこ>>続きを読む

スマイル 聖夜の奇跡(2007年製作の映画)

2.0

興行的には失敗になるのかな。「タイ人関係」などの駄洒落系ギャグは映画と相容れないし、子役が役名で芸能界デビューするといった後日談には痛ささえ覚える。テレビ局全面協力のベタ褒め宣伝とか豪華ゲスト俳優カメ>>続きを読む

銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

2.5

人気漫画の実写化に待ち受ける期待とリスクを計算して堅実に作られていることに、まず賛辞を送りたい。キラキラさせるのばかりが青春映画の役目ではない。原作のチープなギャグが苦手な自分には好ましかった。

アブラカダブラ(1970年製作の映画)

3.5

簡単明瞭な子ども向け短編と思わせて、地球を救う4人の(いかにも善良そうな)子どもが、白色・銅色・黒色・黄色人種から1人ずつ選ばれていること、かつ今なら差別と騒がれるのを恐れて控えそうな「典型描写」をや>>続きを読む

私は猫ストーカー(2009年製作の映画)

-

開始早々の手ブレ映像で拒否感。その後回復する兆しなく終了。相性の問題。

アレックス・ライダー(2006年製作の映画)

1.9

「日曜の朝何となく目にする子供向け番組みたいな何か」が93分続く。諜報員に必要な技能の英才教育をそうとは知らずに受けて育ち、スカウトによっていきなり大舞台デビュー。そのまま八面六臂の大活躍で世界を救う>>続きを読む

就職戦線異状なし(1991年製作の映画)

2.0

実在の大学名でいきなり賭博サークル登場、目を疑う。自分たちこそが世界の中心だった時代のフジテレビの自信満々の軽佻浮薄なノリ全開。記録映像と捉えて我慢。売れっ子・売り出し若手俳優/女優陣の演技が…なんだ>>続きを読む

GONIN(1995年製作の映画)

3.0

監督の技巧やセンスが時代から突出していることは十分に感じられるものの、悪も暴力もこちらが求めていないゆえに内容に入り込めず。俳優陣の熱演の背後にいるスタッフ陣の様子など想像しながら「観る」のではなく眺>>続きを読む

姿三四郎(1943年製作の映画)

3.5

精錬実直、かつ明るい。かつて日本人にみな品性があった時代の記録映像のようにも思えた。柔道知らない、原作未読、講道館は単なるご近所、でも時間の過ぎるのが速かった。

人類資金(2013年製作の映画)

1.0

観月ありさと香取慎吾が画面に入ってくると急に嘘っぽくなる。ご本人には悪いけれど観月ありさと香取慎吾にしか見えないので仕方ない。あともう一歩で面白くなるだろうにという気持ち悪さが続き、お金かかってるだろ>>続きを読む

わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

3.0

歴史的背景およびこの映画の趣旨を鑑みれば、思想に関して色々と思いを巡らせて観るべき作品ではあろうけれども、近現代史に大変疎いために味わうより眺める態度で臨んでしまう。ただ、当時も庶民に観せるための映画>>続きを読む

ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)

5.0

映画の出来は★5まではいかないかもしれないけれど、この映画の目的や意義など鑑みれば応援の意味も込めて★5でいい。非常に込み入った問題をスッと腑に落ちるよう「眼前の事実」として突きつける。そして腑に落と>>続きを読む

ホットロード(2014年製作の映画)

2.5

昨今の若手売り出し用の漫画原作映画と比べれば随分誠実に作られていて好感を持てる。原作に忠実な設定と茶髪などのアレンジに作り手の苦悩や迷いを推し量る。どの層をターゲットにしているのか分かりづらかったけれ>>続きを読む

前橋ヴィジュアル系(2011年製作の映画)

1.0

説明過多と凡庸、これに尽きる。人物の台詞・行動が想定の範囲を出ない、さらにそれら言動を全てきっちりと言葉で説明するので、こちらから彼らに近づく必要がなく、したがって興味も湧かないのであった。

舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

2.5

多少強引な設定によるオムニバス形式の小品集であるが、各話様々な趣で飽きさせない脚本と名優の演技合戦、時間が速く過ぎていく。冷静に考えれば魅力に欠ける主人公なのにとにかく美しく美しく、他の女優を露骨な引>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.7

視線と表情と背景としての音声で伝える巧さに感じ入り、映画の見本を見たような思い。内容はヒリヒリと痛く、若い演者は見事に役割を果たし、ちゃんと娯楽になっているのだけれど一回観ただけでは多くを見落としてい>>続きを読む

犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

2.0

つまん…ない…人物の言動にリアリティがなく、動物の撮影にパワーを集中させてしまったのかと勘ぐってしまう。「犬の10戒」も動物の演技も素晴らしい。けれどそれは映画の評価とは別もの。

暗殺教室(2015年製作の映画)

1.0

人気のある何かを引っ張ってきて、売り出し中の若手に役をあてがい、一定のCG技術とベテランの助けとプロモーションで儲けを出す…本当にこういうの多くてうんざりする。個別に何がどうだとダメ出しして不満を解消>>続きを読む

ピーナッツ(2005年製作の映画)

1.4

映画が大好きでいつかは自分の作品をつくりたいと切望している人が、好意的に迎えられることが確信できる状況でファン・ムービーをつくり世に出した。これで全部説明がつきそうな。批評の対象にならない。学園祭で仲>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.3

背景知識の乏しさ故に軽率な感想は言えないと気構えてしまうものの、この映画はそういう層も想定して作られているはずと考え直す。原作、スタッフ、演者、優れている、プロである。負の遺産との新しい付き合い方。

神様イノンと火の物語(1972年製作の映画)

3.0

言いづらいけど説教くさくてつい飽きる。何か特別なものを観たという満足感は確かにあるんだけれども。神話の時代でさえイヌ科のみなさんは今と変わらぬメンタルの持ち主であるらしい。

ミスト(2007年製作の映画)

3.5

導入部分で「なんだかんだいってやっぱりかなわない。ベタなのにうまい!」とアメリカ礼賛の気持ちが起こる。が、飽きてくる。だってベタだから…そういう目で見ると雑で穴だらけの映画に見えてくる。そしてダレる。>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.0

子ども向け時代劇と思えば満点。これで時代劇、古い名画、果ては日本の歴史にまで興味を持つ人が増えてくれるなら。間口として立派に機能してる。

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

2.9

初見はイベント付き試写会。ゲストのイギリス料理評論家?ライター?か何かの老婦人のふてぶてしさがやたら印象強すぎて映画よりインパクト大であった。さて映画。ヒロインはマライア並みの脱ぎたがり見せたがり?あ>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.4

お得意のただただ繊細な絵柄、導入部の展開の速さ(後半ダレるけど)、10代の容姿に恵まれた男女という設定、都会と田舎の風景のいいとこどりに天体ショーとタイムリープを取り入れた着想力etc. 大衆を惹きつ>>続きを読む

美女と野獣(1946年製作の映画)

2.0

細部まで豪華かつこだわり抜いて作り上げられたおとぎ話の世界に、とにかく圧倒的なほどの美女。その一方で野獣の特殊メイク(というよりむしろ扮装)のチープかつ微笑ましいほどの手作り感のせいで、なんだかかわい>>続きを読む

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