ゴム水さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ゴム水

ゴム水

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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

フィンチャー映画は毎回オープニングクレジットかっこいいな〜。

めっちゃプロフェッショナル論語る割に結構ウカツなファスビンダーがかわいかった。やっば寝てた、みたいな瞬間にも共感。
シーンの切り替わりが
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.2

勝手な人間たちと、実際のところはどう思ってるかはわからないEO。奇妙な音や映像も、ロバ目線だとこう聞こえて/見えてるのか?とか想像すると面白い(ロボットはわからんかったけど)。

急にイザベル・ユペー
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遺灰は語る(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

急に別の短編が始まって、最後ナレーションと雑なアップで終わる(画像がガビガビになってるくらい雑)。くすっと笑える小品、みたいな雰囲気からのそれだったので呆気に取られたし、なんか面白かった。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

胸糞のわるい傑作。なによりディカプリオの空っぽさと、デ・ニーロのタヌキっぷり!

広い草原の画とかに今っぽさというか、こういうのも全然できちゃうぜ?みたいなスコセッシのドヤ顔が見えた。突然の、雑で乾い
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マングラー(1995年製作の映画)

3.8

クリーニング工場の方々から噴き出る水蒸気とでっかくて禍々しいマングラー!その異様さにいきなりやられる。

一度マングラーを止めた後をこの映画の肝とするか、蛇足とするか。個人的にはハッピーエンドで90分
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メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)

3.5

アメリカ郊外コメディ。
ご近所大好きワルガキがかわいい。
今作るとしたら人種問題とかで真面目に、もっとギスギスしそう。サスペンスは薄くなるけどこれぐらいゆるく、気楽に観れるのもいい。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

ドニー・イェンかっこよすぎ!

前作に比べてメリハリがあったように思う。長尺でも楽しく観られた。上から視点の長回し風アクションとか、魅せ方もフレッシュに感じた。花火みたいな銃がド派手でよい。誇張しすぎ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.4

やらかしたときはより上のレイヤーに直談判。

いたる所で命狙われてて大変そうだった。ニューヨーカーたち、殺人見慣れすぎでは?ゴッサムシティでももうちょっと騒ぎになると思う。そもそも殺し屋めっちゃいるし
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サムシング・ワイルド(1986年製作の映画)

4.4

いい女の前でついワイルドぶっちゃった小市民男の地獄巡り。面白い!
レイ・リオッタが出てきて一気に不穏になり、ストーリーが急展開してからが特に良い。ケチな男が、惚れた女を取り戻すためにバンバンカード切っ
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アワーミュージック(2004年製作の映画)

1.8

わからなくて途中寝たけど、その時みた夢が面白かった。起きて改めて見直してもわからんかった。し、正直退屈……。
天国(?)の湖畔ではちゃんと水着の女が遊んでて、そこはよかった。

みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

3.0

徹頭徹尾くだらない。が、行き当たりばったりなストーリーで馬鹿馬鹿しいギャグを延々と、しつこくやり続けるところになにか凄みのようなものがある……気もする……。

ダンカンの空っぽさはおもろい通り越してち
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

レクターのキャラクターが強すぎる。以降数々のエピゴーネンが生まれるの納得の強さ。胸板が厚いのも怖い。
そんなレクターに食われて(notカニバリズム)かわいそうなバッファロー・ビル。暗視ゴーグルが不気味
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おんなの細道 濡れた海峡(1980年製作の映画)

3.3

日本海。
港町と死とエロス……これは間違いなく好きなやつだと思ったけど結果そんなでもなかった。

ひとりごとで喋らせすぎだし、小っ恥ずかしくなるセリフも多々だったが、うどん食べながら寂しいねと言いあう
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クレイジー・ママ(1975年製作の映画)

4.0

女3代ハチャメチャ犯罪ツアー。
キャラクターが総じてかわいいし(おばあちゃんっ子な不良最高、おばあちゃんもかわいい)、テンポが良くて楽しい。銃撃戦、カーチェイス、お色気もあって80分。娯楽作として理想
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.2

昔なんにも知らないまま観てぶっ飛ばされたけど、知ってて観てもおもしれ〜。
サルマ・ハエックの女神っぷり!!

