ごりぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.0

原作を読んでいたせいなのか、オープニングから「何か違う感」が拭えなかった。
本当に申し訳ないことではあるが、この“とにかくスタイリッシュな映像表現”が、自分の描いていた原作イメージと乖離し過ぎていて、
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忍びの国(2017年製作の映画)

3.9

原作・脚本 和田竜さんという、これはもう、脚色がどうのという話はできない作品。
映像化した時に、演出やキャストの演技が、原作に並ぶのかという感じ。
まぁ、原作を読んでないんですが。

アクションは、ス
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.4

久しぶりに、観ていて鳥肌モノの虐殺映画だった。通常のパターンだと、弱々ヒロインが仲間と協力して強くなるヤツだと思うんだが、それを裏切る展開。
とにかく、死ぬ、千切れる、爆発する。
ただ、幕間のストーリ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

映画音響の技術の歴史から、あの映画のあの音声の製作秘話など盛りだくさん。映画だけじゃなく、ロックが与えた影響であるとか。今まで、あまり理解できていなかった世界を知ることができる。
トップガンの戦闘機が
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

4.6

TBSのドラマ日曜劇場「オールドルーキー」を観ていて、既視感しかなかった。
この作品も、トム・クルーズ演じる若いスポーツ・エージェントが、夜中にハイになった状態で“正義感に駆られた企画書”を書き上げた
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『犬鳴村』恐怖回避ばーじょん 劇場版(2020年製作の映画)

4.5

中学生の娘を含む家族で鑑賞。
家族でホラーなんて観ることは初めて。
テロップや演出のおかげで、全編笑いもある作品に編集されていました。
リメイクとしては新しいジャンルであるし、エンタメとして良い試みだ
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.2

ライアン・ゴズリングvsクリス・エヴァンス!!しかも、クリス・エヴァンスは、コマンドーのベネット並みのクズ野郎!!
世界各地でアクションが繰り広げられる。
Netflixで最高の制作費ってのは、頷ける
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スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

4.0

普段あまりスプラッタ系は観ないのだけれど、Netflixオススメで観ることに。

まず、スプラッタ描写以上に、キャラの魅力が濃い!
殺人鬼なんだけれど、哲学者のような風貌であったり、チャーミングなサイ
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呪詛(2022年製作の映画)

3.7

怖いというより、気持ち悪い。
親子の葛藤とホラーは、良くあるテーマではある。
邪神とか、密教とか、馴染みのない文化が出てきたあたりで、共感性が薄れてしまった。

七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

半沢直樹の作者、池井戸潤さんの小説の映画化。半沢直樹の定連キャストをバイプレイヤーに配して、主演を野村萬斎で。
さて、正直なところ、組織人であるかどうかで、この作品の共感性はカナリ違う。
組織にその人
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

中学生の娘と、4DX3Dで鑑賞。
バズの個性としては、自己中パワハラ気質として描かれている。おそらく、それは「トイ・ストーリー」のオモチャにも反映しているのかもしれない。
猫型ロボットが出てくるが、意
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.8

アンジェリーナ・ジョリーさんの、母性溢れるキャラ。それに加えて、妊婦なのにサバイバルのプロとして抜群の生存力を発揮するメディナ・センゴア演じるアリソン。中盤はアリソンのアクションが、もう最強で堪らない>>続きを読む

恋人はゴースト(2005年製作の映画)

3.7

休日の昼下がりに観たラブ・コメディ 。
マーベルのハルク役、マーク・ラファロさんが、「キューティー・ブロンド」のリース・ウィザースプーン演じる幽霊の彼女と恋に落ちていく作品。
コメディもエロ系とかドタ
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スーパーマン(1978年製作の映画)

4.0

スーパーマンとスターウォーズのテーマって、似てるよなぁ。って思う。
スーパーマンに関しては、ステレオタイプのヒーローなので、この作品の記憶といえば、ジーン・ハックマン演じるレックス・ルーサーだった。た
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

旧DUNEを観た世代なので、懐かしいなと思いながら見る。ケツアゴ・マクラクランとスティングの対決という作品だった。当時はスティングが好きで観に行った。
さて、新・DUNEは、やはり長編ということもあり
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映画 真・三國無双(2021年製作の映画)

3.8

まず、この映画を中国に製作を委ねたコーエーの英断を賞賛したい。
中国の広大なロケーションや、思い入れ深いキャラクターの設定など、中国ならではの作品に仕上がっている。中国で日本人がロケした“無駄遣い映画
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

前作から36年が経過して、製作された続編。時代設定はもちろん、キャストも歳を重ねている。
前作の同年代に安彦監督の「アリオン」も公開されていて、今まさに「ククルス・ドアン」を公開しているので、「標的は
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ナイト&デイ(2010年製作の映画)

4.2

2001年の「バニラスカイ」での共演から、9年を経て、トム・クルーズとキャメロン・ディアスのコンビ。キャメロンは、チャーリーズ・エンジェルでも、アクションを撮っているわけで、それなりに実績があるのかも>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.3

