ゴム水さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ゴム水

ゴム水

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教師女鹿(1978年製作の映画)

3.3

意味ありげなキャラクターたちが特に本筋に絡まずに消えていく。女鹿先生もいまいちどんな人なのか、どこまでが計画なのか、結局目的を達成したのかよくわからないままラスト急に出てきた知らないオヤジと野外セック>>続きを読む

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

4.4

俗っぽくて下品!たまらん!
ビーチで絶対公共の場に相応しくないレベルのほぼ前戯みたいなキスをさせて、その周りをカメラがぐるぐる回るこの過剰さ。最高!
閉所恐怖症の克服させ方もすごすぎる。

断絶(1971年製作の映画)

4.1

映画の印象はドライバーとメカニックが乗るシェビーへの印象そのまま、いびつで風変わりで、ゴロっとしててカッコイイ。
行き場のない奴しか出てこないロードムービー。どこまで本気でやってるレースなんだ?と不安
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最凶女装計画(2004年製作の映画)

3.4

アホで下品なんだけど、最後はなんだかいい話に。黒人・白人・男・女みんなバカに描いているのでむしろフェア、そんなに嫌な気持ちにならなかった。
ショッピ〜〜ング!!

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

パロディにされすぎてて心のどこかで舐めてるところがあった気がする。ちゃんと観たら面白かった。
ド派手なアクション映画をやっても漏れるデ・パルマみ。盗撮とセットの撤収から始まるのも流石、好き。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

映画愛とかよりもっと手前の、オブセッションに近いなにか。初めて映画を観た少年が映画の魔力に魅入られる瞬間からもう感動してしまう。
なんでこんなにも映画に惹かれるのかをハンパに説明しないところが逆に誠実
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんかギャグセンスが合わなかった。変なことして(やらせて)ほらウケるっしょ、ってそれスシローで醤油差し舐める奴と変わらないじゃん……みたいな気持ちに。そういうシュールさはマルチヴァースのバリエーション>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.2

チャニング・テイタムの可愛げで観ちゃう。
ベタなロマンスの後ろで噴火する火山の安モン臭さがよかった。嫌いになれないB級感。

愛獣 襲る!(1981年製作の映画)

3.5

ハードボイルド。寂れた港町の雰囲気が好みだった。
ペキンパーばりのスローで、くるくる回りながら死ぬ小林稔侍!

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

全体のほとんどを占めるバスケの試合描写が臨場感あって素晴らしいだけに、大量の回想がバンバン入ってその都度流れが断たれるのが残念。それでも全体的に、漫画が動いてる!って感動があるし(オープニングからして>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

別にあんた映画に救われたってわけじゃないじゃん!って感じで、映画しか逃げ場のない人間からするとなんだかなーという気持ちに。サビ残させてまで観ないといけなかったか??

オリヴィア・コールマンの演技はす
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ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)

4.7

おもろすぎ!サイコー!
景気のいいオープニング、から豪雨のフットボール、そこで起こる大惨事でもう鷲掴み。落ちぶれてやさぐれたブルース・ウィリスがシブいし、ハッタリとユーモアで窮地を乗り切るのがいい。ボ
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バルトロメアの裸体が美しすぎた。信仰が揺らぐのもわかる。

天然/打算・聖/俗みたいな相反する要素をひとりのキャラクターに詰め込むヴァーホーヴェン。そもそも人間ってそういうものなはずなのに映画でそれを
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マリア 尼僧の匂ひ(1977年製作の映画)

3.2

ベネデッタに向けて鑑賞。
全裸にウィンプルがおもしろエロい。

シーンとしては悪魔崇拝ミサがハイライト。おでこにペニスみたいな角が生えた悪魔(おじさん)……!!

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジャック・カービー的な世界に変な見た目の生き物がいっぱい出てくるのが楽しい。
ただ、モードックの死をギャグにするのは倫理的にどうなの?と思ったし、テーマがブレちゃってるのでは。
(今後モードックが復活
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.7

ジャック・ニコルソンが軽いノリで演じる探偵モノ、からどんどんいやーな話に。そして容赦ないラスト。あと激細眉フェイ・ダナウェイの存在感。
夕暮れをバックにしたオープンカーでの2ショットがよかった。

バビロン(2021年製作の映画)

4.3

いろいろと思うところもあるにはあるけれど、セックスとドラッグ(と死)に彩られた空虚で華やかな、狂乱としか言いようのないハリウッドとロサンゼルスのどす黒い裏社会をこれだけみっちり描いてくれたんだからそり>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.6