看護婦日記 獣じみた午後(1982年製作の映画)

3.8

同監督のズームイン暴行団地は奇っ怪過ぎてついていけなかったが、これくらいの奇っ怪さは好み。というか、かなり面白かった。ちょっとジャーロっぽさも感じた。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.9

すぐ嫁を殴るクズの半生記で主人公はほんとにどうしようもない人間なのだが(勘繰り入ったら全く話が通じなくなる感じがマジで厄介)、クールな編集とデ・ニーロの力で観てしまう。し、反省も成長もしてるのかどうか>>続きを読む

緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

4.1

孤独なまま、もしくは家庭に居場所のない中年になるとこんなツライことに……。ほんの出来心で総崩れ。気をつけねば。
ヒモ野郎のクズっぷりは腹立つけどここまでくると天晴れ。ムカつくツラ構えも素晴らしい。
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ローラ殺人事件(1944年製作の映画)

3.6

捜査してるうちに殺された女を愛してしまった刑事、というだけでかなりいい。ノワール。

裏窓(1954年製作の映画)

3.7

グレイス・ケリーがとんでもない輝き。
向かいの部屋から見える、それぞれの窓の中の人生が映画そのものな気がしてくる。
洒落たオチにもニッコリ。

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.0

デ・ニーロ応援しちゃってた。
音楽も映像も大仰、そしてそれに負けないデ・ニーロの濃さ。スプリットフォーカスの多用もあって、デ・パルマ意識してる?とか思ったり。花火のシーンもどことなくミッドナイトクロス
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デ・パルマ(2015年製作の映画)

3.6

デ・パルマの全自作解説。
笑い話を挟むサービス精神や豪快な笑い方は結構意外だったが、昔父親の浮気を尾行してたのはさすがすぎて笑った。画面分割について、現実にはできない物の見方ができるのが面白いんだみた
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.4

どこ切り取っても不気味。
会話の成り立たない萩原聖人イラついたな〜〜

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.1

手描き感の強いCGアニメーションがかわいいし楽しい。

タートルズのティーンエイジノリも面白かったけど、正直世代と英語力の問題でわからないギャグも結構あった。でもネズミとゴキブリのベロチューはさすがに
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

カリート兄貴渋いっす!

ひどい髪型で最初わからんかったけどショーン・ペンやん。ヤクザに感化されて荒ぶってる小物弁護士のイタさと厄介さ。コカイン狂いだし。

デ・パルマ印のこれみよがしな映像技法は今回
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レイジング・ケイン(1992年製作の映画)

3.5

よっ!デ・パルマ!って感じで満足。
カジュアルに野外セックスしててウケた。あんまり普通やんないよ。

多重人格演技もキモくてよかったけど、その後マカヴォイがすごいのやっちゃってるからな〜。

ミッション・トゥ・マーズ(2000年製作の映画)

3.7

冒頭、ミニロケット打ち上げからのホームパーティ長回しが多幸感あってまず良い。火星の竜巻のショボCGで不安になりつつも、宇宙船内の無重量描写も面白いし、なにより素晴らしすぎるエンディングで全部チャラ!

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.2

視点の低いカーチェイスが迫力あってよかった。アトラクション感。電車が衝突するところもギョッとするようなインパクト。
ラストのビターさも印象的。こんな嫌なヤツ死んだらええねん、とか思いながら観てても実際
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.5

キマったショットの連続。美しい。いちいち挙げてったらキリないけどダンスの渦に巻き込まれていくところが特に印象的。エンディングテーマも最高。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.8

シネマート新宿 ブースト上映にて鑑賞。
爆炎、大雨、暴力、なにもかもが凄まじくて感動。橋渡るシーンとかやばすぎる。あらゆる面で容赦のない大傑作。

整備完了したトラックのライトが順番に点くところかっこ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

舞台劇、の裏側、を紹介するテレビ番組。3重構造の箱庭を作り上げるのはもう偏執の域。冒頭いきなりご丁寧に、今回の箱庭はこれです、と説明してくれる。

虚構の中に現実が、みたいな話も出てくるが中途半端な印
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按摩と女(1938年製作の映画)

3.5

温泉に行ったので旅館で、せっかくだから温泉街を舞台にした映画を。まるで一枚の絵のように切り取られた高峰三枝子が美しい。

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.9

三船敏郎と山田五十鈴、顔ヂカラがすごい夫婦。特に五十鈴の能面みたいな顔がこわすぎる。イワクつき離れの禍々しい雰囲気がさらに恐怖を盛り上げる。

蜘蛛巣城に籠城してから特に面白い。森が動いた!
ラストの
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スペースバンパイア(1985年製作の映画)

4.1

いろんなジャンル映画を乱暴に盛り付けた感じに痺れる。

とにかくマチルダ・メイがパーフェクトボディ。あなたの理想の女を具現化したのがこれよ、って言われてもちゃんと説得力がある。ロンドンの地獄絵図っぷり
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知りすぎた少女(1963年製作の映画)

3.6

かわいいスリラー。
ホームアローンみたいなことやってたり、それで怪我させちゃってごめんねと思いながら普通に次の日イタリア観光デートしてるのが、なんか緊張と緩和というか、かわいい映画だな!と思った。音楽
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ブラック・サバス/恐怖!三つの顔(1963年製作の映画)

3.6

ジャーロ/怪奇/オカルトのフルコース、にデザート的な最後のおまけでハッピーに帰れる。サービス精神に溢れたオムニバス。

3本目の、マリオ・バーヴァ印の異常な照明と強烈な死体の顔。猫と人形だらけの屋敷も
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