前作に引き続き、岡田准一さんの(日本ではなかなかない)アクションを観ることができる。
しかも、今作は「SPシリーズ」でも共演した堤真一さんがヴィランである。
もう、このヴィランが、本当に愛せないゲス野
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コマンドー ディレクターズ・カット版(1985年製作の映画)

5.0

やっとBlu-rayを手に入れて観た。
吹替を2連で。
翻訳の妙や、声優さんのおそらくアドリアとも思えるセリフ。
本来の英語のシナリオも秀逸なのに加えて、遊び心が満載で何度見ても飽きがこない。
豚骨コ
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.6

パートナーが観たいと言っていたので、TSUTAYAのレンタル更新無料権で借りました。
美人だがゲスい母親(石原さとみ)とその娘、血の繋がらない父(田中圭)とその娘(永野芽郁)の2つのストーリーが展開し
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.9

ハリー・ポッターのイメージが未だに強い、ダニエル・ラドクリフ主演のアクション映画。
殺し屋の女、ニック共々にガンアクションのやりたい放題。ブラックユーモアも散りばめながらスナック感覚で楽しめる映画。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

5.0

この作品の後に、もう一作くらい観ようと思っていたのだが、余韻が許さなかった。
それくらい、揺さぶられた映画。
「何を撮ってもウルトラマンになる」と言っていた庵野秀明総監修であり、シン・ゴジラ、シン・エ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.4

本来ならNWHの前に公開が予定されていた作品らしい。それを編集して時間軸を入れ替えるなんてマジックをやれるサム・ライミ監督の素晴らしさ。

ワンダ関連のドラマは観ずに鑑賞したわけですが、この作品(に限
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ダウンレンジ(2017年製作の映画)

4.3

恐らく、源流を遡ると「ヒッチャー」や、さらに「激突」なのだろうと思う。
北村龍平監督の映画愛が、“ドライブ中に郊外で巻込まれる系”の遺伝子を見事に昇華したB級低予算映画(褒め言葉)!!
ワンシチュエー
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アス(2019年製作の映画)

3.8

久しぶりに観たホラー。
幽霊系というよりは、都市伝説系。

「見よ。 私は彼らに災いを下す。 彼らはその災いから逃れることはできない。 彼らは私に向かって叫ぶだろうが、私は彼らに耳を貸さない」エレミヤ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.2

前回の終盤に、暗殺者の組織のルールを破ってしまったために、世界中の暗殺者から狙われることになった主人公。
襲ってくる暗殺者を、あの手この手で撃退するわけなんだけれど。
“組織”の上の人達は、偉ければ偉
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

木下ほうかさんの事件で、まさしく“事故物件”となってしまった作品。恐らく、地上波では放送しないだろうと思い、鑑賞。
お笑い芸人のコンビが亀梨&瀬戸というイケメン。奈緒さん演じるヒロインに、かなりゲスい
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.2

るろ剣シリーズのなかで「人斬り抜刀斎」時代を描いた作品。
殺陣は血飛沫が舞う。ギャグもユーモアもないシリアスなストーリー。
前作でおおよその話の流れが明かされているところを、丁寧になぞった感じ。
斎藤
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.3

過去にカナリヤバい仕事をしていたのだが、「普通の生活」をしたくて、あまりうだつの上がらないオジサンになったという。「ファブル」「イコライザー」の「家庭を持ったら?」バージョン。
個人的にクリストファー
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

4.9

前半部分は、ノルマンディー上陸作戦のために、ドイツの司令塔を破壊するという潜入任務を受けた部隊の割と正当な戦争映画なのだが、そのドイツの司令塔で秘密裏に行われている実験が絡んできてから、物語はゾンビ映>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

4.6

Netflix映画ひさびさの娯楽映画。
家族で観ても楽しめる。
タイムパラドックス系ではあるが、矛盾も必要以上の難しさもなく楽しめた。
MCUでお馴染みのキャストが多く出ているのも見どころ。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.4

 3時間近い上映時間を感じさせなかった。
ヴィランのリドラーによる謎解きを軸にして、単純なヒーローの映画にサスペンスの要素が加わっている。
 歴代のバットマンと比較すると、ガジェットはマイナーチェンジ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

9.11を体験した人にとって、救いとなるかどうか分からない。ただ、起こったこと、失くしたことは変わらず、どうするのかは遺された者の課題なのだと思う。
それは、今のコロナ禍においても同じであって、考えさ
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ペイド・バック(2010年製作の映画)

3.0

ヘレン・ミレンの無駄遣い。ほぼ、回想シーンで構成されている。しかも、ジェシカ・チャスティンとサム・ワーシントンの恋愛映画のような内容。潜入中の東ドイツだけに、アクションも地味。
ストーリーとしては、小
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.5

久しぶりなミステリー映画。ダニエル・グレイブが探偵。中盤で犯人が明かされるも、探偵と犯人との騙し合いが、観ているモノをドキドキさせる。
手法としては、コロンボや古畑のテイストでありながら、人間模様は金
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