夜のNYをビカビカに照らすネオンとパトランプがかっこいい。地面の水たまりにも反射してさらにビカビカ。
もったいぶらずにタイトな作りでよかった。銃声がデカいのもGood。

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

全然話は違うのに終盤はどこかライトハウスと似たテーマに。語りたいことが一貫してる。前作では灯台、今作では火山。
ジワジワ追いつめる復讐は正直日数かけすぎでは?という気もした。けど野獣のように強い主人公
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黒い罠(1958年製作の映画)

3.8

オーソン・ウェルズ演じるクインランの存在感。でかい。
監督としても最初の長回しからしてすごいし、なによりずっと陰影がかっこいい。
マレーネ・ディートリッヒも出番こそ少ないけど印象的、スターのオーラとい
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.1

巨根バカ一代
長回しを連発しててもいやらしくなく自然に見られるし、ハラハラするところはきちんとハラハラする。映画撮るの上手すぎる。DJ MIXみたく次々と展開される音楽もいちいち良い。

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.5

荒廃したNYと近未来ガジェットのディテールがおもしろい。ヘッドライトにシャンデリアつけてるのとか馬鹿馬鹿しくて最高。そんな荒れた世界の話なのにどこか静かなトーンなのも良かった。ワルがうごめく感じ。どデ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.6

ずっと濃い。キメの連発。すべてのひっかかりをすごいアクションと物量と熱量で押し通すパワープレイ。

普通ならクライマックス級の戦いの後にINTE"RRR"MISSIONが入ってわらった。
せっかくイン
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コン・エアー(1997年製作の映画)

4.0

たまに無性に観たくなる。何回観ても、いつ観てもおもしろい。

はなればなれに(1964年製作の映画)

3.6

三流パルプノワール愛。すべてが杜撰なのがいい。
とってつけたようなエンディングも好み。

勝手に逃げろ/人生(1980年製作の映画)

2.9

変なスローモーション!
大事っぽいところから全然どうでもいいところまで、無作為に?スローにしてるのがちょっとおもしろい。

右側に気をつけろ(1987年製作の映画)

2.9

ずーっとなに言ってんのかわからなかった。
オフビートなギャグが面白い。特にゴダール演じるゴダールが車に飛び乗るところ。

Dr.Tと女たち(2000年製作の映画)

4.0

リチャード・ギアがやりすぎなぐらいのイケオジハンサムっぷりで笑う(これは明らかに笑わせにきてる)。
結婚式に嵐がきて以降のデタラメさにぶっ飛ばされる。嵐の中車を運転するシーン(スクリーンプロセス?)の
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ウォーターメロンマン(1970年製作の映画)

3.3

良くも悪くも主人公がパワフルすぎた。あんまり事態の深刻さが出てない反面、重くなりすぎず明るく観れる良さもある。音楽も好みだった。

"黒人だからモテる"みたいなのもそれはそれで嫌、っていうのはゲットア
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愛されちゃって、マフィア(1988年製作の映画)

4.1

いいロマコメは観ててしあわせな気分になるな〜。特にエンディング〜クレジットの多幸感。
ミシェル・ファイファーはちょっと不安定だけど強い女性にバッチリハマってる。し、言わずもがな超美人。爆音の80sサウ
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スチームバス/女たちの夢(1985年製作の映画)

3.9

最後の決意表明と飛び上がっていく風船への感動は性別を問わないはず。
高い声でセックス話と男の愚痴を捲し立てるジェシーと、貫禄溢れるバイオレットが特によかった。スチームバスでブドウ食べるのしあわせだろう
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ハズバンズ(1970年製作の映画)

3.7

最初の方はおじさん3人がキャッキャ言っているのをまぁまぁ微笑ましく見ていたものの、飲み屋でのしつこくて不快なおばちゃんイジメがかなりキツく、これこの後の話全然ノれないかも……、と思った。でもこれは男達>>続きを読む

メルビンとハワード(1980年製作の映画)

4.4

普通ならメインになるであろう遺産貰える貰えないの話以上に、そこに至るまでに挟まれる数々の脱線がすばらしくて感動。
特に1人目の妻リンダのぶっ飛び具合が面白い。離婚も退職も勢いがいい。TVショーで大当た
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パララックス・ビュー(1974年製作の映画)

3.7

対応するオープニングとエンディング、ズームイン/アウトする公式発表がかっこいい。そっけないタイトルの出かたもクールだし、エンディングにはゾッとする。
パララックス社西支部の無機質な作りが妙に不穏。主人
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